妊娠21週と5日目、4月19日
私は438グラムの男の子を出産しました
赤ちゃんは、わたしの身体を出ると同時に息をひきとりました
まだ完全に肺ができておらず、子宮の外では息ができないため
わたしが我が子の産声を聞くことはありませんでした
分娩後、わたしは大きな達成感を感じていました
また、ポコッ、ポコッと出てきた赤ちゃんの感触がいつまででも忘れられず、余韻に浸っていました
しばらく安静にということで分娩台で横になっていた私の元に旦那がきて
「産んでくれてありがとう」
と言ってくれました
その言葉に涙が溢れそうでした
少しして看護師さんが大事そうに運んできてくれたのは
小さなプラスチックトレーにのせられた赤ちゃんでした
旦那はトレーを受け取り、タオルで包まれた赤ちゃんの顔をのぞきこんでいました
ついで私、第一声は「かわいいぃ~」でした
自分でも不思議なぐらい、笑みがこぼれました
実は私、それまで赤ちゃんを見ること、会うことに大きな抵抗を感じていたのです
生きて会うことができない赤ちゃんに会う、自分の中でちゃんと受け入れられるのだろうか、と
産む直前まで、考え悩んでいました
それが、産んだ瞬間「赤ちゃんに会いたい!!」という気持ちに変わったのです
ぐっとつむった目
ぺったんこのお鼻
輪郭がくっきりしたお口
顔の輪郭
見れば見るほど
私に瓜二つだと旦那は言い
どれどれと見た私も
ほ~っ、と驚くほど似ていました
体を覆っていたタオルをそおっとめくりました
とてもきれいな体でした
私はおそおるおそる赤ちゃんのカラダに触れていきました
握手をした手は、わたしの人差し指が入りかねる、とても小さいものでした
そしてこの手に我が子を抱き上げ、その「重み」をいつまでも忘れないよう
抱きしめてやりました
つめたくなった我が子
ただただ可愛くて、ただただ愛おしかった
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ここまで読んでいただきありがとうございます。
ペタ(足跡)で、みなさまとのご縁ができればうれしいです。
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