もうすぐ冬至です

冬至には
柚子湯に入り
南瓜を食べる

江戸時代から始まった
穢れを祓い
無病を願う習慣ですが

友人から立派な柚子をいただいたので
柚子釜にしてみました

初めての料理を作る時
調理の手順や
味の出し方をイメージしたり
作る前から
わくわくします



鱈の白子の銀餡 柚釜仕立

出汁は吟味した昆布と鰹節で

こだわりのとり方で

鱈の白子は筋を取り

日本酒入りの熱湯で霜降りにした後

柚釜に入れせいろで蒸します

銀餡を張って柚子をすりおろしました


鱈の白子の赤出汁



京都で「白子」と言ったら

それはフグの白子のことで

「くもこ」と言ったら鱈の白子です


柚釜は日本料理店で

白子の方をいただき

素晴らしく美味しかったので

真似してみましたが

くもこでは…

やはり違いますね…苦笑


ただ銀餡は上手く出来たのと

赤出汁は美味しかったので

救われました


家でくもこをいただくなら

紅葉おろしとポン酢がいいと思いました



幾つになっても

新しいことへの挑戦は

心が弾み楽しいものです

それが

こんなに小さな料理ひとつであっても


このわくわく感は

自分の心ひとつ

自分の行動ひとつで叶えられます


小さなわくわくと

小さな発見

そして小さな幸せ



美味しくいただきました



ご馳走様でした