掃除をすると、心が整う。
心が整うような掃除をすると、運気を上げるおまけがつく。

これは、これまでの私の経験から感じた事です。

子供の頃、母の手伝いで掃除をしていました。
床の雑巾がけや、玄関や庭の掃き掃除など。
この頃の私は、まだ子供ですから、外遊びをしたいとか、読書をしたいなど、他にやりたい事があり、いつも嫌々ながら掃除をしていました。
「掃除なんて、面倒くさい。早く終わらせて、遊びに行こう!」と。
そのような気持ちでした掃除は、掃除が終わった時の爽快感も無ければ、達成感もありませんでした。
これでは、おまけは付きません。

そんな私でも、高校生になる頃には、1週間に1度くらい突然スイッチが入り、徹底的に掃除をするようになり、そのすっきりと片付いた部屋に、掃除の達成感を味わえるようになりました。
それでもまだ、ただ掃除をするだけでした。

そんな私が、いつ頃から掃除が好きになったのか。
それは、結婚してからでした。
炊事洗濯は女性の仕事。
夫も私も、それが当たり前と思っていたので、自ずと掃除は私がやらねば誰がやる…と思い、毎日掃除をするようになりました。
掃除機をかけ、拭き掃除をしていると、清潔な環境が心に清々しい爽快感を与えてくれるようになりました。
飾ってある小物や雑貨も、美しく磨かれているのを見ると、嬉ししささえ感じられるようになりました。
整理整頓も好きで、物は全て収納します。
まず、物をカテゴリー別に仕分け。
更に、よく使う物と使わない物の優先順位を付け、よく使う物は、直ぐに取り出しやすく仕舞いやすい場所に収納します。
半年に1度位、仕舞ってある物を整理がてら見直して、要らない物は捨てます。
効率良く、掃除や整理整頓をするにはどうするか。

それには、自分なりに順序立てた方法を組み立てていくのですが、実はこれが心を整える事に繋がっています。

掃除の組み立ては、人生において何か問題が起こった時、どのようにそれを解決していくのか、その順序立てた考えを育てる鍵になるからです。
一見、繋がらないような二つの事が、実は思考と心の整理とで繋がっている。

不思議ですが、心が整い、今、目の前にある事を懸命にするようになると、次々に夢が現実になりました。
これが、大きなおまけです。

「純粋な心で、隅々まで丁寧に場を浄化する。」

「なりたい自分をイメージして、わくわく楽しい気分で掃除する。」

美しくなった部屋。
気持ちの良い空間。
なんとなく楽しい。
なんとなく嬉しい。

難しい事は抜きにして、純粋に楽しむこと。
イメージする事。
それが、私の掃除の心。

イメージとその現実化は、次回また。