第5章利子と信用…時間とフェティシズム
「座りこむ者」と「放浪する者」…商人資本、商業資本、金融資本
産業資本に寄生する存在としての商業資本
商業資本の産業資本への寄与はなにか
商業資本の不可避性、ならびにその可能性への問い
商業利潤、生産価格、一般利潤率
商業資本と市場経済の脆弱性…恐慌はまずどこで生起するか?
貨幣取引資本(貸付資本)の問題への移行
資本の運動、貨幣取引資本、利子生み資本
利子生み資本の概念と「資本の商品化」
利子生み資本の合理と不合理㈠…時間のフェティシズム
利子生み資本の合理と不合理㈡…利子率、地代、土地の価格
資本のフェティシズムの完成形態としての利子生み資本
イギリス経験論とスコットランド啓蒙…利子と地代をめぐって
貨幣経済、支払手段、信用経済
資本制的生産と信用制度の展開
手形の発生をめぐって…原型としての「商業信用」
商業信用の限界と銀行信用の登場
銀行とは信用制度自体であり、その欠陥自身である
銀行制度という賭博と詐欺のシステム
信用恐慌と「はじけ散るバブル」
擬制資本から架空資本への転換㈠…銀行信用と銀行券の意味
擬制資本から架空資本への転換㈡…架空資本における「現蓄」
擬制資本から架空資本への転換㈢…株式制度と証券市場の成立
イデオロギーとしての「市場経済」
資本制のかわらぬ合言葉…「わが亡きあとに洪水は来たれ」