ブログネタ:「お金貸して」友人に頼まれたらどうする?
参加中※この物語はフィクションであり、実在の人物とは・・・・・関係ないかもね?
「久しぶりだな、卒業以来だから・・・・」
13年ぶりだ、その間一度も会っていない。
「懐かしいな・・・・」
別に、それほど親しいわけじゃないし、高校の時もそれほど仲が良かったわけではない。智(サトシ)が地元で手広く事業を行ってるのは風の噂・・・・じゃなく真志(シンジ)から聞いていた。
「お前、今、どうしてるんだ?」
そんなことは関係ない。オレはオレでやっている。つまらない世間話に何時までも付き合ってるほど暇じゃない、ブログネタが・・・・オレを待ってるんだ。
「でさぁ・・・・」
「なぁ?世間話のためにオレを呼んだのか?」
いい加減飽きたので話の接ぎ穂をぶった切る。本題は予測がついていた。
「実は、昨年のリーマンショックで・・・・」
リーマンショックは関係ないだろ?智から視線を外し、駐車場を眺める。ダークブルーのレクサスSC430が目にとまる。
「・・・・・・で・・・・・・・」
何かやたらと前置きしてる、智の言葉は耳に入らない。状況説明して言い訳ですか?さぁ、ぶっちゃけ・・・
「で、今月乗り越えれば・・・」
「いくらなんだ?」
お前の会社の資金繰り、かなりヤバいと言う噂も、もう真志から聞いていた。
「頼む・・・・200万貸してくれ、今月乗り越えれば何とかなりそうなんだ」
・・・・・・・はい?
桁が一つ違うんじゃないですか?
オイオイ、今日のオレの服装を見ろ。
並行輸入のコロンビア製リーヴァイスのパンツに、ありきたりのコットンネルシャツ、上っ張りはオレンジ色のイカれたジージャン、そういやこの服装でMJC
に指輪買いに行ったら、10万円以下のしか見せてくれなかったな。典型的なボンビーファッション、オレにそんな金が有ると・・・・
「・・・・・・・・真志に・・・・・・・・聞いたんだな?」
「あ・・・・・いや・・・・・・」
真志、あの野郎・・・・ノルマ達成のため協力してくれと、智が貸してくれといった金額の倍の額を定期で預けた。なるほどね・・・・オレが智の状況を知ってるように、智もオレの状況を知っている。
「桁が一つ、違ってたな」
「え・・・・・・」
「すまんな・・・・」
席を立ち、会計を済ませて店を出る。20万か30万なら、餞別代りにくれてやる。50万なら手切れ金とあきらめる。
駐車場に行き、フォレスターに乗り込む。ダークブルーのレクサスに智が、肩を落として乗り込んだ。
オフショアに、隠し口座のひとつもないのか?車に金をかけるなら、有事の時の「金」でも買っとけ・・・・。
細いガラスの糸が二本、音も立てずに切れた。
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