0698イッヒ トリンケン ビア!新ビール特集2-2


11.グランドキリン ギャラクシーホップ
12.サントリー ザ・モルツ UMAMI
13.サントリークラフトセレクト ザ・パンプキン
14.サッポロ 欧州四大セレクション ウィンナー
15.アサヒ ドライプレミアム 濃厚熟成仕立て
16.アサヒ クラフトマンシップ ドライメルツェン
17.月面画報
18.エビス 深み味わうエビス
19.オリオン 琉球ペールエール



11.グランドキリン ギャラクシーホップ



・生産者:キリンビール株式会社
・生産国:日本 
・輸入者:
・Alc度数: %
・容量:330ml
・価格: 円

明るめの黄金色。
透明度は極めて高い。
泡がやや粗め。

香り。
おおお!
おおおおお!
ものすごく特徴のある香り。
この香りは、「スペアミント」だ。
スペアミントの葉っぱ、というよりも、ミントがぎっしりと群生する「ミント林」「ミントの丘」のような香りだ。

味わい。
ややインパクトのあるアタック。
甘味、酸味、苦味は中程度。
ボディは軽め、スッキリしている。
麦芽はやや酸味寄りで、やはりキリンらしい感じだ。
キリンラガーや一番搾りの麦芽を使ったのかも。
アルコールは、ほとんど感じないぐらい弱め。
スッキリ仕上がりの味わいだ。

余韻は長め、15秒程。
余韻にもミントがある。
が、ここからが印象的。
何かこう、「深い藍色の空間に、ぽつり、ぽつり、と光点が灯り、それらが消えた瞬間、また別の場所にぽつり、ぽつり、と光が灯る」
そんなイメージが浮かぶ。
ああ、これがギャラクシーホップの真髄なのか。

これは実に、面白い。
これまでに飲んだグランドキリンシリーズの中で、一番芸術的、と思えた。
ラベルの絵も、面白い。
「満天の星空を頂く、草原の丘。
そこを麒麟が。
スタコラサッサ。
と駆けていく」
という絵。
何かその、キリンのシンボルである聖獣「麒麟」が、ここではまるで「小動物」みたいで。
逆に、何か可愛い(笑)

余談。
ミント類は非常に生命力が強い。
風に運ばれて、日当たりと水はけと風通しの良い大地に着生しようものなら。
あっという間にワサワサと繁茂(はんも:Exuberance)する。
一帯を、ミントが覆い尽くしてしまうのだ。

その構図はまさに、「ミント林」「ミントの丘」である。
こうなると、その地帯の10m手前からでも、ミントの香りがするようになる。
「ミント香エリア」を構成するのだ。

そして、「匂いで食べ物を探す」害獣(イノシシなど)にとっては、このミント香はバリアになるのだとか。
匂いで食べ物を探す獣にとっては、ミント香ムンムンのエリアは。
「ごめんやすー。うっ!ごめんくさい!これまたくさい!ああくさ!」で近づけないのだ。
ミントと同じくらい「香りのエリア」を形成する植物は他にも、「ローズマリー」や「ドクダミ」「山椒」などがある。
つまり、家庭菜園をイノシシから守るには、物理的防護柵以外に、上記の「強い香りを放つ植物を園の周りに植える」ことも効果的なのだと言える。



ブログ「ネコと夜景とビール」さん「キリン グランドキリン ギャラクシーホップ! 」記事↓
http://daiki-photo.hatenablog.jp/entry/2015/07/17/070355



12.サントリー ザ・モルツ UMAMI



・生産者:サントリービール株式会社
・生産国:日本 
・輸入者:
・Alc度数:5%
・容量:350ml
・価格:210円


「モルツ派」や「麦100系」の方々にとって、待望の時がやって来た。
あの「サントリーモルツ」がついに、リニューアル新発売されたのだ。
東北大震災以降、ほとんどの売り場から姿を消してしまったサントリーモルツ。
それが、ついにカムバックした。


極めて透明度の高い、かなり淡い金色。

香り。
麦の香りだが、柔らかくて丸っこい感じ。
ああ、まさに「モルツ」らしい香りだ。
泡がとってもクリ―ミー。
しかも長持ちする。

味わい。
穏やかなアタック。
すぐに麦の柔らかい甘味。
そしてミネラル水のような味わいが広がる。
ここまでで言えば、プレモルよりもマスドリに似ている。
(マスドリ=マスターズ・ドリーム)
苦味はほどほど。
酸味はほとんどない。
バランスが良い。

飲み込んだ後、鼻腔に戻って来る香り。
これは、やや米香やミネラル水のニュアンスを持った、甘めの香りだ。
このへんはプレモルとははっきり違う。
プレモルの戻り香は、爽快な麦香のみだからだ。

余韻はほどほど10秒ほど。
しかし、全体的に「丸みのある」印象。
バランスがいい。
飲みやすい。
飲み飽きない味わいだ。


うーん。
お見事。
「モルツ派、ご満悦」の巻。

余談。
実は私は、大の「モルツ派」。
ひと昔。
アンハイザー社の「バドワイザー」やミラー社の「ミラーライト」によって大ブレイクした「ライトビールブーム」。
麦芽100%ではなく、米やコーンスターチを使用してライトテイストにしたビールがバカ売れしたという現象だ。
その波を受けて、日本でも「キリンラガー」「サッポロ黒ラベル」そしてあの「アサヒスーパードライ」といった「米スタ系」がビール市場を席巻したのだ。
(席巻=むしろを巻き取るように、領域を片っぱしから手中に収めること)

その、「ライトビールブーム」の時代。
「サッポロエビス」や「サントリーモルツ」といった「麦100系(麦芽100%のビール)」は、隅に追いやられていた。
が、私は成人した当初から、「サントリーモルツが一番美味いな」との経験から、モルツしか飲んでいなかった。



ブログ「むねさだブログ」さん「サントリーのモルツが一新!新しいザ・モルツを早速飲んでみたぞ! #ザモルツUMAMI実感」記事↓
http://munesada.com/2015/09/14/blog-6093


13.サントリークラフトセレクト ザ・パンプキン



・生産者:サントリービール株式会社
・生産国:日本 
・輸入者:
・Alc度数:5%
・容量:500ml
・価格:333円



極めて透明な、濃いオレンジ色。
薄い琥珀色とも言える。

香り。
非常に強い。
そして特徴的。
かなり甘い香り。
穀物以上に根菜の香り。
そう、カボチャの香りだ。
生カボチャではない。
茹でカボチャの香りだ。
マロンケーキや甘栗の感じもある。

味わい。
ソフトなアタック。
直後、じんわりと甘味が広がる。
鼻腔に抜けていく香りは、「麦3:パンプキン7」。
苦味、酸味はほとんどない。
根菜の炭水化物の味わいがある。

ボディはライト寄りのミディアムぐらい。
だが、この、「ザ・パンプキン」な甘味としっとりとして強い香り。
それがボディを覆っていて、飲みごたえは強い方。

余韻は程よく10秒~15秒。
実に、面白い一本だ。
「今まで味わったことのない、面白い味」
それこそが、「限定醸造」「クラフト」というコンセプトの中枢に置かれるべきものではないか。
と、このビールは感じさせてくれる。

「ダパンプ」のように躍動しない、落ち着きのある味わい。
「バンプ・オブ・チキン」のように情熱的に歌わない、しっとりした香り。
華やかではなく、躍動的でもなく、情熱的でもない。
されど、しっとりじんわり、豊かに、印象深い味わいを呈する。
それが、「ザ・パンプキン」。

実にお見事。
これまでの「ペールエール」「ブラウンエール」「メルツェン」「スペシャルビター」のどれにもない、独特の面白さがある。
ハロウィンパーティで乾杯するにはもってこいの一本だ。



ブログ「新潟ビール日記」さん「クラフトセレクト ザ・パンプキン」記事↓
http://beermake.blog.jp/archives/390082.html


14.サッポロ 欧州四大セレクション ウィンナー



・生産者:サッポロビール株式会社
・生産国:日本 
・輸入者:
・Alc度数:5%
・容量:500ml
・価格:311円


極めて透明度の高い、赤みがかった色合い。
濃いオレンジ色とも言えるし、明るい琥珀色とも言える。
Alt(デュッセルドルフ発祥の赤ビール)に比べると、明るい感じ。
サントリープレモル芳醇エールにかなり近い色合いだ。

香り。
やや甘味を伴った、香ばしい香り。
ワイングラスを回すようにグラスを回す「スワリング」をすると、もっと香りが出てくる。
おお。
香ばしい麦香。
コーヒー豆。
カカオ。
チョコレート。
ミネラル水。
甘めの香りだが、しっとりと落ち着いていて、やや重め。

味わい。
マイルドなアタック。
ラガー(下面発酵)らしい、溌剌とした苦味と麦香を伴うコク。
だがそれは輪郭であり、内部にはナッツ類のタンパク質を思わせる、しっとりとした甘味が詰まっている。
しっかり詰まっている。
ずううぅん、と沈み込む感じがある。
ああ、ドイツの麦芽とはどこか違うな、と思わせてくれる。

余韻は、ミュンヒナー・ドゥンケルを彷彿とさせる香ばしい感じ。
やはりナッツ類のニュアンスがある。
そして、ミネラル水の感じ。
てことは。
オーストリア産麦芽を使用しただけでなく、硬水が使われたのだろうか?
何だか、ベルギーの修道院ビールに近いような、「飲料なのに食物を摂ったかのような」、飲み応え。

実にお見事!

「ドイツビールとは明らかに違うよ」、ということを、ハッキリと分らせてくれる一本だ。
なるほどこれが、欧州四大ビール、「ウィンナー」か。
という経験によって、また一つ、味覚の幅が広がった。


ブログ「ビールるる」さん「欧州四大セレクション ウィンナー(サッポロ) 」記事↓
http://beer-ruru.hateblo.jp/entry/20151022


15.アサヒ ドライプレミアム 濃厚熟成仕立て



・生産者:アサヒビール株式会社
・生産国:日本 
・輸入者:
・Alc度数:6.5%
・容量:350ml
・価格:250円


ギフト用の限定醸造が、ついにセブンイレブンに登場。

極めて透明度の高い、濃い黄金色。
香り。
やや甘めだが、爽やかな香り。

味わい。
スッキリめのアタック。
ここまではドライプレミアム金(旧)だ。
だが、ここからが違う。
どっしりとした甘味が広がる。
その甘味の正体はアルコールなのだろうが。
アルコールっぽさがないのだ。

サントリープレモル金を思わせる、華やかな味わい。
だが、プレモル金よりも甘い。
そして、サッポロエビス並みのボディ。

これは、お見事!
華やかさと濃厚さを両立させている感じだ。
これまでのドライプレミアムシリーズの中で、一番美味い!
しかもこれが「ギフト限定品」だったのだから、いやー、アサヒさんも、ずるいな(笑)

このビールのイメージ。
それは、色白の、ポニーテールが似合う、細身の乙女。
その乙女は、純白の羽織と紅色の袴をまとっている。
そう、「巫女」である。

その巫女様が、両手でかざした盃に注いでくれるのは、練乳。

「練乳!? いえ、甘酒です(笑)」

そう、甘酒。
巫女様が注いでくれる、甘酒。
そんなイメージだ。
まさに、「お正月」。

お正月って、いいよね。
お正月に実家に帰らないと、後ろめたい気持ちになる。
それぐらい、お正月という「時」には、家族を引き合わせ、団欒させる力がある。
お正月ほど、家族が自然に集まり団欒する機会も、他にないだろう。
核家族化が進んだ現代だからこそ、お正月は極めて重要な時間だ。



ブログ「クッタの日常」さん「アサヒ スーパードライ ドライプレミア 濃厚熟成仕立て~麦酒酔噺その469~忘却の彼方に」記事↓
http://kuttachan.exblog.jp/25196765/


16.アサヒ クラフトマンシップ ドライメルツェン



・生産者:アサヒビール株式会社
・生産国:日本 
・輸入者:
・Alc度数:6%
・容量:350ml
・価格:250円

極めて透明な、かなり濃い黄金色。
明るい蜂蜜色とも言える。

香り。
甘味と爽やかさを伴った麦香。
香りさえもシャープな感じがあるのは、さすがアサヒ。

味わい。
ややインパクトのあるアタック。
直後、程よい苦味を大らかに包み込む、ゆったりとした甘味が広がる。
酸味はほとんどない。
なかなか強いボディだが、「アルコールの骨格で、半透明なボディを支えている」といった感じ。
飲み込んだ後の戻り香も、爽やかな感じ。

ああ、アサヒらしい、素晴らしい一本だ。
底辺を埋め尽くしそうなしっかりした甘味が、飲み込む最中に爽やかに切れ上がる。
それで、余韻にシャープな印象が残るのだ。



ブログ「食べマガ~食い神ぼー万歳!」さん「【アサヒクラフトマンシップ】ドライメルツェン」記事↓
http://tabemaga.com/dessert/2803/


17.月面画報



・生産者:株式会社ヤッホーブルーイング
・生産国:日本 長野県
・輸入者:
・Alc度数:5.5%
・容量:350ml
・価格:280円

アマゾンのネット通販でしか手に入らなかったビール。
それが一時、ローソンで数量限定販売。


極めて透明な、かなり濃い黄金色。

瑞々しく爽やかなホップの香り。

味わい。
マイルドなアタック。
華やかなホップ香をまとった柔らかい甘味が広がる。
とってもフルーティー。
苦味はあるが、フルーティーな甘味に包まれている。

飲み込んだ後。
ああ、フルーツポンチをホップの苦みで包んだような粒子が、鯉のぼりのように立ち上がる。
余韻は長い。
15秒以上。
余韻は複雑だ。
フルーツポンチがあんずジャムに変化し、それにシトラスやハーブが加わって来る。
とにかく、複雑。

このスッキリ感と味わいのまとまり様は、まさにヤッホーのビールらしいところ。
「水曜日のネコ」に甘味を加えたような感じ。
「インドの青鬼」からホップ香を引いたような感じ。
「よなよなエール」から柑橘系香を引いたような感じ。
「僕ビール君ビール」からゆず香を引いたような感じ。
複雑で、何もかもが混じり合ったような感じ。

なるほど。
「インドから観光にやってきた青鬼が水曜日の夜にネコと「僕ビール、君ビール?」とか言いながらビールを酌み交わしていたところ、飛脚が飛びこんで来て「てやんでい!好みなんて聞いてないぜソーリー!」と吐き捨ててスタコラ去って行った後、ふと見上げた夜空には、サンサンと輝く月」
といった感じだ(笑)

缶には「個性的で華やかな香りのベルジャンペールエール」とある。
たしかに、独特ではある。
しかし、「水曜日のネコ」「インドの青鬼」「よなよなエール」「僕ビール君ビール」ほどの個性が感じられない。
中庸で、溶け合っていて、複雑なのだ。
そうか!
この「個性」とは、「ヤッホーブルーイング」そのものなのだ。

赤、金、黄色、桃色、白、黒、水色、黄緑、緑、オレンジ、青、紺。
それらのどれもが溶け合って、一つの世界を構成している。
その個性。
要するに、「個性的な味のビール」というより、「ひとつの個性的な世界が生み出したビール」ということだ。
ビール界の風雲児「ヤッホーブルーイング」の傑作と言える。


お見事!

ブログ「おしき。の日記」さん「月面画報を買ってきたよ。」記事↓
http://knkbbknk.hatenadiary.com/entry/2015/10/06/193828


18.エビス 深み味わうエビス



・生産者:サッポロビール株式会社
・生産国:日本 
・輸入者:
・Alc度数:6%
・容量:350ml
・価格:240円


極めて透明度の高い、濃い黄金から蜂蜜色。

香り。
甘味を伴う、ストレートな麦香。
ドイツビールにかなり似た香りだ。

味わい。
インパクトのあるアタック。
すぐに広がる、活き活きとした苦味。
続いて麦の甘味。
深いコク。
複雑な味わい。
酸味はほとんどない。
強い苦みと甘味がこつ然一体となって、満天の星空のような、一つの世界を構成している。

余韻は非常に長い。
20秒を超えた。
甘味と苦味が螺旋を描いて、深く深く浸み込んでいく感じ。

これは。
すごい。
かつてないエビス。
麦の味わいの上にしっかりとそそり立つ、苦味のカド。
その点はエビスらしい。
だが、ボディがエビス(金)(琥珀)(ロイヤル)(超長期熟成)のどれもを凌ぐ、分厚さ。
そして、そそり立った苦味のカドが、ボディの甘味とともに、底へ底へと沈みながら広がっていく感じだ。

これって。
「サントリーのマスターズ・ドリームに匹敵するレベル」ではないか!

そしてこの重さ。

これはまさに、「合金でできたエビスさま」。
「メタル・エビス」だ!
(笑)

しかもサイバーダイン社が開発した「自律二足歩行ロボット型エビス」だ(笑)

ビール大手4社の競争が激化し。
サッポロHDは、2015年12月期の業績予想を下方修正したとか。
しかし。
「ビールのみで1本勝負」したら?
やはりサッポロの「エビス」は2位以内に入るのではないか。
それだけ、ブランド「エビス」は実力に裏打ちされている、と、一消費者の私はつくづく思う。


ブログ「ぶらりスタイル」さん「エビス 深み味わうエビス ~飲んだ感想~ 」記事↓
http://78343622.at.webry.info/201511/article_13.html


19.オリオン 琉球ペールエール



・生産者:オリオンビール株式会社
・生産国:日本 沖縄県
・輸入者:
・Alc度数:5.5%
・容量:350ml
・価格:220円

販売者はアサヒビール株式会社。

沖縄のビール会社オリオンのIPA版。
言わばRPA(琉球ペールエール)。

濃いめの黄金色。
非常に泡持ちが良い。

緑色果実を思わせる、フルーティーで爽やかな香り。

味わい。
ソフトなアタック。
直後、ゴーヤーのような苦味。
だが中身は黄色パプリカのように、柔らかい甘味。
酸味はなし。
コクは中程度。
アサヒを思わせる、キレのいいのどごし。

余韻にホップの爽やかな苦味が残る。
余韻は15秒。
これは、エレガンスな感じ。
ホップの苦味が特徴のIPAらしさがあるが、ボディがシャープで、すっきりとした上品な感じがある。
しかも最近の「大手のクラフトビール」の中では、一番安い。



お見事!


オリオン公式サイト「オリオンクラフトシリーズ第1弾Ryukyu Pale Ale(琉球ペールエール)発売」記事↓
http://www.orionbeer.co.jp/utility/history/h2015/0909.html



0698イッヒ トリンケン ビア!新ビール特集2-2(完)