0557イッヒ トリンケン ビア!日本のクラフトビール特集2/2



16.TOKYO BLACK 本場の黒ビール POTER
17.前略 好みなんて聞いてないぜSORRY
18.網走プレミアムビール
19.網走ビール 流氷ドラフト
20.網走ビール 知床ドラフト
21.軽井沢ビール Alt(赤ビール)
22.軽井沢ビール Weiss(白ビール)
23.軽井沢ビール プレミアム・クリア
24.軽井沢ビール プレミアム・ダーク
25.軽井沢ビール (Black)黒ビール
26.海軍さんの麦酒 ヴァイツェン
27.大山Gビール バーレイワイン2013
28.御縁物語 「出雲国神仏霊場」参拝記念麦酒
29.僕ビール、君ビール



16.TOKYO BLACK 本場の黒ビール POTER



・生産者:株式会社ヤッホーブルーイング
・生産国:日本 長野県軽井沢町
・輸入者:なし
・Alc度数:5%
・容量:350ml
・価格:280円

スタイルは「ポーター」。
1722年のロンドンで誕生したスタイル。

時は、1722年までさかのぼる。
ロンドンのビアパブの店主ラルフ・ハーウッド。
彼が、3種類のエールビールを混ぜて「スリー・スレッド」なるものを造った。
これが好評となり。
それが予め工場で作られるようになる。
それは「エンタイア」と呼ばれた。
そのエンタイアが、荷役運搬人(ポーター)に大好評。
荷役運搬人(ポーター)好まれて飲まれるようになったことで。
いつしか、エンタイアは「ポーター」と呼ばれるようになったとか。

缶のデザインにも、荷役運搬人(江戸時代の飛脚)が描かれている。



黒い。
ブラックコーヒーの色だ。
香りは、しっとりしている。

味わい。
おお、いきなりドーンとコクがくる。
舌の上で5秒間ホールドした後、飲み込む。
すると、強い後味が返ってくる。

そして、強い香味が返ってくる。
これはまさに、「ビターチョコレート」。
さしみ醤油。
たまり醤油。
ウスターソース。
魚油。
ニシンのオイル漬け。
飲みごたえ抜群!

味はとても強い。
だが、苦すぎず、重すぎず、香り高くバランスが良い。
さすがはエールビールだ。

「しょうゆ系の料理に合いそう」

黒ビールではあるが、なにやら華やかさがあるのだ。
洗練された感じがある。
ああ、だからTOKYOなのか。

このビールの味わいを一言で言うならば。
「極太の筆の一筆書き」。
例えば、帝都の「て」、ヤッホーの「ヤ」。
それを、極太の筆で描いたような感じだ。

このビールに相性のいい食品は、一発で思いつく。
それは、「濃口醤油が合う料理」だ。
例えば、刺身。
煮物。
関東のうどんなど。


「日本ビアジャーナリスト協会 ビールに合う簡単料理レシピ」↓
http://www.jbja.jp/archives/3725


17.前略 好みなんて聞いてないぜSORRY




・生産者:株式会社ヤッホーブルーイングA
・生産国:日本
・輸入者:なし
・Alc度数:6.5%未満
・容量:350ml
・価格:315円

「I'm Sorry!普通のビールは、造りません。」
ヤッホーブルーイングが、またやった。
「前略」
「好みなんて聞いてないぜ」
「SORRY」
とっても面白そうなビール。
2013年新発売の限定品。

裏ラベルに次のような記載がある。
「発泡酒:この製品は原料にコリアンダーシード・オレンジピール・かつお節を使用しているため、日本の酒税法上は発泡酒に区分されます。税率はビールと同じです。」
なるほど。
なるほど。
ちょい待て。
原料に、「かつお節」だとぉ!(笑)
で、即買ってみる。
私の前世はネコなのか。

微妙に白濁がある黄金色。

香りはスッキリシャープ。

味わい。
強いアタック。
サントリープレミアムモルツ、アサヒのエクストラ、エビスに似ている気もする。
水曜日のネコにも似た味わい。
だが、それらのどれとも、何か違う。

何だろう、このニュアンス。
障子の紙。
ふすまの紙。
麩(ふ)。
最中。
澄まし汁。
ゆずを浮かべた澄まし汁だ。
このニュアンスは、グラスに注いで数分経過し、液温が上がるほどに強くなる。

かつお節から旨味を抽出したということは、イノシン酸が入っているということだ。
にしても、それを違和感なく上手く「ビール」に持って行っている。
この完成度はすごい。
なんという「真剣な、遊び心」だ。


gooブログ「トラジロの真剣な遊び心!」↓
http://blog.goo.ne.jp/8181213


18.網走プレミアムビール



・生産者:網走ビール株式会社
・生産国:日本 北海道
・輸入者:なし
・Alc度数:5%
・容量:330ml
・価格:約600円


東京農業大学生物産業学部の技術指導によって生まれた、網走ビールの最高傑作。
網走産の麦芽とホップが使われている。

麦茶、ほうじ茶のような、茶色がかった色合い。

しっとりした香り。
微妙にロースト香。

味わい。
穏やかなアタック。
穏やかで雄大な苦みと甘みとコク。
素晴らしいバランスだ。

通常のピルスナーではなく、黒ビールに近い。
ブラウンビールの味だ。
深い。
深いのだが、雄大なイメージ。

スケールが大きい。
雄大なイメージが浮かぶ。
ところが、精巧緻密な綿密さが同時に存在する。
さすがは、網走ビールの最高傑作だ。

懐かしい記憶が蘇る。
学生時代の8月、SUZUKIのRF400Rで北海道を20日間、5000kmほどツーリングした。
網走は、238号線で通り過ぎただけだったが。
こぢんまりとした、穏やかで美しい港町だった。
「極寒の地」とか「最果ての地」という怖い感じはなかった。
まあそれは、私が道東の真冬を知らないから、なのだろう。
また行ってみたいものだ。


「網走ビール株式会社」公式サイト↓
http://takahasi.co.jp/beer/



19.網走ビール 流氷ドラフト



・生産者:網走ビール株式会社
・生産国:日本 北海道
・輸入者:なし
・Alc度数:5%
・容量:330ml
・価格:約500円


オホーツク海の流氷を仕込み水に使用。
原材料に糖化コーンスターチやナガイモ、クチナシ色素が含まれるため、分類はビールではなく発泡酒となっている。

おおお!
青い。
液が青い。
灰色がかった、薄いダークブルー。
BVLGARIの香水やリステリン・クールミントのような鮮やかな青ではない。
鈍い青だ。
こんなビール、初めてだ。
「青ビール」。

香り。
穏やか。

味わい。
穏やかなアタック。
まったりとしたやや薄味。
発泡酒や第3ビールに近いか。
キリンの「のどごし生」にかなり近い味だ。
軽くて爽やかな味わい。

味そのものは、「うーん、美味!」とうなるほどのものではない。
爽やかで軽口で、第三ビールに近いのだ。
しかし、この一本は、味わいよりも。
この「企画」を楽しむべきものだ。

「オホーツク海の流氷を使用して、オホーツクブルーを表現した」
という企画が、実に面白いのだ。

これで、「瓶内に酵母でなく「生きたクリオネ」が入っています」だったらもっと面白いな(笑)
「グラスに注ぐと、クリオネがプカプカ泳ぎますので、飲む前に十分ご鑑賞下さい」だったらもっと面白い。
でもそれじゃあ、「飲めねーぢゃねーかっ!!」
小型の水槽買ってきて、クリオネ達を飼育してしまうぢゃねーか(笑)

オホーツク海は、灰色がかった青色。
緑色がとても強い。
島根県の十六鼻(ウップルイ)から眺めた、真っ青な日本海とは全く異なる。
広島市の宇品港から眺めた、瀬戸内海の穏やかな色とも全く違う。
高知県の横浪スカイラインから眺めた、太平洋の色とも全く違う。
深く、強く、険しい色なのだ。


ブログ「海の色Blog オホーツク海」↓
http://duchshund4.blogspot.jp/2013/06/blog-post_23.html


20.網走ビール 知床ドラフト



・生産者:網走ビール株式会社
・生産国:日本 北海道
・輸入者:なし
・Alc度数:5%
・容量:330ml
・価格:約500円


原材料に糖化コーンスターチやナガイモ、バーレイシロップ、クチナシ色素が含まれ、麦芽使用比率が25%未満。
そのため、分類はビールではなく「発泡酒」。

おおお!
緑色。
液が緑色。
クリアながら暗い緑、ダークグリーン。
こんなビール、初めてだ。
「緑ビール」。

香り。
強め。
どこかで嗅いだことのある香り。
抹茶。
青汁の粉末。


味わい。
穏やかなアタック。
まったりとした甘味。
これは、すごい。
「かき氷抹茶シロップの味」
甘味と、緑茶特有の渋み成分「カテキン」のハーモニーがある。


味そのものは、「美ール!(美味+ビールの略)」と叫ぶほどのものではない。
爽やかで軽口で、第三ビールに近いのだ。
しかし、この一本は、味わいよりもこの「企画」を楽しむべきものだ。

「世界遺産である知床の新緑の春を表現した」
という企画が、実に面白いのだ。

このカテキンの渋みが、緑色の世界を表現している。
すなわち、深い森だ。
そしてこの甘味が、玉露や萌え芽に多く含まれる甘味成分「テアニン」を表現している。
これらがバランスしている。

テアニンは日照に当たることで、渋み成分カテキンへと変化していく。
だから、もしもこのビールの表現が「知床の夏」ならば、もっと渋みの割合が多いはずだ。
しかしこのビールは、甘味と渋みがバランスしている。
なるほど、だからこのビールの表現世界は、「春」なのだ。
萌え芽多き緑の世界を、そのまま表現している。
これは実に、面白い。

先週飲んだ、同社の「流氷ドラフト」が「うーん…」だった。
だから、こちらにもあまり期待はしていなかった。
だが、こちらは、実に芸術的。
元々抹茶やお茶が好きなこともあってか、「面白い」だけでなく十分に美味しいと思えた。
お見事である。

知床を訪れたのは、8月中旬だった。
8月中旬と言えば、B'zの稲葉浩志氏バリに「半ズボンで走り回る」季節である。
だが、知床の8月は、寒かった。
知床峠を走り抜けるのに、雨天でもないのにトレーナーの上にカッパを着て走った記憶がある。
そして、コンビニ「セイコーマート」で何の違和感もなく「あつあつの肉まん」と「ホットコーヒー」を買って食べた記憶がある。

そして、知床半島の右側の付け根「羅臼(らうす)」で、無料の露天風呂に入り。
その後、知床遊覧船で、知床半島と北方領土の島々を観て回った。
知床半島は、「カムイワッカ湯の滝」を北限に、立ち入りが禁止されているのだ。
と、思い出に浸る。
知床の、思いに浸りて、床を知る。


「世界自然遺産「知床」の自然を知り・守り・伝えるための公益財団法人「知床財団」↓
http://www.shiretoko.or.jp/


21.軽井沢ビール Alt(赤ビール)



・生産者:軽井沢ブルワリー株式会社
・生産国:日本 長野県軽井沢町
・輸入者:なし
・Alc度数:5%
・容量:350ml
・価格:270円


ほうじ茶より濃い、麦茶より濃い、ダークレッド。
泡にまで色がついている。

豊潤な香り。
トースト。
麦らわ。
麦茶。

味わい。
ソフトなアタック。
一瞬バナナ、ブルーチーズ。
その後、苦みの少ない穏やかな味わい。
甘味は有るが、支配的ではない。

これは、見事だ。
美味い。



軽井沢ブルワリー株式会社公式サイト↓
http://brewery.co.jp/



22.軽井沢ビール Weiss(白ビール)



・生産者:軽井沢ブルワリー株式会社
・生産国:日本 長野県軽井沢町
・輸入者:なし
・Alc度数:5%
・容量:350ml
・価格:270円


黄色から淡い黄金色。
白ビール(ヴァイス)にしては透明度が高い。
酵母をろ過した「クリスタルヴァイス」というやつだろうか。

香り。
ああ、白ビール特有のフェノール香(薬品香)。
バナナ、ヨーグルトのような香り。
フルーティ。

味わい。
穏やかなインパクト。
しっとりとした優しい甘味。
その向こうに、レースカーテンのようにこれまた非常に優しい酸味がある。
レースカーテン、つまり「不透明度50%(向こうがうっすら透けて見えるという意味)」。

余韻はほどほど。
全体的にマイルドな仕上がり。
これは、飽きが来ない味わいだ。

原料に小麦を多く使う(大麦に対して50%以上)と、色が薄くなり、液が濁る。
それは、小麦は大麦と比べてタンニン(色の基)が少なく、タンパク質が多いためだ。
ゆえに、小麦(ヴァイツェン)使用割合が多いビールは「白ビール(ヴァイス)」と呼ばれる。
しかしこの軽井沢ビールの白は、小麦比率が少ないのか、それともしっかりろ過されたのか。
あまり「モロに白ビール」という感じではない。
白ビールとピルスナーの中間といった感じで、マイルドな印象。


Weblio辞書「白ビールの概要」↓
http://www.weblio.jp/wkpja/content/%E7%99%BD%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%AB_%E7%99%BD%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E6%A6%82%E8%A6%81



23.軽井沢ビール プレミアム・クリア



・生産者:軽井沢ブルワリー株式会社
・生産国:日本 長野県軽井沢町
・輸入者:なし
・Alc度数:5%
・容量:350ml
・価格:370円

ラベルは千住画伯のもの。
輝きのある、濃い目の黄金色。

しっとりとした香り。
麦芽の香り。

穏やかなアタック。
飲み込んだ直後から味わいが広がる。
複雑な味わい。
食パン。
トースト。
シメジ。
エリンギ。
紅茶。
ウリ。
梅酒。
梅酒漬けの梅肉。
麦。

しっかりしたコクで、飲み応えがずっしり。
サントリーの「金のビール」によく似た味だ。
しかし、この複雑さ。
これは、正直、驚くしかない。

時間をかけてゆっくり味わえるビールだ。
見事な完成度。


ブログ「えみブロ ☆☆キラキラがいっぱい☆☆」さん「千住画伯」記事↓
http://ameblo.jp/kirakira-emi715/entry-11834465661.html


24.軽井沢ビール プレミアム・ダーク



・生産者:軽井沢ブルワリー株式会社
・生産国:日本 長野県軽井沢町
・輸入者:なし
・Alc度数:5%
・容量:350ml
・価格:370円

ラベルは千住画伯のもの。
澄んだ、琥珀(アンバー)色。
濃い蜂蜜色。

しっとりとした香り。
玄米茶の香り。

ソフトなアタック。
飲み込んだ直後から味わいが広がる。
おおお!
複雑。
食パン。
トースト。
紅茶。
ヤクルト。
ヨーグルト。
アスパラガス。
シメジ。
エリンギ。

ダーク(濃色)ビールだけあって、コクと甘味が強め。
しかし、複雑で、飲み応えがずっしり。
時間をかけてゆっくり味わえるビールだ。
見事な完成度。

そして、何だろう。
すごくスケールの大きい感じがある。
これはもはや、「地ビール」のレベルを超越しているのでは?
と思えてくる。


「集まれ!ご当地ビール!!軽井沢ブルワリー」↓
http://jbeer.atsumareitem.com/details/?cid=58


25.軽井沢ビール (Black)黒ビール



・生産者:軽井沢ブルワリー株式会社
・生産国:日本 長野県軽井沢町
・輸入者:なし
・Alc度数:5%
・容量:350ml
・価格:270円

副原料に米とコーンスターチが使われている。

コーヒーのような、濃い茶色。

香り。
カラメル。
チョコレート。
ほうじ茶。
麦茶。

味わい。
ソフトなアタック。
直後、甘味に包まれた強いコクがドーンと舌の上に乗っかる。
そのコクは、舌の上で苦味に変わる。
ああ、強い味だ。

だが、えぐい感じは無い。
全体的にバランスが良い。
余韻も15秒以上と、飲み応え十分。
酸味はあるが奥の方にあって、尖らせないように甘味が包んでいる。

柔らかくてピュアな感じの黒ビール。
「クリスタルブラック」と言いたい黒ビールだ。


「黒ビール☆体にやさしい発酵食品」↓
http://www.ziyus.com/hakkou/beer01.html


26.海軍さんの麦酒 ヴァイツェン



・生産者:呉ビール株式会社
・生産国:日本 広島県呉市
・輸入者:なし
・Alc度数:5%
・容量:330ml
・価格:560円


白濁した、ほうじ茶のような濃い色。
しっとりした、豊かな香り。
やわらかいアタック。
非常にきめ細かい。
ほんわりした甘み。
飲み込むと、ああ、白ビール特有の、乳酸のような香りが戻ってくる。
余韻は10秒以上。

白ビールにしてはあまり尾を引かない。
が、味が強くて潔い。
これってまるで、鍛え上げられた海兵さんの印象。
海兵さんは、精悍な顔つきに丸坊主で、白いセーラー服。
とても「潔い」印象が強い。

これは正直、レベル高い。
スケールも大きい。
「呉」と言うよりは、「呉から臨む瀬戸内海」というぐらいのスケール。
そしてこの、雑味の無い清涼な印象。
ああまるで、「呉港から瀬戸内海の島々を眺める海兵隊」のようなイメージだ。

国産のヴァイツェンを飲むのは、ニ種目か。
岩手の銀河高原ヴァイツェンが最初だ。
その、銀河高原と比べてどうだろう?
うむ、銀河高原は「夜」「空」「星」「銀」のイメージだった。
こちら呉の海軍さんは、「昼」「海」「白いセーラー服姿の精悍な意志」だ。


呉ビール株式会社公式サイト↓
http://www.kurebeer.com/f01.html


27.大山Gビール バーレイワイン2013



・生産者:久米桜麦酒株式会社(くめざくら大山ブルワリー)
・生産国:日本 鳥取県
・輸入者:なし
・Alc度数:9%
・容量:330ml
・価格:約700円

バーレイ(大麦)ワインというスタイルのビール。
このスタイルは基本的に、高アルコールかつ超長熟。
ワインやウィスキーに使用した木樽で後発酵を行うものもあるとか。

濁った濃いめのブラウン色。
泡立ちは弱い。
まあ、高アルコールのものは基本、泡立ちが弱いのだ。

しっとりした香り。
ぬか漬け。
梅。
奈良漬。
味噌。
麹。
イースト。
発酵前のパン。

味わい。
穏やかなアタック。
浸け物や味噌のニュアンスを包み込む、深みのある甘味。
その甘味も、若干苦味をまとっている。
この苦味は、コーヒー、ビターチョコのような苦みだ。

抜けていく余韻は、ああまさに、「甘酒」そのもの。
麹、酒精、酵母を連想させ、まさに「只今発酵中」の感じがある。
深みのある甘味は、麦芽のものだろうが、この味はイギリスのブラウンエールにかなり近い。
ただ、大味ではなく密度が高いところは、英米産ではないと感じさせる。

日本の技術力の高さ。
それを感じる。
しかし、その技術は元をただせば英米に学んだもので。
本当に凄いのは、バーレイワインというスタイルを開発した英米、特に英国なのだ。

シメイブルーに近いものがある。
実にお見事。


久米桜麦酒株式会社(くめざくら大山ブルワリー)公式サイト↓
http://g-beer.jp/gbeer/


28.御縁物語 「出雲国神仏霊場」参拝記念麦酒



・生産者:島根ビール株式会社
・生産国:日本 島根県
・輸入者:なし
・Alc度数:5.5%
・容量:350ml
・価格:約?円

「わたしゃーゼンゼン、セレブじゃないですよぉ~」と笑いながらも。
職場に度々お土産や差し入れをどっさり持ってこれらる、セレブリティな奥様「タナカさん」。
このビールは、その「セレヴィ・タナカ」さんから頂いたもの。
ネットでは販売されない商品なのかも。

やや濁りのある、蜂蜜色。
ブロンズ(銅)色だ。
泡にまで色がついている。

香り。
とても強い。
柑橘系を思わせる、爽やかで甘味のある香り。
これは、エールビールの香りだ。
特に、アメリカンアロマホップの香り。
ヤッホーブルーイングの「よなよなエール」にかなり近い。

味わい。
牛乳のニュアンスがあるアタック。
口に含むと、おお、おおおーっ。
輪郭がもんのすごく、柔らかい。
まるで、毛布。
いや。
「マリモ」だ。
マリモを口に入れたかのようだ(笑)

しっかりしたコク。
ズッシリと来る。
ああ、口の中のマリモは、結構重たいな。

宮崎駿監督の2016年最新映画、「口の中のマリモ」。
ってのがあったら観たいな。
って言うぐらい、「口の中のマリモ」である。

まさに、メドックの赤ワインのようだ。
とりわけ、「シャトー・ダルマイヤック」のよう。
すなわち、「レアかミディアムかに焼き上げた牛ロースかサーロインにベストマッチ」なニュアンスを持っているのだ。
極端に言えば、「このビールの味わい自体が、柔らかく焼き上げた霜降り牛肉の味わいを持っている」のである。

今まさに、眉間にしわを寄せ眉毛を「八の字」にして、このマリモを堪能している。
飲み込んだ後、ハーブのような苦味が残る。
余韻も長い。
これって、「よなよなエール」に酷似している!
柔らかく焼き上げた牛肉の脂っぽさを、さらっと洗い流して、上品な印象を残してくれる。

「よなよなエール」と比べてどこが違うのか?
それは、「甘味が弱めで、コクが強い」という点だ。
甘味が2なら、苦味が3、コクが4といった感じだ。

そうか。
これが、御縁物語なのだ。
御縁で結ばれた2人の構造なのだ。
すなわち、「甘い時間は2」「辛い時間が3」それによって、「人生の味わいが4にまで深まる」、ということ。

甘いだけでは飽きるんだなぁ。
しかし、苦いだけでは付き合い切れない。
甘さと苦さのバランスが大事だ。
しかし、甘さと苦さのバランスは、「2:3」。
苦さが若干上回る。
これが、自然なのかもしれない。

苦い。
つらい。
だけれども、あの時の「甘い時間」の思い出が緩衝材となって、この先もやっていける。
それが、「縁」というもの。

このビールは、非常に深い。
実にお見事だ。
ぶっちゃけ、島根は「ワイン」よりも「地ビール」の方が凄いかもしれない。
私の周りにも、「島根の地ビールにはビックリよ、めっちゃ美味いよぉ~」という人が多いのだ。
私はまだ「四国88か所霊場巡り」を完遂していない(年の数しか参拝していない)が、機会があれば、「出雲国霊場巡り」もしてみたいと思った。


余談。「出雲国神仏霊場」参拝。

ラベルにも記載されている「出雲国神仏霊場」参拝。

第一番「出雲大社」(いずもたいしゃ)
第二番「鰐淵寺」(がくえんじ)
第三番「一畑寺」(いちはたじ)
第四番「佐太神社」(さだじんじゃ)
第五番「月照時」(げっしょうじ)
第六番「賣布神社」(めふじんじゃ)
第七番「華蔵寺」(けぞうじ)
第八番「美保神社」(みほじんじゃ)
第九番「大神山神社」(おおがみやまじんじゃ)
第十番「大山寺」(だいせんじ)
第十一番「清水寺」(きよみずでら)
第十二番「雲樹寺」(うんじゅじ)
第十三番「平濱八幡宮武内神社」(ひらはまはちまんぐうたけうちじんじゃ)
第十四番「八重垣神社」(やえがきじんじゃ)
第十五番「熊野大社」(くまのたいしゃ)
第十六番「須我神社」(すがじんじゃ)
第十七番「峯寺」(みねじ)
第十八番「須佐神社」(すさじんじゃ)
第十九番「長浜神社」(ながはまじんじゃ)
第二十番「日御碕神社」(ひのみさきじんじゃ)


島根ビール株式会社さん公式サイト↓
http://www.rakuten.co.jp/beerhearun/


29.僕ビール、君ビール



・生産者:ヤッホーブルーイング株式会社
・生産国:日本 長野県軽井沢
・輸入者:なし
・Alc度数:5%
・容量:350ml
・価格:260~280円


「よなよなエール」で有名な、軽井沢の「ヤッホーブルーイング」の新商品。
2014年10月28日、ローソン限定販売。
今度のビールスタイルは、「セゾン」。

ラベルの絵は、立ち並ぶ高いビルの上に乗っかった、麦わら帽子をかぶった巨大なカエル。
実にユニークだ。



輝きが穏やかな、黄金からオレンジ色。
濁りがあるわけではないが、透明感が低い。
これは、小麦麦芽が使用されているためだろう。

香り。
おや、「ヴァイツェン」や白ワインのソーヴィニョン・ブラン品種に似ている。
青い果実を連想させる香り。
フルーツで例えるなら、まさに「ゆず」の香りだ。

味わい。
やや刺激のあるアタック。
苦味、酸味、甘味、コク、キレ、どれも穏やか。
ホップの苦みがハッキリしているが、突出していない。

だが、飲み込んだ後が独特。
おお、これは、「檜(ヒノキ)」のニュアンス。
若干、キュウリ、トマト、スイカ、エンドウマメ、ゴーヤー、などのニュアンス。
まさに「夏野菜」。
その後、レモンのような酸味がやって来る。

余韻は穏やか10秒程度。
しかし、余韻にレモン系の酸味が宿っていて。
ああ、実に爽快感のある仕上がりだ。

ビールスタイル「セゾン」。
セゾンは「シーズン=季節」の意味。
ベルギー南部の代表的なスタイル。
ベルギー南部で、農民たちが「夏の農作業中に水代わりに飲むために、農閑期(冬場)に自家醸造していた」伝統的なビールである。
防腐剤代わりにホップを多く使用するのが特徴。

スッキリ爽快、されど複雑さのある味わい。
実にお見事だ。
農民が夏場に飲むビールと言ったが、この味なら「都会でバリバリ仕事する女性」にも十分うけるのでは?
と思えるぐらい、上品な仕上がり。
これは、美味い!
ヤッホーがまたやってくれた。

来夏にはぜひ、昼食にこのビールを飲んで昼寝して、あぜの草刈りでもしよう。
って言ってても、昼食にこんな美味いビールを飲むと「飲み会」になってしまって。
2本3本4本飲み続け、眠りこけて起きたら夕方、で夕食にビール、ってことになるんだけどね(笑)
「昼ビール、夜ビール」ってな具合に。
で、ビールをとりあげられる、と。

「僕ビール、僕ビール!」
「君にビールは、もうあげない」

で、いつの間にか、冷蔵庫に電子ロックが取り付けられている、と。
(笑)



「僕ビール、君ビール」↓
http://yohobrewing.com/bokukimi/


0557イッヒ トリンケン ビア!日本のクラフトビール特集(完)