0551イッヒ トリンケン ビア!キリンビール特集


1.キリン 大正のラガー
2.キリン 明治のラガー
3.キリン 秋味 秋限定醸造
4.キリン スタウト
5.キリン グランドキリン リッチモルト&ディップホップ
6.キリン 一番搾りとれたてホップ2013
7.キリン グランド キリン ジ・アロマ
8.キリン クラシックラガー
9.バドワイザー
10.キリン フレビア
11.キリン グランドキリン マイルドリッチ
12.キリン グランドキリン ビタースウィート



1.キリン 大正のラガー



350ml215円
Alc5%

シャープな味。
味は淡々。
グレープフルーツの苦みのような後味(フレーヴァー)。
サッパリ系。
明治のラガーと色はほぼ同じ。
缶の麒麟の絵が、現在のものに近い。
原始的なものから必要なものを伸ばし、不要なものをカットした、「発展の歩み」を感じるビールだ。


KIRINビールさん公式サイト↓
http://www.kirin.co.jp/company/news/2008/1001_01.html


2.キリン 明治のラガー



350ml215円
Alc5%

甘め。
香り豊か。
プレミアムモルツにかなり近い香り。
苦みがやや強い。
後味に麦わら(穀物系)のフレーヴァ―がある。

大正のラガーが淡白なのに比べ、こちらは濃い。
武骨で野性的、原始的なニュアンスがある。
キリン酒造120周年で限定醸造されたそうだ。
缶のラベルがいかにも明治風。


「日本全国B級グルメぐるぐる紀行」さんサイト↓
http://bkyugourmet.moo.jp/kirinmeijitaisyou.html


3.キリン 秋味 秋限定醸造



350ml210円
Alc6%

秋口に限定販売される。
麦芽たっぷり1.3本分(当社比)
旨い。
コクがある。
色も濃い。
フレーヴァー(後香)が麦の香り。
ブラウンビールにやや近い。

それにしても、缶のデザインが素晴らしい。
オレンジ色から紅に変わっていく夕空。
たなびくススキの原へ、散り乱れるもみじとイチョウ。
ふと見上げると、満月。
そして、麒麟が跳ぶ。
秋空のワンシーンのイメージだ。
まさに、秋を感じる。
「秋味」とは、秋を感じさせてくれる味という意味なのだろう。

缶のデザインは毎年変わるようだ。



「ビール「キリン秋味」についてのうんちく」↓
http://beer.fromthree.net/75_1.html


4.キリン スタウト
STOUT



350ml
218円

KIRIN一番搾りの「黒バージョン」という位置づけ。
しかしビールスタイルは「スタウト(強いという意味)」だから、上面発酵ビールなのだろうか?

黒い。
濃い。
飲み込んでも、口の中に味が残る。

だが、何だろう、「華やかな感じ」がある。
重くはない。

最後まで力強いフレーヴァー(後香)。
泡がすごく細かい。
さすがは「一番搾り」を冠しているだけあって、爽やかさを持っている。
「黒ビール」というとまず連想する「えぐい感じ」も、実はほとんどない。

まあ、黄金色のピルスナーや、「米スタラガー」に慣れた一般の人々にとっては癖のある味なので、料理に合わせるというよりも、単体で楽しむ1本だ。
毎日飲むには強すぎる味だが、たまに飲むには最高!まさにプレミアムだ。
(「米スタラガー」:原料が麦芽100%ではなく、副原料として米とコーンスターチを使用したビールのこと。キリンラガー、アサヒスーパードライ、サッポロ黒ラベルなど。熟成期間が短縮でき、ライト&ドライなテイストなので、どんな料理にも合う。良く言えば「飲み手を選ばない万能ビール」。だが悪く言えば、「特徴の無い、個性のない没個性ビール」。没個性ビールの良し悪しは別問題として、田舎の個人スーパーに行くと「スーパードライ」と「キリンラガー」しか置いていない場合が多く、実質、田舎で暮らす人にとってのビールとはそれつまり「米スタビール」であるのは事実)


面白いことに、炭酸をほとんど感じない。
強いコクと香りに炭酸の泡の強い刺激が覆い隠されているようだ。

缶のデザインは、金と黒の二色。シンプルで高級感がある。
黒ビールは、独特の強い香りやコク、癖のある味が特徴だ。
それをある人は「深い。単体で楽しめる」と賞賛するが、逆にある人は「重い。えぐい」と敬遠する。
つまり、黒ビールは納豆のように「好き嫌いがはっきり別れる」ものだと言える。
マニア向けビールだ。


「ビールの達人」さんサイト↓
http://www.beerjin.com/detail/a00009.html


5.キリン グランドキリン リッチモルト&ディップホップ
KIRIN GRAND KIRIN RICHMALT&DIPHOP



・Alc度数:6%
・容量:330ml
・価格:238円

一口飲んで「違う」と思える1本。
ヤクルトやカルピスのような、乳酸菌系の香りと味わい。
余韻が長い。
味は奥行きの深いマイルドな感じ。

「ディップホップ」というのは、KIRINの独自製法のことらしい。
(アロマホップを発酵中に漬け込み、複雑な香味を引き出す製法)
確かに、この奥行きの豊かさは、複雑な香味が生み出している。
つまみはいらない。単体でどこまでも楽しめる。

「ああ、美味いビールを飲んだなあ」と思わせてくれる逸品だ。
ワインでもそうだが、本当に美味しいお酒は、飲んだ瞬間「ハッキリとした心像風景」を描くものだ。
して、このグランドキリンから浮かんできた心像風景は?

「小学校の頃の夏休み、田舎の祖父母の家、そこでの夕食」だった。

夕暮れ。
開け放たれた縁側。
そこから、せみの鳴き声が聞こえている。
時折訪れる涼しい風に、チリリンと、風鈴が澄んだ音を奏でている。

正面に祖父母。
台所方面の右側には母。
自分の右となりに父。
そして、上座に位置する左手に、食いしん坊の兄。

それらが囲む、夕食。
採って来たばかりの「みょうが」と「青ねぎ」をたっぷりかけた、そうめん。
てらてらと光る、脂の乗った「はまちの刺身」。
とろりとした感触の刺身醤油。

それらを平らげてから、あれがやって来る。
これが待ち遠しかったんだ。
「スイカ」だ。
このスイカにかぶりつくのが何よりも「夏休み」だったんだ。

赤みがなくなるまでかぶりつく。
皮に近い部分の青臭さ。
きゅうりやウリやメロンの皮に似たそのやんわりとした苦味。
ああ、これがグランドキリンの持つ苦味にそっくりだ。
これを導き出すための映像だったのだ。

孫たちが一生懸命スイカにかぶりついているのを、祖父母は穏やかに見つめていた。
私の母は、太平洋戦争還りの祖父を、穏やかな眼差しのその祖父を、「厳しくて怖い人」だと言っていた。
が、その孫である私には、怖い人という感覚は無かった。
おおらかで、自然と平和を愛する、早起きで働き者の祖父、という認識だった。

むしろ手こずったのは祖母の方だった。
遊んでいるときでも、やれ「みょうがを摘んで来ておくれ」「納屋から薪をもって来ておくれ」「鯉に残飯をやっておくれ」と。
そりゃあ注文が多かった、人使い、いや孫使いが荒かった祖母なのである。

お二人とも他界した今となっては、しかしそれも良い思い出だ。
思えば、一本気で単細胞の祖父と、したたかで賢い祖母、それでバランスが取れていたのだろう。

グランドキリン。
それは、すでに他界した「グランドペアレンツ(祖父母)」と過ごした「夏休みという季節」だ。
略して「グランド季臨」である。


ブログ「理工学部卒の洋服屋 KOMADORI GM のブログ」さん↓
http://ameblo.jp/komadori-fukui/entry-11814576852.html



6.キリン 一番搾りとれたてホップ2013



・容量:350ml
・価格:200~215円


夏が終わってから毎年出てくる、季節限定商品。

岩手県遠野産のホップを使用。
このビール一本につき1円が東北の農業の震災復興支援に活用される。

という点が決め手となって買う。
買い続ける。

頑張れ東北。
負けるな東北。
西日本の、「瀬戸内海気候」という温暖な広島で育った私が、しかし言う。
「災害なんかに負けてんじゃねーぞ!あんたら、元々厳しい気候に鍛えられてきたんじゃないか!」
その広島は今秋、記録的集中豪雨による土砂災害で、70余名の尊き人命を失った。
だが、立ち直りつつあるし、立ち直れると確信している。
かつて、「一発の爆弾で廃墟と化し、20万人を失った痛みから、ここまで立ち直った」のだから。


透明感のある黄金色。

爽やかな香りだ。
薄緑色の果実を連想させる香り。

穏やかなアタック。
マイルドなコク。
飲み込んだ後、余韻に清々しいホップ香と活き活きとした麦の香りがする。
この清々しさ。
まさに、「夏の初めのころ」つまり春の終わりごろを感じさせてくれる。
ベルギー南部の伝統ビール「セゾン」に近い感じもする。


ブログ「ビールが好きなんです。」さん↓
http://natsugou.jp/natsugou/archives/4560



7.キリン グランド キリン ジ・アロマ
KIRIN GRAND KIRIN THE AROMA



・Alc度数:5.5%
・容量:330ml
・価格:238円

深みのある黄金色。

しっとりとした複雑な香り。
麦香もあるが支配的ではなく、白ビールのような乳的な香りもある。

味わい。
おだやかなアタック。
甘み、酸味、苦味、香味、コク、全てがバランス。
特徴的な味ではないが、複雑で、後から後から広がる。

余韻が長い。
10秒以上。
このしっとりゆったりとしていてほのかに甘い余韻。
かなり白ビール(ヘーフェヴァイツェン)に近い感じがする。

味そのものは、KIRIN一番搾りによく似ている。
だが、一番搾りと比べて、香りと味がかなり複雑で奥行がある。
だから、ぐいぐい飲む感じではなく、一口一口味わえる。
香りで言えば、「一番搾り」と「一番搾りとれたてホップ」の中間あたりのような感じだ。

実に見事なバランス。
まさに「満ち足りる一本」だ。


ブログ「生ビールブログ -とりあえず生!-おいしいお店、ビールの情報、ビアガーデン、つまみレシピ、豆知識… ビールに関するアレやコレ。」さん↓
http://draftbeer.jp/beerlist/30556



8.キリン クラシックラガー



350ml
220円。
4.5%

昔のキリンラガーの復刻版。
今のキリンラガーとは違う。
「熱処理している」のだ。

現代のように「ろ過技術」が発達していなかった時代のビールは、缶や瓶はほとんど熱処理されていた。
出荷後の品質を保つためだ。
唯一熱処理されていないのは、樽だけだった。
そして、熱処理されていないビールを「生ビール」と言っていた。
つまり、かつて「生ビール」とは、樽ビールだけだったのだ。

そのような流れもあって、今でもお店で「樽サーバーから注ぎ出すビールを“生”」と言う人は少なくない。
たしかに、樽から注ぎ出すビールが生であることに変わりはないが、それはかつての時代の話。
今では、缶ビールも瓶ビールも非熱処理であり、つまりは“生”なのだ。
缶・瓶・樽のすべてが「生ビール」なのである。


透明な、淡い黄金色。

しっとりした麦の香り。
イ草、畳の香り。
豆のニュアンスも。

味わい。
ややインパクトのあるアタック。
直後、おお、あれだ。
キリンラガー特有の、米香、甘味、苦味のサンドイッチ。
この、米の香りというか、デンプンの香りというか、これが特徴的だ。

生(非熱処理)と、どう違うのか?
うーん、味の強さはほとんど変わらない。
ただ、奥行が無い。
シンプルでストレートな感じだ。

「クラシック」とは復刻版の意味なのだろうが。
何か、「懐かしい味」と訳しても合いそうだ。

私の実家は、専らキリンビールだった。
今では「一番搾り」だが、かつては「キリンラガー」だったのだ。
その、「キリンラガー」の味わいを、そしてそれを飲んでいた家族団欒の映像を、思い出させてくれる。

その映像をたどっていくと。
ああ、このビールがノスタルジィを刺激する核心に突き当たる。

このビールは、「父親が飲ませてくれたビールの味」だったのだ。
そんな、述懐回路を開く、という意味もあって、このビールは、深い。

「ビア インプレッション」さんサイト「キリンクラシックラガー」のページ↓
http://yda.fc2web.com/sakekrbr001.html


9.バドワイザー



5%
350ml
210円

キリンビールがライセンス生産をしているもの。

1876年、アメリカ、セントルイスのアンハイザー・ブッシュ社が発売したビール。
それは瞬く間に大人気となり、1900年台初頭には、全米売上No.1となり、同社のビール市場シェアもNo.1となった。
同社はその後、ベルギーのインベブ社に買収され傘下になり、世界最大のビール会社「アンハイザー・ブッシュ・インベブ社」となる。
その後もバドワイザーブランドはそのまま継承され、現在でも世界トップクラスの販売量を誇る。


レモンイエローに近い、淡い黄金色。

しっとりした香り。

味わい。
軽い。
薄味。
パインやりんごのニュアンス。
フルーツっぽい味。
柔らかい香り。

スーパードライに似たすっきりシャープな味わいだが、そんなに辛口(きりっとした苦味)ではなく、やや甘口で、気軽に飲める。
フードペアリング(料理とビールのマリアージュ)においては、相手を選ばない万能タイプだ。
万能、と言っても、あらゆる料理に「合う」という意味ではない。
あらゆる料理の「邪魔をせず」、どんな料理とも「ケンカしない」という意味だ。

例えば、コンビニおむすびの中で最もヘビーな味のものと言えば「味付け飯と煮玉子のおむすび(マヨネーズ入り)」などだが。
このおむすびとバドワイザーを合わせると、何と、バドワイザーの味が、「分からなくなる」(笑)。
水、炭酸入りの水のようになるのだ。
だめじゃん(笑)

いや、だめじゃないのだ。
炭酸が、口の中の脂っぽさをぬぐってくれる。
それで、料理がより美味しく味わえるのだ。
「料理の味わいを引き立てる役」、これはスーパードライと同じだ。
たしかに、甘い味付けと脂質が多いアメリカンフードには、もってこいのビールだ。



「とにかくビールを飲み干そう!飲んだビールのインプレッションを報告!(写真と文・千葉晃)」さんサイト↓
http://www.geocities.jp/tokyoctrl/beer/nomikurabe.htm


10.キリン フレビア



300ml。
3%
195円。

発泡酒。
麦芽率25%未満。
レモン果汁入り。
果汁0.3%
2014年11月下旬新発売。


フレビアとは、「フレーバー・ビール・スタイル」の略のようだ。
ワインには「フレーヴァード・ワイン」という、香草や果汁を混ぜるワインがあるが、そのビール版ということなのだろう。

300mlで果汁0.3%てことは、果汁が約0.9ml(約1g)、ほんの一滴入っているということだ。


非常に透明度の高い、レモンイエローに近い淡い金色。

香り。
とっても爽やか。
レモン。
ゆず。
ミカンの皮。
軽やかなイメージが浮かんでくる。

味わい。
水に近いアタック。
ほんのり甘味。
次いで、レモンの酸味。
苦味はほとんど感じない。
飲み込んだ後、舌の上に「レモンキャンディー」のような印象が残る。
余韻はスッキリ。

ああ、これはとっても爽やかで、飲みやすい。
後味もさっぱりしていて、清々しい印象が残る。

ただ、炭酸が弱く、苦味も思った以上に少ないので、あまり「ビール」という感じではない。
食前酒にするには、ちょっと炭酸が足りないかな。

白ワインの代わりにするなら、いけそうだ。
特に、淡色野菜系や酢の物系に合いそうだ。




11.キリン グランドキリン マイルドリッチ
KIRIN GRAND KIRIN MILD RICH



330ml
5.5%
250円前後

キリンビールとローソンの共同開発品。
「なめらかなコク」「芳醇な香り」に注目して開発した「働く女性向けのビール」。
ローソン限定販売。

透き通った、輝きのある黄金色。

しっとりした麦の香り。
ごくわずかに、ベルギーのトラピストビールに似た感じ(蜂蜜系)の香り。

味わい。

やや刺激のあるアタック。
程よい泡の刺激。
爽快な苦味が、マイルドでクリーミーな味わいに包まれている。
滑らかな飲み応え。

だが、のどごしは爽快。
程よい炭酸の刺激が通り抜けていく。

余韻は長め。
10秒以上。

これは、素晴らしいバランスだ。
重くもなく、軽めでもなく。
柔らかくてクリーミーなれどコクがあり。
飲み応えはしっかりしつつも、爽快感のあるのどごし。

ラベルは紙ではなく、フィルムラベル。
なので、糊は強いが手でベリリと剥がしても、破れない。
そのまま日記帳にベタッと貼りつけることができる。
そういえば、グランドキリンのラベルはみんなフィルムだ。


負けるな、働く女子たち。
このビールを飲んで、Do As Infinityの歌「Work!」を聴いて。
明日も頑張ろ。


ブログ「マツボーのビール日記」さんの「グランドキリン マイルドリッチ」記事↓
http://matsubo27.blog85.fc2.com/blog-entry-59.html

うたまっぷ「Do As Infinity Work!」歌詞↓
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=k-120926-122


12.キリン グランドキリン ビタースウィート
KIRIN GRAND KIRIN Bittersweet



330ml
5.5%
250円前後


キリンビールとセブン&アイ・ホールディングスの共同開発品。
「麦が甘く香ばしい」「薫り高い」をコンセプトに開発されたもの。
2014年12月新登場。
セブン・イレブン限定販売。

濃い目の琥珀色。

しっとりした麦の香り。

味わい。
滑らかなアタック。
やや甘味寄りの味わい。
ああ、ロースト麦芽のビターな味わいが30%ぐらい感じられる。
そして、飲み込んだ後に、ホップの苦みがスーッと現れて消える。

サッポロの「琥珀エビス」、サントリーの「プレモル赤」に似た味わい。
黄金色のジャーマンピルスナータイプと比べて色が濃く、ビタースイート(味が濃くて甘味も多い)の部類に入る。
だが、琥珀エビスやプレモル赤に比べると、若干軽めで、薄緑色に近い感じ。
この、「薄緑色を感じる爽快感」があるという点は、さすがはKIRINだなと思える。


ブログ「ネコと夜景とビール」さんの「グランドキリン ビタースウィート!」記事↓
http://daiki-photo.hatenablog.jp/entry/2014/12/05/075446


0551イッヒ トリンケン ビア!キリンビール特集(完)