0121安くて美味しいワイン特集~ワインワールドの旅Vol.4~
目次
88.シャトー・デュ・テルトル・ベルエール
89.コンチャイトロ サンライズ カルメネール2004
90.オレリア
91.セントハレット タラティア カベルネシラーズ2010
92.ナパ・セラーズ メルロ2007
93.トゥルッロ プリミティーヴォ サレント2010
94.カッッシェロ・デル・ディアブロ カルメネール2008
95.シャトー・モークリュ 2006
96.シャトー・オーモンダン2006
97.カデ・ドック カベルネ2009
98.ピエール・シャノー ヴェルサン・ロワイヤル
99.ブリー・レッド メルロ2009
100.ヌヴィアナ
101.グリーナー・プラネット カベルネメルロ
102.フェウド・モナチ アリアニコ・ロッソ・デル・ヴルトゥーレ2006
103.シャトー・コルバン1998
104.カンティコ キャンティ2009
105.シャトー・レ・カリヨン2006
106.イエロー・テイル ピノノワール2008
107.ザッカニーニ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ2007
108.イル・ラ・フォルジュ メルロ2004
109.カリテラ アルボレタ カベルネ2001
110.カリテラ アルボレタ メルロ2006
111.グロリアフェラー・カーネロス メルロ2002
112.ディエゴ・ディ・アルマグロ グラン・レゼルヴァ1999
113.ディエゴ・ディ・アルマグロ グラン・レゼルヴァ2001
114.ラ・キュベ・ミティーク2003
115.シャトー・マラヴィエイユ アリアンス2006
116.クロ・デ・ジャコバン1998
本文
88.シャトー・デュ・テルトル・ベルエール
CHATEAU DU TERTRE BELAIR
生産者:DANS LA REGION
生産地:フランス
輸入者:日本酒類販売(株)
Alc:1?%
格付け:AOCコート・ド・カスティヨン
価格:498円
紫色。
しっとりとした香り。
味は濃い目でしっかりしている。
が、丸くはない。
http://osakenet.tv/nagasaki/index.php?main_page=product_info&products_id=1014
89.コンチャイトロ サンライズ カルメネール2004
生産者:コンチャイトロ社
生産地:チリ
輸入者:メルシャン(株)
Alc:1?%
格付け:なし
価格:1080円
濃い赤色。
チョコレートのような香り。
味はまろやか。
甘みもしっかりあり、酸味や渋みはほとんどない。
サンライズのカベルネと比べると、穏やかな味。
サンライズのメルロに似た膨らみがある。
サラサラした口当たりでとても飲みやすい。
「渋いのはダメ」という人やワインビギナーにはオススメの一本だ。
http://www.rakuten.co.jp/asano/435529/435614/
90.オレリア
生産者:?
生産地:スペイン バレンシア
輸入者:CGCジャパン(株)
Alc:1?%
格付け:DO
価格:400円
紫に近い薄い色。
樽香はなし。
ちょっと薄い味。
甘みは強め。
この価格にしてはよくできた味だ。
http://tazipie.exblog.jp/10144520
91.セントハレット タラティア カベルネシラーズ2010
生産者:セントハレット
生産地:オーストラリア
輸入者:メルシャン(株)
Alc:1?%
格付け:なし
価格:780円
エンジ系の色。
すごくフルーティーな香り。
スパイシーさもある。
熟したイチゴの香り。
味は、甘い。
スパイシーさもある。
アルコールは穏やか。
チリのワインよりも、果実味が強い。
イタリアワインのように陽性ではあるが、
もっとシンプルで主張がはっきりしている感じだ。
とってもわかりやすい。
十分に美味しい。
底抜けに飲める一本だ。
http://item.rakuten.co.jp/mashimo/10006395/
92.ナパ・セラーズ メルロ2007
生産者:ナパ・セラーズ
生産地:アメリカ カリフォルニア ナパ・ヴァレー
輸入者:コルドンヴェール(株)
Alc:14.5%
格付け:なし
価格:1780円
重くて太い、黒色のボトルが特徴。
まだ光を通さない、強い色調の赤色。
エッジには紫が入っていない。
オレンジやブラウンに向かっている。
イチゴ、バニラ、木、杉、シダ、湿ったコケ、リンゴ、バナナの香り。
アタックは、優しいインパクト。
かなり味は強い。
すごく膨らみがある。
中心が空洞で、その周辺に強い味わいを持っているかのよう。
だが、5分もすると、その中心にも味が入ってきた。
ストラータほどクセがないので飲みやすい。
グロリアフェラー・カーネロスのメルロに比べると、ややタニック。
甘みもしっかりしているが、それを上回るタンニンさがある。
てことは、あと3年から5年熟成させれば、MAXパフォーマンスを発するのではと思った。
このワインを飲むと、頭の中に映像が浮かぶ。
「たくさんのコケやシダ、下草。それらを見守るかのように、奥にそびえ立つ存在。高さ100m、胴回り3mの巨大な杉の樹だ。とても力強い。しかし、柔らかい陽光と温和な気候のためか、その樹には厳しさや頑強さは感じず、むしろ母のような大らかさがある。そしてたおやかでしなやかなのだ」
http://www.shiawasewine-c.com/?pid=38248477
93.トゥルッロ プリミティーヴォ サレント2010
生産者:トゥルッロ
生産地:イタリア プーリア州(ブーツのかかと)
輸入者:?
Alc:13%
格付け:IGT
価格:950円
土着の品種「プリミティーヴォ」100%。
若いカベルネに似た黒と紫に近い赤色。
樽の香りもある。
甘い!
しかも、渋みは少ない。
おだやかなタンニンと樽香は、フランスワインのよう。
くせがない。
柔らかく、おだやかな味わい。
されど、賑やかさもあり、陽気なイメージだ。
カリフォルニアのワインのような甘さ。
チリやオーストラリアのようなシンプルな味わい。
そして、スペインのような陽気、熱気。
さらにはフランスワインのような深さも持っている。
とても面白い1本だ。
http://tnishino.blogspot.jp/2010/07/2008_22.html
94.カッッシェロ・デル・ディアブロ カルメネール2008

生産者:コンチャイトロ社
生産地:チリ
輸入者:メルシャン(株)
Alc:1?%
格付け:なし
価格:1390円
紫に近い赤色。
チェリーの香り。
非常にまろやかな味わい。
甘い。
渋みは少ない。
ふくよか。
ややスパイシーがある。
エレガントで繊細なところもある。
これぞ、カルメネール!
カルメネール品種は、チリでしか成功していない珍種。
カベルネの強さとメルロのふくよかさを併せ持つハイブリッド的存在。
スイスイ飲めてしまう。
甘さたっぷり、どこまでも甘い。
が、甘さ一辺倒ではなく、よくバランスしている。
2008でこれだけ丸まっていれば、もう言うことはない。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~yueyue/wine/chile10.htm
95.シャトー・モークリュ 2006
生産者:シャトー・モークリュ
生産地:フランス ボルドー地方
輸入者:富士貿易(株)
Alc:12%
格付け:AOCボルドー
価格:880円
アントル・ド・メール地区のワインで珍しい。
ナドー家が生産した、メルロ主体にカベソーとカベフラのブレンド。
光を通さない、やや茶に向かった赤色。
しっとりした穏やかな香り。
酸やタンニンは強め。
だが上手に包まれていて、尖っていはいない。
樽香はほとんどなし。
フレッシュなフルーツという感じではなく、湿った感じ。
日陰の木小屋の土のようなニュアンス。
余韻が結構長い。
880円でボルドーでこれなら○。
ぶっちゃけ1000円未満のボルドーは期待できないものが多いが、これはかなりいい。
時間が経つとよりメルロらしくなってきた。
ボルドーワインコンクール2007金賞受賞作。
http://www.shigematsu.jp/p_limited/limited_200712.html
96.シャトー・オーモンダン2006
生産者:?
生産地:フランス ボルドー地方
輸入者:富士貿易(株)
Alc:12.5%
格付け:AOCボルドー
価格:880円
メルロ、カベソー、カベフラのブレンド。
紫や茶に向かっている赤色。
樽香も強い。
甘い香り、ベリー系。
ふくらみのある味わい。
タンニンや酸はおだやか。
2008パリワインコンクール金賞。
フィニッシュにやや酸味を感じる。
バランスの取れた味わい。
フレッシュと熟成感の中間。
連続して飲むとタニックになるが、間隔をあけて「ワインに息をさせて」飲むと、甘くてふくよかな味わいが堪能できる。
これで880円のボルドー!?
はっきし言って、「お得」。
フランスワインを見直したほうがいいかも。な1本である。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/maborosiya/dai-342192.html
97.カデ・ドック カベルネ2009
生産者:バロン・フィリップ・ド・ロートシルト
生産地:フランス
輸入者:エノテカ(株)
Alc:13.5%
格付け:ヴァンドペイ
価格:900円
あの「ラフィット」や「ムートン」の生産者バロン・フィリップ・ド・ロートシルトが手がけるテーブルワイン。
茶の入っていない赤紫色。
やわらかくてフレッシュな香り。
みずみずしいブドウの香り。
しっとりした甘み。
ムートンには程遠いが、全くひっかかりがなく逞しくて濃厚なところはさすがロートシルトだ。
http://blogs.yahoo.co.jp/gigaono/62040149.html
98.ピエール・シャノー ヴェルサン・ロワイヤル
生産者:ピエール・シャノー
生産地:フランス ボルドー地方
輸入者:?
Alc:13%
格付け:AOCボルドーシューペリュール
価格:550円
リーファーコンテナ輸送。
メルロ主体にカベソーのブレンド。
「え!?安!」と思わず手が出る1本。
でお味は?
茶に近い、オレンジに向かう輝く赤色。
やわらかい香り。
フルーツ香。
タンニンはほどよい。
甘みもある。
まろやかな味わいだ。
だが、すぐに酸化する感がある。
生命力の点はいまひとつだ。
が、これで550円なら十分グッド。
http://item.rakuten.co.jp/hiroya-shop/10001559/#10001559
99.ブリー・レッド メルロ2009

生産者:?
生産地:ドイツ
輸入者:国分(株)
Alc:13.5?%
格付け:?
価格:1180円
珍しい形の瓶。
しかも、ラベルが貼られているのではない!
瓶自体にプリントしてあるのだ。
デザインも斬新。
やや暗いルビーレッド。
アルコール、タンニンを強く感じる香り。
甘みは少ない。
が、バランスのとれた味わい。
シンプルかつストレート。
おそらくステンレスタンク発酵だろう。
プラムの香り、皮のニュアンスもある。
スパイシーだ、スペイン系に似ている。
フィニッシュに酸味がある。
メルロだが、カリメロ(カリフォルニアのメルロ)とは全然違う。
酸味と厳しさを持ち、複雑さを持っている。
陰性だ。
冷たい風と厳しい気候に育まれたような感じだ。
「鍛えられた」という表現がふさわしい。
http://www.aquavitae.co.jp/fs/wine/c/bree
100.ヌヴィアナ

生産者:コドーニュ社
生産地:スペイン
輸入者:サッポロ(株)
Alc:13%
格付け:?
価格:980円
テンプラリーニョとカベソーのブレンド。
フルボディ。
紫やオレンジのいない、やや薄暗い赤色。
りんご、梨のような揮発的フルーツ香。
その反面、味はしっとりしていて苔のような落ち着き。
コクも強い。
さすがは情熱の国スペイン。
ル・パッション(グルナッシュ主体)とアルマグロ(テンプラニーニョ100%)の中間のような味。
鼻を抜けるフレーヴァーは青りんごなのに、食道へ流れ込む液体の味は栗や小豆のような感じ。
とても面白い味わいの1本だ。
http://www.sapporobeer.jp/product/wine/J525/index.html
101.グリーナー・プラネット カベルネメルロ


生産者:?
生産地:フランス
輸入者:N&F日仏商事(株)
Alc:13%
格付け:?
価格:1280円
南フランス産のオーガニックビオワイン。
なんと「ペットボトル」入り。
オレンジに向かうエッジ。
やわらかい口当たり。
だが酸はしっかりある。
味はやや薄め。
ペットボトルワインは「地球に優しい」。
空輸時のCO2排出量が20%も低減できると言う。
http://www.happywine.com/html/wine/WineFR021_750.html
102.フェウド・モナチ アリアニコ・ロッソ・デル・ヴルトゥーレ2006
生産者:フェウド・モナチ
生産地:イタリア
輸入者:モンテ物産(株)
Alc:13%
格付け:DOC
価格:1300円
手摘み収穫の葡萄を11ヶ月樽熟成。
これが2006!?驚くほどの熟成感(飲んだのは2010年)。
オレンジ色のエッジ。
淡いガーネット色。
スパイスの香り。
味わいは、甘さがまず来る。
次いで、栗のようなブーケ。
余韻はあっさり。
ソルトクラッカーのような余韻だ。
ピーマンというよりししとう。
優しい。
終始トゲがなく、飲みやすい。
コクは強いほう。
がっかりさせるところが一切ない。
難をあえて言えば、「名前が長すぎるところ」ぐらいだ(笑)
ヘビーでマッチョ、なおかつ繊細でエレガンスさを持っている。
これなら、ほとんどの料理に負けないだろう。
素晴らしいイタリアワインだ。
30分後、完熟した「とよのか」(イチゴ)の味になった。
すげー!!
http://www.fuchu.or.jp/~class30/html/tastywines/wine_new_italy_2002_09_12.html
103.シャトー・コルバン1998
CHATEAU CORBIN
生産者:シャトー・コルバン
生産地:フランス ボルドー地方 サンテミリオン地区
輸入者:サントリー(株)
Alc:1?%
格付け:AOCサンテミリオン グランクリュクラッセ
価格:2300円(ハーフボトル)
黒に近い赤色。
澄んでいてきれいだ。
カシス、ブラックチェリーの香り。
一口目の味が「わからない」!
複雑な感じだ。
まとまりがある。
なめらか。
渋みなし。
まずさ0%。
でも主張は穏やか。
と、思いきや、ここからグランクリュの凄さが始まる。
20分経過。
甘みが出てきた。
こりゃ美味い!!
香りも出てきた。
なんて甘美なしっとり感。
アルコール香が消えていく。
その代わりに前面に出てくるのは、青りんごのような味わい。
だが完熟している青りんごだ。
美味い、美味すぎる!!(涙)
http://ameblo.jp/rokudenashichan/entry-10926171860.html
104.カンティコ キャンティ2009

生産者:カンティコ
生産地:イタリア トスカーナ州
輸入者:国分(株)
Alc:12.5%
格付け:DOCG
価格:1200円
サンジョベーゼ主体にカナイオーロとネロのブレンド。
ややブラウンがかった透明度の高い赤色。
小豆、ヨーグルトの香り。
ヨーグルトの味!!(笑)
なんとやわらかい酸とタンニンなんだろう。
甘くはないが、ほのかな甘さと酸と渋みは見事にバランスしている。
だからひっかかりがない。
「田舎のおばあちゃんがパニエ(麦わらのかご)に入れて持ってきてくれたパンケーキに明治ブルガリアヨーグルトを付けて食べている」ような感じだ。
陽性とまでは言えないが、気取らずのんびりとした温かみのある味わいなのだ。
その後、ラベルが簡単にはがせてしまって、貼り付けるページを出すのに慌てた。
ラベルの「のり」までもが、のんびりしていたのだった(笑)
イタリアワインは「とにかく陽気」というイメージが強いが、実はこうした「気取りがなく、のんびりとしていて優しい」ワインも多い。
http://liquors.kokubu.co.jp/?/p/item/kcd/7512860/
105.シャトー・レ・カリヨン2006

生産者:シャトー・レ・カリヨン
生産地:フランス ボルドー地方 ポムロール地区
輸入者:?
Alc:1?%
格付け:AOCポムロール
価格:3000円
熟成感のある深い赤色。
バナナ、ブラックベリーの香り。
果実味たっぷりの味わい。
熟成感がある。
味が濃い。
が、奥深さは今ひとつ。
3000円はちょっと高い気がしないでもない。
だがバランスは素晴らしい。
ポムロールって、「世界で一番メルロ栽培に適した大地なのではないか」、と思う。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~m-m-c/2002pomerol-4.html
106.イエロー・テイル ピノノワール2008

生産者:イエロー・テイル
生産地:オーストラリア
輸入者:サッポロ(株)
Alc:1?%
格付け:なし
価格:880円
ドンキホーテで購入。
「ドンキ・ホーテ」に「ドーンと置き・ホーダイ」だった(笑)
同じワインを30本も40本も並べて、面白いか?(笑)
イエローテイルのピノは初めて見た。
しかも、ボルドー型のボトル。
味は、もうピノって感じじゃない。
濃くてどっしりしている。
メルロ、いやカベルネに近い味だった。
色はかなり濃い。
黒へ向かう紫色のエッジは、まるでスペインワインのよう。
フレーヴァーにイチゴジャムの香りがあるのが特徴。
なかなか面白い、珍しい1本だ。
そうか、ドンキだからあえて「変わったもの」をセレクトしたのかな。
最近では、近所のスーパーにも置かれるようになった。
http://r3luckyfield.blog98.fc2.com/blog-entry-157.html
107.ザッカニーニ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ2007

生産者:ザッカニーニ
生産地:イタリア アブルッツォ
輸入者:マルカイコーポレーション(株)
Alc:12.5%
格付け:?
価格:1380円
ボトルのラベルに小枝が付いているのが特徴。
濃い紫色。
麦わらの香り。
甘い。
マイルドな味わい。
酸もはっきり感じるが、ジューシーな果実味と見事にバランスしている。
複雑さもある。
この酸の尖りが、味に立体感を持たせているのだ。
この酸がなかったら、甘くてジューシーでのっぺりとしたしつこい感じになっていただろう。
このワインは、北海道の道東、斜里郡斜里町以久品の民宿「じゃがいも亭」を思い出させてくれた。
素晴らしいワインは、その中に「画像」を持っている。
が、本当に素晴らしいワインは、その中に「物語」を持っているのだ。
ショートストーリー
「おかえりなさい、ふるさとへ」
小春日和。
折からの晴天。
遠目に、豊かな森が茂っている。
そこから吹いてくる、そよ風。
下草が緩やかに揺れている。
麦わらの香り。
下草の香り。
若々しい木々の香り。
わずかに、ラベンダーの香り。
風が、いろんな香りを運んでくる。
フワリとした、柔らかい土の感触。
敷地を埋める芝生も、元気そうだ。
目の前に現れた、農家の母屋。
その玄関に立つ。
木製の取っ手は、つやつやに光っている。
それが、長い年月ここの暮らしが豊かに営まれてきたことを、物語っていた。
ノックも忘れ、導かれるように、扉を開ける。
木のきしむ音。
開かれた屋内の光景。
そこに焦点が合う前に、穏やかな二つの声が、飛んできた。
「よぅ来たのう。長旅だったろうに」
「もう食事ができてますよ。さあこっちへおいで」
おじゃまします、と言いかけて、やめた。
お世話になります、と言いかけて、やめた。
言葉を飲みこんだ。
そしたら、涙が出た。
うれしかったんだ。
二人の言葉が。
客人なのに。
まるで、「一人で長旅をして、祖父母の家を訪れた孫」を迎えてくれるような。
いたわりの言葉をかけて下さった。
それが、本当にうれしかったんだ。
「こんにちは。お世話になります。」
と頭を下げた。
でも、僕の心は、本当はこう言いたかった。
「ただいま」、と。
ここへ来るのは初めてだ。
そして、この優しげな老夫婦は、僕の祖父母ではない。
なのに、何だろう?
安心感に包まれた感じがした。
家へ入るのに、何の緊張感もなかった。
むしろ、早く入りたかった感さえあった。
そうだね。
この二人は、ずっとずっと昔から、優しい人だったんだろう。
だから、家全体が、優しさで包まれているんだ。
だから、来訪者に何の緊張感も抱かせることなく、むしろ安心感を与えてくれるんだ。
ああ、まるで、故郷へ還った時のような、安心感だ。
人間は、ここまで優しくなれるのだ。
そう、教えてもらった。
「おかえりなさい、ふるさとへ。
ゆっくり、くつろいでいきなさいね」
そんな、心温まる物語を展開して見せてくれたワインがこれ。
「ザッカニーニ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ」1390円。
イタリア産のワインだ。
マイルドで優しい味わい。
入りこむ過程に、全く緊張感がいらない。
麦わらの香りと、キュッと締まった酸味。
それらが絶妙な世界観を造っていた。
「田舎の、自然に囲まれた農家の営み」
という世界観だ。
自然(四季・太陽・風・雨)と調和した暮らし。
自然の恵みと共に栄える暮らし。
循環型の暮らし。
自然物を有効利用する暮らしだ。
のんびりしていて、自由で大らかな暮らしだ。
されど、この暮らしにもルールがあり、
厳しさ(酸味)もある。
ワインの中の老夫婦が教えてくれたのだ。
「観光で来た人はね、皆な”綺麗だ””素晴らしい”と、
言ってくれるんだよ」
「でもねぇ、実際住んでみると、実は結構厳しくて、大変な面もあるのよ」と。
このワインは、懐かしい記憶を蘇らせてくれる。
しかも、色々な記憶を結合させる。
一つの、雄大で穏やかな記憶へと変えてくれる。
そんなワインだ。
僕の中にある記憶。
「風が吹くと麦わらの香りがする祖父母の家」
「イタリアの陽気な快晴の下」
「北海道の大らかで優しい人々」
「斜里町の民宿”じゃがいも亭”」
それらを蘇らせ、結合させ、一つの穏やかな世界へと導いてくれた。
本当に、素晴らしいワインだった。
http://minowine.exblog.jp/13784597
108.イル・ラ・フォルジュ メルロ2004
生産者:イル・ラ・フォルジュ
生産地:フランス ラングドック
輸入者:モトックス(株)
Alc:1?%
格付け:ヴァン・ド・ペイ
価格:1150円
1000あるヴァンドペイの中で、2年連続でベストワインに選ばれている逸品。
濃い、フレッシュ感のある赤色。
ブラックチェリーの香り。
樽香もばんばんある。
ふくよかな甘み。
渋みはおだやか。
チリワインのようなコク。
凄く飲みやすい。
シンプルな強い味わいはカリフォルニアやチリに似ている。
が、さすがはフランスで、奥行きが深い。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/sakenohanai/w2466.html
109.カリテラ アルボレタ カベルネ2001
生産者:カリテラ
生産地:チリ マイポヴァレー
輸入者:アサヒビール(株)
Alc:1?%
格付け:?
価格:1800円
アメリカワインの父「ロバート・モンダヴィ」と、チリの大手ワイナリー「エラスリス」のジョイント作品。
オレンジ系の濃い赤色。
チョコレートの香り。
がっしりとした力強い味わい。
強いコク。
甘みもすごい。
タンニンが少なく、滑らかな口当たり。
これは美味い!!
グランクリュクラスに匹敵する!
http://www.yuyay.jp/SHOP/ASH-1005.html
110.カリテラ アルボレタ メルロ2006

生産者:カリテラ
生産地:チリ アコンカグアヴァレー
輸入者:アサヒビール(株)
Alc:1?%
格付け:?
価格:1800円
ボトルがでかくて重いのが特徴。
開けた日は、たいしたことない。
2日目からがすごい!
ミルクチョコレートのようなコク。
甘い!
香る!
豊かに広がる!
すごい広がり!
で、料理が負ける(笑)
ジャワカレーでも負けていた。
アコンカグアはチリとアルゼンチンの国境を走るアンデス山脈の最高峰、6962m。
その頂上から見下ろす世界のような、広がりのあるワインだ。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/sake-taniguchi/00097369.html
111.グロリアフェラー・カーネロス メルロ2002

生産者:グロリアフェラー
生産地:アメリカ カリフォルニア
輸入者:やまや(株)
Alc:1?%
格付け:なし
価格:1480~2480円
2002年ものは2480円だったが、その後値下がり。
2008年あたりから1480円になった。
2002年は、超美味い!!
甘みたっぷりで、開けて30分経つと、部屋中がジャムの香りに包まれる。
「アロマテラピー」だなこりゃ。
メルロの特徴「豊かなふくらみ」が前面に出ていて、味もしっかり凝縮している。
チリワイン並みの力強さとフランスサンテミリオンワイン並みの奥行きを持っている。
美味しすぎて半日で空けてしまった。
http://www.shiawasewine-c.com/?pid=39869229
112.ディエゴ・ディ・アルマグロ グラン・レゼルヴァ1999
生産者:?
生産地:スペイン
輸入者:?
Alc:1?%
格付け:?
価格:1500円
以前は1150円ぐらいだったが、近年は1500円台に上昇。
このワイン、開けて2日目の美味しさは半端ではない。
人に聞いた話によると。
「TV番組で、芸能人のワインブラインドテイスティングをやって、過半数の人が10万円のペトリュスより美味いと言った」そうだ。
熟成が進んでいて、エッジがオレンジがかっている。
グラスに注いで10分後、香りが立つ。
サンテミリオンやポムロールに似た味。
http://www.budouya.jp/products/detail.php?product_id=1003
113.ディエゴ・ディ・アルマグロ グラン・レゼルヴァ2001

生産者:?
生産地:スペイン
輸入者:?
Alc:13%
格付け:?
価格:1590円
テンプラリーニョ100%
オーク樽で熟成2年。
瓶詰め後熟成3年。
それからようやく市場に出てくる。
つまり、2012年に初めてヴィンテージ2006年が出てくるわけだ。
カベルネよりも赤い赤色。
バナナの香り。
味は熟成により凝縮している。
バランスどうのこうのという次元ではない。
もはや「一つの世界」である。
http://blogs.yahoo.co.jp/batten1962/26383997.html
114.ラ・キュベ・ミティーク2003
LA CUVEE MYTHIQUE

生産者:?
生産地:フランス
輸入者:サッポロ(株)
Alc:13.5%
格付け:?
価格:1000円(ハーフボトル)
開けて10分後に本領発揮。
久々に「美味い!美味すぎる!」とうめいた1本。
香りは完熟葡萄やバナナ。
味はりんごのよう。
樽香も溶け込んでいる。
甘い。
ふくよか。
口当たりはなめらか。
渋みは少ない、かなり丸まっている。
開けた直後は「え!?痛んでる?」ような香りがしたが、なんのその。
サンテミリオングランクリュクラッセやメドック格付けものに匹敵する美味さ。
カベルネ、メルロ、ピノ、グルナッシュ、ガメイ、サンジョベーゼ、いずれにも似ていて、そのいずれでもない。
とても不思議な味である。
まさに、ラベルのふくろうのように「目を丸くして、首をかしげて飲むべし」ワインだ。
味わいは、まさにタオ(中庸)。
といっても、中央に居るのではなく。
深遠な奥底を持ちつつも波紋のように主張をはっきり広げていく、まさに球体。
そうか!
このワイン「ラ・キュベ・ミティーク」はまさに球体を見るワインなのだ。
「な、球べ、見ていく」てな。
そしてウーバーワールドの「コロナ」という歌の言葉を借りれば、「♪60兆~の、僕を担う全ーてがー…」、球を見た(笑)
球、見てぃーくべ。
果樹園の中のような強くてフルーティな味と香り。
それでいて奥で一つに融合して球のようになった構造。
すごく面白いワインだ。
人生最高の1000円ワインを選ぶならば、私はこのワインにする。
http://www.sapporobeer.jp/wine/mythique/
115.シャトー・マラヴィエイユ アリアンス2006

生産者:シャトー・マラヴィエイユ
生産地:フランス
輸入者:日仏商事(株)
Alc:14%
格付け:AOCコート・ド・ラングドック
価格:2500円
シラー45%、ムーヴェードル10%、グルナッシュ5%。
100%手摘み。
オーク樽16ヶ月熟成。
ヴィナリーインターナショナル2007銀賞。
ブリュッセル世界コンクール2007銀賞。
また、とんでもないワインを見つけてしまった。
このワインは、「オーケストラ」である。
暗黒色。
紫はない。
エッジは熟したカベルネのような輝くガーネット。
豊かな樽とハーブ、スパイスの香り。
甘みとアルコールは溶け込んでいて穏やか。
ハーブ、スパイスのニュアンスが強い味わい。
ところが、飲み込んでから、とんでもないことが起こる。
後味が凄いのだ。
スパイスは後味でハーブへ、そしてハーブから複雑に変化していく。
ピーマン、小豆、玉ねぎ、チンゲンサイ、花火、杉へ。
まだ続く!
下草、若葉、さくらんぼ、夏草を刈った後のあぜ道、カシスへ。
後から後から折り重なるように押し寄せてくる後味と余韻。
しかもその変化にひっかかりがなく、スムーズに変化する。
まるで波打ち際。
まるでハーモ二ー豊かなオーケストラ。
メドックのカベルネが「コークスクュリューパンチ」ならば、このラングドックは「真空波動拳」だ。
http://www.nichifutsu.co.jp/vin/508120.html
116.クロ・デ・ジャコバン1998

生産者:?
生産地:フランス ボルドー地方 サンテミリオン地区
輸入者:サッポロ(株)
Alc:15%
格付け:AOCサンテミリオン グランクリュクラッセ
価格:2850円(ハーフボトル)
熟成した赤色。
退色していない。
それだけで、このワインの生命力の強さがうかがえる。
スワリング(グラスを回す)すると、樽香が出てきた。
が、このワインも20分経たないと本領を発揮しない。
味が出てくると、すごい。
素晴らしいサンテミリオンだ。
ジャコバンは、フランス語で「過激派」。
クロ・デ・ジャコバンとは、「過激派の畑」の意味だ。
http://item.rakuten.co.jp/wsommelier/f0310007953/
0121安くて美味しいワイン特集~ワインワールドの旅Vol.4~(完)
目次
88.シャトー・デュ・テルトル・ベルエール
89.コンチャイトロ サンライズ カルメネール2004
90.オレリア
91.セントハレット タラティア カベルネシラーズ2010
92.ナパ・セラーズ メルロ2007
93.トゥルッロ プリミティーヴォ サレント2010
94.カッッシェロ・デル・ディアブロ カルメネール2008
95.シャトー・モークリュ 2006
96.シャトー・オーモンダン2006
97.カデ・ドック カベルネ2009
98.ピエール・シャノー ヴェルサン・ロワイヤル
99.ブリー・レッド メルロ2009
100.ヌヴィアナ
101.グリーナー・プラネット カベルネメルロ
102.フェウド・モナチ アリアニコ・ロッソ・デル・ヴルトゥーレ2006
103.シャトー・コルバン1998
104.カンティコ キャンティ2009
105.シャトー・レ・カリヨン2006
106.イエロー・テイル ピノノワール2008
107.ザッカニーニ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ2007
108.イル・ラ・フォルジュ メルロ2004
109.カリテラ アルボレタ カベルネ2001
110.カリテラ アルボレタ メルロ2006
111.グロリアフェラー・カーネロス メルロ2002
112.ディエゴ・ディ・アルマグロ グラン・レゼルヴァ1999
113.ディエゴ・ディ・アルマグロ グラン・レゼルヴァ2001
114.ラ・キュベ・ミティーク2003
115.シャトー・マラヴィエイユ アリアンス2006
116.クロ・デ・ジャコバン1998
本文
88.シャトー・デュ・テルトル・ベルエール
CHATEAU DU TERTRE BELAIR
生産者:DANS LA REGION
生産地:フランス
輸入者:日本酒類販売(株)
Alc:1?%
格付け:AOCコート・ド・カスティヨン
価格:498円
紫色。
しっとりとした香り。
味は濃い目でしっかりしている。
が、丸くはない。
http://osakenet.tv/nagasaki/index.php?main_page=product_info&products_id=1014
89.コンチャイトロ サンライズ カルメネール2004
生産者:コンチャイトロ社
生産地:チリ
輸入者:メルシャン(株)
Alc:1?%
格付け:なし
価格:1080円
濃い赤色。
チョコレートのような香り。
味はまろやか。
甘みもしっかりあり、酸味や渋みはほとんどない。
サンライズのカベルネと比べると、穏やかな味。
サンライズのメルロに似た膨らみがある。
サラサラした口当たりでとても飲みやすい。
「渋いのはダメ」という人やワインビギナーにはオススメの一本だ。
http://www.rakuten.co.jp/asano/435529/435614/
90.オレリア
生産者:?
生産地:スペイン バレンシア
輸入者:CGCジャパン(株)
Alc:1?%
格付け:DO
価格:400円
紫に近い薄い色。
樽香はなし。
ちょっと薄い味。
甘みは強め。
この価格にしてはよくできた味だ。
http://tazipie.exblog.jp/10144520
91.セントハレット タラティア カベルネシラーズ2010
生産者:セントハレット
生産地:オーストラリア
輸入者:メルシャン(株)
Alc:1?%
格付け:なし
価格:780円
エンジ系の色。
すごくフルーティーな香り。
スパイシーさもある。
熟したイチゴの香り。
味は、甘い。
スパイシーさもある。
アルコールは穏やか。
チリのワインよりも、果実味が強い。
イタリアワインのように陽性ではあるが、
もっとシンプルで主張がはっきりしている感じだ。
とってもわかりやすい。
十分に美味しい。
底抜けに飲める一本だ。
http://item.rakuten.co.jp/mashimo/10006395/
92.ナパ・セラーズ メルロ2007
生産者:ナパ・セラーズ
生産地:アメリカ カリフォルニア ナパ・ヴァレー
輸入者:コルドンヴェール(株)
Alc:14.5%
格付け:なし
価格:1780円
重くて太い、黒色のボトルが特徴。
まだ光を通さない、強い色調の赤色。
エッジには紫が入っていない。
オレンジやブラウンに向かっている。
イチゴ、バニラ、木、杉、シダ、湿ったコケ、リンゴ、バナナの香り。
アタックは、優しいインパクト。
かなり味は強い。
すごく膨らみがある。
中心が空洞で、その周辺に強い味わいを持っているかのよう。
だが、5分もすると、その中心にも味が入ってきた。
ストラータほどクセがないので飲みやすい。
グロリアフェラー・カーネロスのメルロに比べると、ややタニック。
甘みもしっかりしているが、それを上回るタンニンさがある。
てことは、あと3年から5年熟成させれば、MAXパフォーマンスを発するのではと思った。
このワインを飲むと、頭の中に映像が浮かぶ。
「たくさんのコケやシダ、下草。それらを見守るかのように、奥にそびえ立つ存在。高さ100m、胴回り3mの巨大な杉の樹だ。とても力強い。しかし、柔らかい陽光と温和な気候のためか、その樹には厳しさや頑強さは感じず、むしろ母のような大らかさがある。そしてたおやかでしなやかなのだ」
http://www.shiawasewine-c.com/?pid=38248477
93.トゥルッロ プリミティーヴォ サレント2010
生産者:トゥルッロ
生産地:イタリア プーリア州(ブーツのかかと)
輸入者:?
Alc:13%
格付け:IGT
価格:950円
土着の品種「プリミティーヴォ」100%。
若いカベルネに似た黒と紫に近い赤色。
樽の香りもある。
甘い!
しかも、渋みは少ない。
おだやかなタンニンと樽香は、フランスワインのよう。
くせがない。
柔らかく、おだやかな味わい。
されど、賑やかさもあり、陽気なイメージだ。
カリフォルニアのワインのような甘さ。
チリやオーストラリアのようなシンプルな味わい。
そして、スペインのような陽気、熱気。
さらにはフランスワインのような深さも持っている。
とても面白い1本だ。
http://tnishino.blogspot.jp/2010/07/2008_22.html
94.カッッシェロ・デル・ディアブロ カルメネール2008

生産者:コンチャイトロ社
生産地:チリ
輸入者:メルシャン(株)
Alc:1?%
格付け:なし
価格:1390円
紫に近い赤色。
チェリーの香り。
非常にまろやかな味わい。
甘い。
渋みは少ない。
ふくよか。
ややスパイシーがある。
エレガントで繊細なところもある。
これぞ、カルメネール!
カルメネール品種は、チリでしか成功していない珍種。
カベルネの強さとメルロのふくよかさを併せ持つハイブリッド的存在。
スイスイ飲めてしまう。
甘さたっぷり、どこまでも甘い。
が、甘さ一辺倒ではなく、よくバランスしている。
2008でこれだけ丸まっていれば、もう言うことはない。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~yueyue/wine/chile10.htm
95.シャトー・モークリュ 2006
生産者:シャトー・モークリュ
生産地:フランス ボルドー地方
輸入者:富士貿易(株)
Alc:12%
格付け:AOCボルドー
価格:880円
アントル・ド・メール地区のワインで珍しい。
ナドー家が生産した、メルロ主体にカベソーとカベフラのブレンド。
光を通さない、やや茶に向かった赤色。
しっとりした穏やかな香り。
酸やタンニンは強め。
だが上手に包まれていて、尖っていはいない。
樽香はほとんどなし。
フレッシュなフルーツという感じではなく、湿った感じ。
日陰の木小屋の土のようなニュアンス。
余韻が結構長い。
880円でボルドーでこれなら○。
ぶっちゃけ1000円未満のボルドーは期待できないものが多いが、これはかなりいい。
時間が経つとよりメルロらしくなってきた。
ボルドーワインコンクール2007金賞受賞作。
http://www.shigematsu.jp/p_limited/limited_200712.html
96.シャトー・オーモンダン2006
生産者:?
生産地:フランス ボルドー地方
輸入者:富士貿易(株)
Alc:12.5%
格付け:AOCボルドー
価格:880円
メルロ、カベソー、カベフラのブレンド。
紫や茶に向かっている赤色。
樽香も強い。
甘い香り、ベリー系。
ふくらみのある味わい。
タンニンや酸はおだやか。
2008パリワインコンクール金賞。
フィニッシュにやや酸味を感じる。
バランスの取れた味わい。
フレッシュと熟成感の中間。
連続して飲むとタニックになるが、間隔をあけて「ワインに息をさせて」飲むと、甘くてふくよかな味わいが堪能できる。
これで880円のボルドー!?
はっきし言って、「お得」。
フランスワインを見直したほうがいいかも。な1本である。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/maborosiya/dai-342192.html
97.カデ・ドック カベルネ2009
生産者:バロン・フィリップ・ド・ロートシルト
生産地:フランス
輸入者:エノテカ(株)
Alc:13.5%
格付け:ヴァンドペイ
価格:900円
あの「ラフィット」や「ムートン」の生産者バロン・フィリップ・ド・ロートシルトが手がけるテーブルワイン。
茶の入っていない赤紫色。
やわらかくてフレッシュな香り。
みずみずしいブドウの香り。
しっとりした甘み。
ムートンには程遠いが、全くひっかかりがなく逞しくて濃厚なところはさすがロートシルトだ。
http://blogs.yahoo.co.jp/gigaono/62040149.html
98.ピエール・シャノー ヴェルサン・ロワイヤル
生産者:ピエール・シャノー
生産地:フランス ボルドー地方
輸入者:?
Alc:13%
格付け:AOCボルドーシューペリュール
価格:550円
リーファーコンテナ輸送。
メルロ主体にカベソーのブレンド。
「え!?安!」と思わず手が出る1本。
でお味は?
茶に近い、オレンジに向かう輝く赤色。
やわらかい香り。
フルーツ香。
タンニンはほどよい。
甘みもある。
まろやかな味わいだ。
だが、すぐに酸化する感がある。
生命力の点はいまひとつだ。
が、これで550円なら十分グッド。
http://item.rakuten.co.jp/hiroya-shop/10001559/#10001559
99.ブリー・レッド メルロ2009

生産者:?
生産地:ドイツ
輸入者:国分(株)
Alc:13.5?%
格付け:?
価格:1180円
珍しい形の瓶。
しかも、ラベルが貼られているのではない!
瓶自体にプリントしてあるのだ。
デザインも斬新。
やや暗いルビーレッド。
アルコール、タンニンを強く感じる香り。
甘みは少ない。
が、バランスのとれた味わい。
シンプルかつストレート。
おそらくステンレスタンク発酵だろう。
プラムの香り、皮のニュアンスもある。
スパイシーだ、スペイン系に似ている。
フィニッシュに酸味がある。
メルロだが、カリメロ(カリフォルニアのメルロ)とは全然違う。
酸味と厳しさを持ち、複雑さを持っている。
陰性だ。
冷たい風と厳しい気候に育まれたような感じだ。
「鍛えられた」という表現がふさわしい。
http://www.aquavitae.co.jp/fs/wine/c/bree
100.ヌヴィアナ

生産者:コドーニュ社
生産地:スペイン
輸入者:サッポロ(株)
Alc:13%
格付け:?
価格:980円
テンプラリーニョとカベソーのブレンド。
フルボディ。
紫やオレンジのいない、やや薄暗い赤色。
りんご、梨のような揮発的フルーツ香。
その反面、味はしっとりしていて苔のような落ち着き。
コクも強い。
さすがは情熱の国スペイン。
ル・パッション(グルナッシュ主体)とアルマグロ(テンプラニーニョ100%)の中間のような味。
鼻を抜けるフレーヴァーは青りんごなのに、食道へ流れ込む液体の味は栗や小豆のような感じ。
とても面白い味わいの1本だ。
http://www.sapporobeer.jp/product/wine/J525/index.html
101.グリーナー・プラネット カベルネメルロ


生産者:?
生産地:フランス
輸入者:N&F日仏商事(株)
Alc:13%
格付け:?
価格:1280円
南フランス産のオーガニックビオワイン。
なんと「ペットボトル」入り。
オレンジに向かうエッジ。
やわらかい口当たり。
だが酸はしっかりある。
味はやや薄め。
ペットボトルワインは「地球に優しい」。
空輸時のCO2排出量が20%も低減できると言う。
http://www.happywine.com/html/wine/WineFR021_750.html
102.フェウド・モナチ アリアニコ・ロッソ・デル・ヴルトゥーレ2006
生産者:フェウド・モナチ
生産地:イタリア
輸入者:モンテ物産(株)
Alc:13%
格付け:DOC
価格:1300円
手摘み収穫の葡萄を11ヶ月樽熟成。
これが2006!?驚くほどの熟成感(飲んだのは2010年)。
オレンジ色のエッジ。
淡いガーネット色。
スパイスの香り。
味わいは、甘さがまず来る。
次いで、栗のようなブーケ。
余韻はあっさり。
ソルトクラッカーのような余韻だ。
ピーマンというよりししとう。
優しい。
終始トゲがなく、飲みやすい。
コクは強いほう。
がっかりさせるところが一切ない。
難をあえて言えば、「名前が長すぎるところ」ぐらいだ(笑)
ヘビーでマッチョ、なおかつ繊細でエレガンスさを持っている。
これなら、ほとんどの料理に負けないだろう。
素晴らしいイタリアワインだ。
30分後、完熟した「とよのか」(イチゴ)の味になった。
すげー!!
http://www.fuchu.or.jp/~class30/html/tastywines/wine_new_italy_2002_09_12.html
103.シャトー・コルバン1998
CHATEAU CORBIN
生産者:シャトー・コルバン
生産地:フランス ボルドー地方 サンテミリオン地区
輸入者:サントリー(株)
Alc:1?%
格付け:AOCサンテミリオン グランクリュクラッセ
価格:2300円(ハーフボトル)
黒に近い赤色。
澄んでいてきれいだ。
カシス、ブラックチェリーの香り。
一口目の味が「わからない」!
複雑な感じだ。
まとまりがある。
なめらか。
渋みなし。
まずさ0%。
でも主張は穏やか。
と、思いきや、ここからグランクリュの凄さが始まる。
20分経過。
甘みが出てきた。
こりゃ美味い!!
香りも出てきた。
なんて甘美なしっとり感。
アルコール香が消えていく。
その代わりに前面に出てくるのは、青りんごのような味わい。
だが完熟している青りんごだ。
美味い、美味すぎる!!(涙)
http://ameblo.jp/rokudenashichan/entry-10926171860.html
104.カンティコ キャンティ2009

生産者:カンティコ
生産地:イタリア トスカーナ州
輸入者:国分(株)
Alc:12.5%
格付け:DOCG
価格:1200円
サンジョベーゼ主体にカナイオーロとネロのブレンド。
ややブラウンがかった透明度の高い赤色。
小豆、ヨーグルトの香り。
ヨーグルトの味!!(笑)
なんとやわらかい酸とタンニンなんだろう。
甘くはないが、ほのかな甘さと酸と渋みは見事にバランスしている。
だからひっかかりがない。
「田舎のおばあちゃんがパニエ(麦わらのかご)に入れて持ってきてくれたパンケーキに明治ブルガリアヨーグルトを付けて食べている」ような感じだ。
陽性とまでは言えないが、気取らずのんびりとした温かみのある味わいなのだ。
その後、ラベルが簡単にはがせてしまって、貼り付けるページを出すのに慌てた。
ラベルの「のり」までもが、のんびりしていたのだった(笑)
イタリアワインは「とにかく陽気」というイメージが強いが、実はこうした「気取りがなく、のんびりとしていて優しい」ワインも多い。
http://liquors.kokubu.co.jp/?/p/item/kcd/7512860/
105.シャトー・レ・カリヨン2006

生産者:シャトー・レ・カリヨン
生産地:フランス ボルドー地方 ポムロール地区
輸入者:?
Alc:1?%
格付け:AOCポムロール
価格:3000円
熟成感のある深い赤色。
バナナ、ブラックベリーの香り。
果実味たっぷりの味わい。
熟成感がある。
味が濃い。
が、奥深さは今ひとつ。
3000円はちょっと高い気がしないでもない。
だがバランスは素晴らしい。
ポムロールって、「世界で一番メルロ栽培に適した大地なのではないか」、と思う。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~m-m-c/2002pomerol-4.html
106.イエロー・テイル ピノノワール2008

生産者:イエロー・テイル
生産地:オーストラリア
輸入者:サッポロ(株)
Alc:1?%
格付け:なし
価格:880円
ドンキホーテで購入。
「ドンキ・ホーテ」に「ドーンと置き・ホーダイ」だった(笑)
同じワインを30本も40本も並べて、面白いか?(笑)
イエローテイルのピノは初めて見た。
しかも、ボルドー型のボトル。
味は、もうピノって感じじゃない。
濃くてどっしりしている。
メルロ、いやカベルネに近い味だった。
色はかなり濃い。
黒へ向かう紫色のエッジは、まるでスペインワインのよう。
フレーヴァーにイチゴジャムの香りがあるのが特徴。
なかなか面白い、珍しい1本だ。
そうか、ドンキだからあえて「変わったもの」をセレクトしたのかな。
最近では、近所のスーパーにも置かれるようになった。
http://r3luckyfield.blog98.fc2.com/blog-entry-157.html
107.ザッカニーニ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ2007

生産者:ザッカニーニ
生産地:イタリア アブルッツォ
輸入者:マルカイコーポレーション(株)
Alc:12.5%
格付け:?
価格:1380円
ボトルのラベルに小枝が付いているのが特徴。
濃い紫色。
麦わらの香り。
甘い。
マイルドな味わい。
酸もはっきり感じるが、ジューシーな果実味と見事にバランスしている。
複雑さもある。
この酸の尖りが、味に立体感を持たせているのだ。
この酸がなかったら、甘くてジューシーでのっぺりとしたしつこい感じになっていただろう。
このワインは、北海道の道東、斜里郡斜里町以久品の民宿「じゃがいも亭」を思い出させてくれた。
素晴らしいワインは、その中に「画像」を持っている。
が、本当に素晴らしいワインは、その中に「物語」を持っているのだ。
ショートストーリー
「おかえりなさい、ふるさとへ」
小春日和。
折からの晴天。
遠目に、豊かな森が茂っている。
そこから吹いてくる、そよ風。
下草が緩やかに揺れている。
麦わらの香り。
下草の香り。
若々しい木々の香り。
わずかに、ラベンダーの香り。
風が、いろんな香りを運んでくる。
フワリとした、柔らかい土の感触。
敷地を埋める芝生も、元気そうだ。
目の前に現れた、農家の母屋。
その玄関に立つ。
木製の取っ手は、つやつやに光っている。
それが、長い年月ここの暮らしが豊かに営まれてきたことを、物語っていた。
ノックも忘れ、導かれるように、扉を開ける。
木のきしむ音。
開かれた屋内の光景。
そこに焦点が合う前に、穏やかな二つの声が、飛んできた。
「よぅ来たのう。長旅だったろうに」
「もう食事ができてますよ。さあこっちへおいで」
おじゃまします、と言いかけて、やめた。
お世話になります、と言いかけて、やめた。
言葉を飲みこんだ。
そしたら、涙が出た。
うれしかったんだ。
二人の言葉が。
客人なのに。
まるで、「一人で長旅をして、祖父母の家を訪れた孫」を迎えてくれるような。
いたわりの言葉をかけて下さった。
それが、本当にうれしかったんだ。
「こんにちは。お世話になります。」
と頭を下げた。
でも、僕の心は、本当はこう言いたかった。
「ただいま」、と。
ここへ来るのは初めてだ。
そして、この優しげな老夫婦は、僕の祖父母ではない。
なのに、何だろう?
安心感に包まれた感じがした。
家へ入るのに、何の緊張感もなかった。
むしろ、早く入りたかった感さえあった。
そうだね。
この二人は、ずっとずっと昔から、優しい人だったんだろう。
だから、家全体が、優しさで包まれているんだ。
だから、来訪者に何の緊張感も抱かせることなく、むしろ安心感を与えてくれるんだ。
ああ、まるで、故郷へ還った時のような、安心感だ。
人間は、ここまで優しくなれるのだ。
そう、教えてもらった。
「おかえりなさい、ふるさとへ。
ゆっくり、くつろいでいきなさいね」
そんな、心温まる物語を展開して見せてくれたワインがこれ。
「ザッカニーニ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ」1390円。
イタリア産のワインだ。
マイルドで優しい味わい。
入りこむ過程に、全く緊張感がいらない。
麦わらの香りと、キュッと締まった酸味。
それらが絶妙な世界観を造っていた。
「田舎の、自然に囲まれた農家の営み」
という世界観だ。
自然(四季・太陽・風・雨)と調和した暮らし。
自然の恵みと共に栄える暮らし。
循環型の暮らし。
自然物を有効利用する暮らしだ。
のんびりしていて、自由で大らかな暮らしだ。
されど、この暮らしにもルールがあり、
厳しさ(酸味)もある。
ワインの中の老夫婦が教えてくれたのだ。
「観光で来た人はね、皆な”綺麗だ””素晴らしい”と、
言ってくれるんだよ」
「でもねぇ、実際住んでみると、実は結構厳しくて、大変な面もあるのよ」と。
このワインは、懐かしい記憶を蘇らせてくれる。
しかも、色々な記憶を結合させる。
一つの、雄大で穏やかな記憶へと変えてくれる。
そんなワインだ。
僕の中にある記憶。
「風が吹くと麦わらの香りがする祖父母の家」
「イタリアの陽気な快晴の下」
「北海道の大らかで優しい人々」
「斜里町の民宿”じゃがいも亭”」
それらを蘇らせ、結合させ、一つの穏やかな世界へと導いてくれた。
本当に、素晴らしいワインだった。
http://minowine.exblog.jp/13784597
108.イル・ラ・フォルジュ メルロ2004
生産者:イル・ラ・フォルジュ
生産地:フランス ラングドック
輸入者:モトックス(株)
Alc:1?%
格付け:ヴァン・ド・ペイ
価格:1150円
1000あるヴァンドペイの中で、2年連続でベストワインに選ばれている逸品。
濃い、フレッシュ感のある赤色。
ブラックチェリーの香り。
樽香もばんばんある。
ふくよかな甘み。
渋みはおだやか。
チリワインのようなコク。
凄く飲みやすい。
シンプルな強い味わいはカリフォルニアやチリに似ている。
が、さすがはフランスで、奥行きが深い。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/sakenohanai/w2466.html
109.カリテラ アルボレタ カベルネ2001
生産者:カリテラ
生産地:チリ マイポヴァレー
輸入者:アサヒビール(株)
Alc:1?%
格付け:?
価格:1800円
アメリカワインの父「ロバート・モンダヴィ」と、チリの大手ワイナリー「エラスリス」のジョイント作品。
オレンジ系の濃い赤色。
チョコレートの香り。
がっしりとした力強い味わい。
強いコク。
甘みもすごい。
タンニンが少なく、滑らかな口当たり。
これは美味い!!
グランクリュクラスに匹敵する!
http://www.yuyay.jp/SHOP/ASH-1005.html
110.カリテラ アルボレタ メルロ2006

生産者:カリテラ
生産地:チリ アコンカグアヴァレー
輸入者:アサヒビール(株)
Alc:1?%
格付け:?
価格:1800円
ボトルがでかくて重いのが特徴。
開けた日は、たいしたことない。
2日目からがすごい!
ミルクチョコレートのようなコク。
甘い!
香る!
豊かに広がる!
すごい広がり!
で、料理が負ける(笑)
ジャワカレーでも負けていた。
アコンカグアはチリとアルゼンチンの国境を走るアンデス山脈の最高峰、6962m。
その頂上から見下ろす世界のような、広がりのあるワインだ。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/sake-taniguchi/00097369.html
111.グロリアフェラー・カーネロス メルロ2002

生産者:グロリアフェラー
生産地:アメリカ カリフォルニア
輸入者:やまや(株)
Alc:1?%
格付け:なし
価格:1480~2480円
2002年ものは2480円だったが、その後値下がり。
2008年あたりから1480円になった。
2002年は、超美味い!!
甘みたっぷりで、開けて30分経つと、部屋中がジャムの香りに包まれる。
「アロマテラピー」だなこりゃ。
メルロの特徴「豊かなふくらみ」が前面に出ていて、味もしっかり凝縮している。
チリワイン並みの力強さとフランスサンテミリオンワイン並みの奥行きを持っている。
美味しすぎて半日で空けてしまった。
http://www.shiawasewine-c.com/?pid=39869229
112.ディエゴ・ディ・アルマグロ グラン・レゼルヴァ1999
生産者:?
生産地:スペイン
輸入者:?
Alc:1?%
格付け:?
価格:1500円
以前は1150円ぐらいだったが、近年は1500円台に上昇。
このワイン、開けて2日目の美味しさは半端ではない。
人に聞いた話によると。
「TV番組で、芸能人のワインブラインドテイスティングをやって、過半数の人が10万円のペトリュスより美味いと言った」そうだ。
熟成が進んでいて、エッジがオレンジがかっている。
グラスに注いで10分後、香りが立つ。
サンテミリオンやポムロールに似た味。
http://www.budouya.jp/products/detail.php?product_id=1003
113.ディエゴ・ディ・アルマグロ グラン・レゼルヴァ2001

生産者:?
生産地:スペイン
輸入者:?
Alc:13%
格付け:?
価格:1590円
テンプラリーニョ100%
オーク樽で熟成2年。
瓶詰め後熟成3年。
それからようやく市場に出てくる。
つまり、2012年に初めてヴィンテージ2006年が出てくるわけだ。
カベルネよりも赤い赤色。
バナナの香り。
味は熟成により凝縮している。
バランスどうのこうのという次元ではない。
もはや「一つの世界」である。
http://blogs.yahoo.co.jp/batten1962/26383997.html
114.ラ・キュベ・ミティーク2003
LA CUVEE MYTHIQUE

生産者:?
生産地:フランス
輸入者:サッポロ(株)
Alc:13.5%
格付け:?
価格:1000円(ハーフボトル)
開けて10分後に本領発揮。
久々に「美味い!美味すぎる!」とうめいた1本。
香りは完熟葡萄やバナナ。
味はりんごのよう。
樽香も溶け込んでいる。
甘い。
ふくよか。
口当たりはなめらか。
渋みは少ない、かなり丸まっている。
開けた直後は「え!?痛んでる?」ような香りがしたが、なんのその。
サンテミリオングランクリュクラッセやメドック格付けものに匹敵する美味さ。
カベルネ、メルロ、ピノ、グルナッシュ、ガメイ、サンジョベーゼ、いずれにも似ていて、そのいずれでもない。
とても不思議な味である。
まさに、ラベルのふくろうのように「目を丸くして、首をかしげて飲むべし」ワインだ。
味わいは、まさにタオ(中庸)。
といっても、中央に居るのではなく。
深遠な奥底を持ちつつも波紋のように主張をはっきり広げていく、まさに球体。
そうか!
このワイン「ラ・キュベ・ミティーク」はまさに球体を見るワインなのだ。
「な、球べ、見ていく」てな。
そしてウーバーワールドの「コロナ」という歌の言葉を借りれば、「♪60兆~の、僕を担う全ーてがー…」、球を見た(笑)
球、見てぃーくべ。
果樹園の中のような強くてフルーティな味と香り。
それでいて奥で一つに融合して球のようになった構造。
すごく面白いワインだ。
人生最高の1000円ワインを選ぶならば、私はこのワインにする。
http://www.sapporobeer.jp/wine/mythique/
115.シャトー・マラヴィエイユ アリアンス2006

生産者:シャトー・マラヴィエイユ
生産地:フランス
輸入者:日仏商事(株)
Alc:14%
格付け:AOCコート・ド・ラングドック
価格:2500円
シラー45%、ムーヴェードル10%、グルナッシュ5%。
100%手摘み。
オーク樽16ヶ月熟成。
ヴィナリーインターナショナル2007銀賞。
ブリュッセル世界コンクール2007銀賞。
また、とんでもないワインを見つけてしまった。
このワインは、「オーケストラ」である。
暗黒色。
紫はない。
エッジは熟したカベルネのような輝くガーネット。
豊かな樽とハーブ、スパイスの香り。
甘みとアルコールは溶け込んでいて穏やか。
ハーブ、スパイスのニュアンスが強い味わい。
ところが、飲み込んでから、とんでもないことが起こる。
後味が凄いのだ。
スパイスは後味でハーブへ、そしてハーブから複雑に変化していく。
ピーマン、小豆、玉ねぎ、チンゲンサイ、花火、杉へ。
まだ続く!
下草、若葉、さくらんぼ、夏草を刈った後のあぜ道、カシスへ。
後から後から折り重なるように押し寄せてくる後味と余韻。
しかもその変化にひっかかりがなく、スムーズに変化する。
まるで波打ち際。
まるでハーモ二ー豊かなオーケストラ。
メドックのカベルネが「コークスクュリューパンチ」ならば、このラングドックは「真空波動拳」だ。
http://www.nichifutsu.co.jp/vin/508120.html
116.クロ・デ・ジャコバン1998

生産者:?
生産地:フランス ボルドー地方 サンテミリオン地区
輸入者:サッポロ(株)
Alc:15%
格付け:AOCサンテミリオン グランクリュクラッセ
価格:2850円(ハーフボトル)
熟成した赤色。
退色していない。
それだけで、このワインの生命力の強さがうかがえる。
スワリング(グラスを回す)すると、樽香が出てきた。
が、このワインも20分経たないと本領を発揮しない。
味が出てくると、すごい。
素晴らしいサンテミリオンだ。
ジャコバンは、フランス語で「過激派」。
クロ・デ・ジャコバンとは、「過激派の畑」の意味だ。
http://item.rakuten.co.jp/wsommelier/f0310007953/
0121安くて美味しいワイン特集~ワインワールドの旅Vol.4~(完)