『先生、俺、もしかしたら公立中いくかも!』
ぽかーん、ですよ。
いったいこの子は何を言っているのか、と思いました。
ましてや笑顔。
今までの頑張りはどうなったんだ!?
という自分の反応は嘘なんですけどね。
元々この子はうちの塾一本で私立を目指しているわけではないんです。
小4の頃から進学塾に入り、6年生を機に当塾を併用しているんです。
目的としては、受験前最後の1年、徹底的に弱点を潰す為。しかし、次第に打ち解けてくると、
「友達とバラバラになるのは嫌だなぁ・・・」
という言葉を聞く機会が増えてきました。
もともと、人見知りするタイプの子なので仲良い子たちと離れたくないとか。
ただ、それでも
『今まで頑張ってきたし、お母さんが行けって言うし・・・』
とも言っていました。
これを初めて聞いた時には、驚きはしませんでした。
親御さんから『本人から「行きたい!」という気持ちをあまり感じられない』と聞いていたので。
ただ、今回は唐突だったので、確認する為に親御さんのところに電話しました。
そこから授業の合間合間を縫って色々と話しました。
結論としては、
「私立中受験を諦めたわけではなく、少し近場の中学に目標を変える」
「親のエゴで本人の意向を無視して押し付けになっていた。私と同じ思いなんだと思い続けてきたけど、やっぱり違った」
といったところでした。
ここには書けませんが、家で色々とあったようです。
生徒ともいろいろと話をしましたが、あくまでこちらは塾という、第三者的な立場。
極端な話、アドバイスしか出来ないんですよね。
頑張りを応援する立場であり、勝手に手を引っ張ってそこまで連れて行くわけにはいきません。
真面目な子で、成績もとても良く、このままいけば受かるだろうと思っていた分、少々勿体ないなとは思いました。
実績とか、塾のことを考えると、頑張っていいところに入って欲しいところなんですが・・・
それを取らないあたり、自分も社会人としては失格なんでしょうか?
子どもの想い
保護者の想い
指導者の想い
全てが合致したら素晴らしい結果が生まれるものなんでしょうね。