1強でよくないか
近年は一線級が海外遠征して「空き家のG1」となっていた大阪杯だが、今年は中東問題で遠征をキャンセルしてこのレースに回ってきた馬もいて、昨年よりもレベルが高い。ダービー馬が2頭出ていた時なんてあったかと思ったら、それが結構あった。マカヒキとワグネリアンは皆勤賞に近かった。で、ダービー馬がこのレースを制したのはまだG2だった時の14年のキズナ(写真)まで遡る。8頭立ての少頭数でダービー馬と菊花賞馬エピファネイアの対決を見るレースだと思ったら、なんとなんと間に先行したトウカイパラダイス(写真クビだけ)に粘られて3連単は200倍以上になった。
さて、今年参戦のダービー馬たちはどんなレースをするのか。そして大阪杯で負け続けたダービー馬マカヒキ、ワグネリアン、コントレイルらの連敗をストップできるのか。それにも注目してみたい。
大阪杯 出馬表
<軸不動>
◎⑮クロワデュノール
○⑤ショウヘイ
▲④ダノンデサイル
△⑥メイショウタバル
△②マテンロウレオ
馬場:稍重~良馬場 内外ほぼフラットな馬場を想定
阪神はAコースで7週目。普通なら内側がヘタっていても不思議ではないが、土曜日の雨でも内外ほぼフラットなところでとどまっている感じ。金曜日に気象庁の予報を馬鹿にしたら、土曜日は逆に雨量が多い方で外された。最終レースの際にアナウンサーが本降りの雨というとおり、結局土曜日の雨量は30㎜に達して小降りになっても深夜まで続くらしい。日曜日は朝から晴れ予報なので、あとはどこまで乾くか。1・2角を回るのはメインまでに2R。3・4角の内回りを使うのも2Rだけ。現段階では内から乾くとも、内側が荒れるともいいにくい。とりあえずは内外ほぼフラットとみておくが馬場状態には注意したい。
展開:淀みないミドルペースを想定
ペースのカギは③セイウンハーデスで、出して行ったときに制御不能になって、⑥メイショウタバルとエキサイトしてしまう可能性だけ。但し、今回は最初からタバルの後ろを狙っていくという陣営の話もあるのでどうなるか。というか、前がどうなってもその後ろは⑤ショウヘイと⑮クロワデュノールで前が速ければ離れるだけで距離間の差だけで3番手以降のペース自体はそれほど変わらないだろう。となると、淀みないペースでの底力勝負とみてよさそう。
本命は⑮クロワデュノール。大外枠が厳しいのは確かだが、Bコース替わりの昨年と違って、今年は7週間も使ったAコースでの最後のレース。よほど渋った馬場が残って内側から先に乾くことがない限りは能力上位のこの馬で大丈夫。最強世代となった明け4歳でもスピードの持続力はトップクラス。トラックバイアスをほぼフラットとみるのであればこの馬が中心。あとは消去法で継続騎乗になった感のある鞍上がしっかり乗るだけ。
相手には⑤ショウヘイ。馬場や展開に多少の差があっても、阪神の内回りを前でこなす器用さは武器になる。何度も書いているように能力は高く評価していないが、馬場や展開に恵まれる可能性が高い。
まとめて負かすなら④ダノンデサイル。この馬のスピードの持続力は現役屈指でメイショウタバルが淀みないペースでレースを作ればこの馬の良さが生きるのは間違いない。但し、安田師が言うように「左右の矯正ができた」のだろうか。右回りはパフォーマンスが落ちるうえに、小回りコースが有利とはいえない。加えてテン乗りの瑠星である。とはいえ、内に刺さったとしても有馬記念だけ走れば充分勝負になるし、ましてハミの調整が走りの改善につながるのであれば差し切るシーンまで。
押さえに⑥メイショウタバル。ピンかパーなので、あとは確率論。自分のペースで逃げて肉を切らせて骨を断つレースができるかどうかだけ。あとは内側が少し力の要る良馬場で、外側が稍重で伸びない馬場になってもらうとかを祈るだけだろう。
穴で②マテンロウレオ。内側が有利な馬場で内からうまくさばくのは得意。問題はそこまで内側がいいかどうか。内側から先に乾いて絶対に内側が有利とみれば一票投じてもいいだけのオッズではある。
雨と枠で難解になったが、それは各陣営もおなじことか。
芝のレース数が意外に少ないが、内回りコースと1・2角のトラックバイアスは注意してみておきたい。
GOOD LUCK!


