慶州市滞在最終日。

寒い!!温度計を見ると7度しかない。昨日とは全然違う肌寒さ。
冷たい風も吹いており、コートを着てちょうどいい。雨も降りそうだ。
 
朝食はパンと玉子焼きをセルフで。
材料は他と同じなのに一番味気なく見えるのはなぜだろうか。
 
しかし今回の『キョンジュゲストハウス』、なんかボロかったな~(汗)。
値段と立地とオーナーフレンドリーさは最高なんだけど、また泊まりたいって気にならない不思議。
 
さてとにかくチェックアウトして11番バスで博物館へ向かう。
と、こ、ろ、が・・・!
しばらくして景色がおかしいことに気付く。
乗客に聞くと「このルートじゃないよ?!」と日本語の返事。
それにも驚いたが、さらに一緒に何でもない停留所で降りて正確なルートを教えてくれた。
 
驚いたね。
つたない韓国語を見ぬいて日本語で応じてくれたことと、ここまで親身に教えてくれたこと。
政治的には相当冷え切った関係になっているが、こうやって草の根的には非常に友好そのものだ。
「안압지」というバス停で降りると近いという。
バス停を見ると、カッコ書きで書かれてあった(笑)わかりにくいわ。
発音が短く簡単で助かった。かろうじて聞き取れた言葉をバスの運転手に聞いて折り返す。
かなり遠くまで乗ってしまったらしい。着いたら『東宮と月池( 雁鴨池 )』の近くだった。
 

国立慶州博物館

 

それにしても国立のこれほど立派な博物館が入場無料というのはありがたい。日本も見習ってほしいなぁ。

 

日曜日だけに家族連れでにぎわっている。気さくに来れる博物館ってなんかいいよね。
 
るろうにが個人的に気に入ったのがこれ。
「フィギュア付き土器」だって。
手前、ちょっとエロティックな表現が取り入れられている。
当時としては神聖視されたもののひとつらしい。
 
残念ながら日本語ガイドもガイドフォンもないが、そのうちスマートフォンアプリがリリースされ、対応するのだとか。
 
すべてゆっくり見れば確実に2時間を要する。
タイムスケジュールは余裕を持って行動したい。
 
野外には韓国で1、2を争う音色と言われる梵鐘が。
実際に20分おきに鳴らされる。とても優しい音だ。
 
別館で特別展が開催されていた。
子供より親やじじばばのほうが記念撮影に必死か(苦笑)
美術館のお土産にノートを購入。
1000ウォン/1冊
安くていい記念になる。
 
慶州児童博物館
小学生以下幼児向けの併設学習施設。
本物の博物館だと飽きちゃうし難しいだろうから、幼児教育向けに作られたというコンセプト。
どんなもんか立ち寄ったけど、大人は見るべきものはない。
 
博物館から慶州駅に向かう途中の景色。
一面の菜の花畑ではカップルや家族連れが幸せいっぱい。
向こうにはちゃんと 慶州瞻星台 が見えてます。いい景色だ。
 
慶州新名物?チョムソンデのくるみパン
日本のメディア、旅行雑誌などにも取り上げられたらしい。
慶州の名物と言えば「皇南パン」や「 チャルボリパン」が有名だが、これは新たな銘菓らしい。
小さくて目立ちにくい店構えで店員さんも一人でやってる。
慶州くるみぱん
店員さんから「シフォン」だとか「パン」だとか言われても全然、想像つかないお菓子。おひとつどうぞというのでありがたくいただく。
なるほど、ふわふわモチモチ食感に胡桃となぜかえんどう豆?も入ってる。味は薄っすらと甘いだけ。新しい味だ。例えていうなら日本の栃餅のようなものか??パンだけど。
 
手のひらサイズで一個1000ウォン。箱付きで5000ウォン
これまた可愛いパッケージ。ラブ
但し「賞味期限三日」なのでお土産にするには注意したい。(冷凍すれば100日持つらしい。少なくとも一週間はOK。自然解凍でOK。電子レンジ解凍はお勧めしない)
実際食べた人からはなかなか好評だった。
 

大邱へ帰ろう

慶州駅からムグンファ号で大邱に帰ります。
ちょっと予定が早いけど、もうすぐ来るよと言われて飛び乗ってしまった。すべて予約席。バスと違いきっちり指定番号に座る必要がある。徐々に満席になり移動することはままならない。
 
今回の座席は残念ながら通路側だった。
窓側席をオーダーすればよかった。
 

ラブウェイモーテルチェックインできず!?

もはや日本人大邱旅行者の定宿「ラブウェイモーテル」。
 
(るろうに)「泊まりたいんだけど」
(アジュンマ)「35000ウォン」
 
え?!3万ウォンだったはずだが?
いや、現金で払うよ?といってもアジュンマは曲げない。
何故だ?!
日本人が押し寄せていい気になって値上げしたか!?
 
少し怒気をはらんで「いつも3万ウォンで泊まってる!」と詰め寄ると、ようやく理由を説明してきた。
 
「まだ15時だから時間が早い。泊まりたいなら18時から来ておくれ」
という。(正確ではないが英語と韓国語を織り交ぜてくるので意訳するとこんな感じだった)
以前はもっと柔軟な対応をしてくれたんだけどなーショボーン
仕方ない。その代り荷物は預かってくれるというので預けて町にでる

ぺたんこ餃子を食べに行こう

大邱10味の一つ。
『납작만두(ナプチャクマンドゥ) 』。ぺちゃんこ餃子とかぺたんこ餃子とか言われている、いわゆるB級グルメ(ジャンクフード)。
以前から食べてみたいと思いつつ、後回しになってきたが、今回せっかく大邱駅に来たのだから食べてみよう。
 
大邱駅の観光案内所で紹介された有名店(らしい)。
大邱駅から半月堂駅方面に歩いて15分ほど。現代デパートの並びにある。なんと一等地じゃないか!
だが店名をgoogle検索しても別店舗ばかり出てくる。本当に有名店?
注文して待つこと5分。
紛れもなく見るからにB級グルメ!(笑)
いや本当に。
日本でいうところの、駄菓子屋のもんじゃ焼きみたいなもんかな?
学生や通りがかりの親子が食べていく。
ちなみに一皿35000ウォン。
ただるろうに的にはもういいかな。あせる
美味しいとか、そういう感動はなくて想像通り。何より店主がとてもやる気ない態度で、トッポギとかスンデを執拗に勧めてくる。断ると態度悪いし。まぁこれだけで商売するには難しいからだろうけど、全部食べたら10000ウォン超えるしお腹もいっぱいになっちゃう。
 
こういうのはね、小腹がすいたときのおやつとして食べるのが正しいの。あくまで屋台感覚。オデンとかといっしょだと思うんだ。
 
そのまま地下鉄1号線に沿うように中央駅方面に歩く。
やたらカフェが目立つ通りだが、なかにはこんなパンを扱うお店が!ラブいちご乗せケーキ風デニッシュ!?食べたいー!
 
でも高い。
一個7000ウォンから8500ウォン。
ひとつがソフトボール並みの大きさだからって日本円で700円以上するの!?高い!!よく売れるな!ガーン
 
夕食は前回訪れた寿司やで食べるつもりだったが、日曜定休日だったため、急きょタロクッパを食べることに。
 
ここも有名店並びの店にある。
7000ウォン。
 
だがしかし。
お勧めしないかな。
味もそうだけど、店員の態度もよくないし。
そもそも、タロクッパはもう何処で食べても同じでしょう。
 
帰路の地下鉄で。
以前は気付かなかったけど、広い大邱駅地下鉄では迷子にならないようにこのようなガイドラインが設置されている。
こういうの、いいよね。
大手町とか新宿とか池袋とか、迷子になりそうな駅には日本も設置してくれればいいのに。
 
チャミスルとマッコリ。
今回のお土産にするつもりだったやつ。
 
でも今回は持ち帰れず。
まさか今回の航空券がイベントチケット(預入れ荷物無し)だったとは気付かなかったのよえーん
 
マッコリだけは半分飲んだけど。
『さくら風味』ってあったけどそれほど感じられず。
 
ソジュのほうはモーテルのアジュンマにプレゼント。
 
予想外は、手荷物検査がさらに厳しくなっていたこと。
調味料(辛みそ類)の一番小さなパッケージが引っかかって没収されてしまった。ガーンそんなのまでー!?
 
女性はもっと厳しくて、スキンケア系化粧品がガンガン没収されていた。
 
安全第一とはいえ、不便な世の中になったもんだなー。
 
帰国前の朝食はモーテル前の24時間定食屋で。
朝から「デジクッパ」。
 
本当は「ヘジャング」を注文したのに・・・。
店員のオヤジめ、聞き取れなくて勝手に変更しやがったらしい。
まぁこれで5500ウォンだし、思ったよりさっぱりしてるからいいか。(でも再訪はないな)
帰りは11時のティーウェイ便。東大邱駅から空港までバスでも約15分程度なので余裕だ。
 
今回4泊5日だったが何気に忙しい行程だったな。
次回は浦項や蔚山に足を延ばすことにしよう!