全国35流派による演武会

 九段下、日本武道館にて2月3日に行われた設立40周年記念行事。
読売新聞から招待券をもらっていたので軽い興味本位でお出かけしてみた。
 

◆古武術って本当に独特だよね

時間的な関係で沖縄古武術から参観したけど、いきなり「ティンベー」と「ローチン」が出てきてちょっと感動。
 
何しろ”るろうに剣心”で宇水が使ってたやつだよ!?
本物見るの初めて!爆笑
かなりマニアックだけど・・・。ちょっと感動アップ
 
各流派約8分程度の演武はベストな運営時間
 最後まで見るつもりはなかったが、気付いてみればあっという間にトリまでみていた。
会場運営時間の都合だろうが、観客にとってもこの配分は飽きずに見られる最高の時間配分だったろう。
 
 宮本武蔵の『兵法二天一流剣術』とか、『柳生新陰流兵法剣術』とか『示現流兵法剣術』とか有名どころも出てました。
 
名前だけはドラマとかでよく聞く有名流派だけど、実際に見るのは初めてのものばかり。
また、知らない流派の中にもキラリと光る独自性のものも。
 
異色の「初實剣理方一流甲冑抜刀術」は巻き藁の試切りを披露し会場を沸かせていた。
 
楊心流薙刀術は華麗な和装で実践さながらの乱舞を披露
 
今大会、一番沸いたのが『荒木流拳法』の分銅や鎖鎌を使った演武。
 
そして何より皆緊張と驚きをもったのがトリを締める『陽流砲術』だろう。
その発射音の轟音と登りたつ白煙の迫力に度肝を抜かされた。
 
ただ、個人的には「天然理心流」や「北辰一刀流」など超有名流派が思ったよりも大人しい印象をうけた。
これらは新撰組隊士にも多く通じるだけにもう少しアクションをアピールしてもいいと思うのだが。
 
それから流派全体的にいえるが、若い外国人の出演者が目立った。
出演者も観客も日本人の多くは高齢者。
これが今の日本の古武道への興味姿勢を表しているのではないか?
ちょっといびつだなと思える状況だった。
そもそも古武道は敷居が高いから仕方ないのかもしれないが。