これで「娯楽の本棚」は一段落。
まだあと本棚1つとダンボールマウンテンが残ってますが…;

「神狼記(全6冊)」「黒狼秘譚(全3冊)」「白狼綺伝(全5冊)」
     いずれも 斉城昌美著 (中央公論社C-NOVELS)

ファンタジーですが、戦記ものと言っても良い、堂々たる作品です。
かなり筆力のある作家さんですし、面白いのですが、今回読み直してみて改めて
思ったのは、やっぱり主人公がどうにも暗い…;
設定だけ見ると、例えば「デルフィニア戦記」(茅田砂胡著)なんかと似てたり
するんですが、読後の印象は極端に違います。
より大人向けと言えるのかもしれませんが、一般受けはしないでしょうね。
それと、独立不羈の精神と野心・権力欲が、表裏一体のものとして描かれている
ところが、個人的にはすっきりしない…かな。

10年前頃の出版で、現在は絶版のようですが、それはもったいない気がします。