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ちびさんと出会ったのは、10月に入ったばかりの夜。
9時頃帰宅すると、ご近所中に響き渡るような声でねこが鳴いていました。
助けを求める仔猫の声。
気になって辺りを探したけれど見つからず、一旦は引き上げました。
けれど、断続的に声は続き…我慢できなくなって再度探しに出たのが11時頃。
何とか見つけたい一心で、ブロック塀によじ登ったり、見知らぬお宅のインターフォンを鳴らして
オートロックの解錠を頼んだり、普段の自分では考えられないような行動をして回り、最後はゴミ
置き場にもぐり込んで、傷だらけになって仔猫を捕まえると、既に深夜12時を回っていました。
朝からずっと鳴いていたという仔猫は、痩せて汚れて目ヤニだらけで、ぶるぶる震えていましたが、
スポイトでミルクを与えると結構飲んでくれたので、少しほっとしました。

と同時に、どうしよう~?と頭ぐるぐる。
臆病で気難し屋の先住ねこ(大きいの)は、遠くからじーっと睨んでます。
不在がちのマンション暮らし、2匹目なんて面倒見きれそうにない…;
何とか貰い手探すからね、と大きいのを宥めつつ、その晩は仔猫のそばで眠りました。

翌朝獣医さんに連れて行ったところ、体重500g弱、生後1ヶ月過ぎの女の子で、とりあえず結膜炎の
治療とノミ駆除だけでいいでしょうとのこと。
ウイルス感染の有無はまだわからないので、大きいのとは隔離。
それから約2週間、朝晩離乳食を食べさせて、薬を飲ませ、顔を拭いて目薬さして、夜は寂しがって
鳴くので添い寝して…拗ねていじける大きいののフォローも忘れず、隔離室と往復する都度、服も
着替え…仕事も忙しい時期だったので、睡眠不足でよれよれになってました。

幸い、仔猫はどんどん元気になり、ウイルス感染もなしと判明。
人づての里親探しが不調に終わる頃にはすっかり情も移ってしまっていて、大きいののご機嫌は気に
なるものの、ちびさんは晴れてうちの子になったのでした。

それからの様子は、日記に書いてたとおりです。
食いしん坊でおてんばで好奇心旺盛で、無視されても威嚇されても大きいのにまとわりついて遊んで
もらい、ゴミ箱を漁ったりお布団におしっこしたりしては私に叱られ…1日鳴き通して生き延びた姿
そのままの、元気いっぱいで周りを巻き込む力のある仔猫でした。

それが…たった2日苦しんだだけで、逝ってしまいました。
獣医さんにはとても親身になって診ていただいたのですが、滅多にない種類の心筋症だとかで、お薬
もほとんど効かなかったのだそうです。
原因もわからず…わからないだけに、あれこれ後悔するばかり。

もういないことが実感できないまま、ちびさんのいない日常が流れ始め、気持ちが迷子になりそう
なので…とりあえず、ちびさんのいた日々を書きとめてみました…。

最後の夜は、不安げな大きいのを宥めつつ、ちびさんの棺のそばで過ごしました。
6月に入ったばかりの夜でした。