寂しい父の日。 | 届かない手紙

届かない手紙

自死遺族〜
最愛の夫を失った妻の記録。
二度と戻らない日々…
行き場の無い気持ち…
もう二度と届くことのない夫への想いを綴る。

こんばんは。

 

今日は父の日ですね。

 

夫の父にはこちらを送りました。
毎年お酒を持って行って夫と義父が一緒に飲んでました。
今年もお酒がいいかなと思ったけど、一緒に飲んでたことを思い出してきっとさみしい気持ちになるだろうと…
今年からはもう一緒には飲めないんだな…と感じさせてしまうだろうと思って…
義母さんといっしょに楽しんでもらえそうな食品にしてみました。

 

 

私の父にはこちらを手渡しました。

今まで来ていたものが老朽化していたので新しいものが欲しかったそうでとても喜んでもらえました。

 

どちらもとっても喜んでもらえて私も嬉しいです。

 

 

そして亡き夫も息子にとっては父です。

遺影のそばに夫の好きなジュースを置いていました。

何も言わないけれど、息子なりに何か想っているんでしょうね。

 

私は…私にとっては父ではないけれど…

父の日には夫の好きな料理を並べ、いつもよりちょっといいお酒を用意していました。

普段お酒を飲むことは滅多になかったけれど、今日は夫と一緒に飲んでいるつもりで写真を眺めながらひとりで飲んでみました。

 

夫の好きだったお酒の残りです。

泣けてきますね。
生きていた時にもっと一緒に飲めばよかった。
後悔と寂しさでいっぱいです。
 
これから先、何十年とまだまだ長いであろう私の人生。
記念日やイベントの度にこんな気持ちになるのでしょうか。
 
自分の記憶の中にだけにしかない夫との想い出を少しずつ思い出せなくなる日が来るのが怖いです。
 
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パパ、久しぶりに一緒に飲めたね。
今更だけど、喜んでもらえたかな。
 
お疲れ様でした。
ありがとう。
 

 

 

 

お父さんに喜ばれたもの