おはようございます。
世間は3連休の中日ですね!
夫を亡くした私にとって連休は外に出たくなくなります。
幸せそうに、楽しそうにお出掛けをしているご家族を羨ましく思ってしまうからです。
私にはそう見えるだけでそれぞれいろんな事情を抱えていたりするのでしょうけれど…。
わかってはいても辛いものは辛いのです。
さて、第1回、第2回と「夜の安眠」と「朝のリセット」のためのアロマをご紹介してきました。
今回は、女性特有の心のつらさに焦点を当てたいと思います。
それは、「生理前後の感情の波」です。
理由もなく涙が止まらなくなる。小さなことにイライラして自分を責めてしまう。
いつもより孤独感や不安感が強く、「心と体のコントロールが効かない」と感じる。
ホルモンバランスの乱れは、私たちの感情を容赦なく揺さぶり、自死遺族としての悲しみをさらに深く感じさせてしまうことがあります。
私自身も、毎月のこの時期が本当に苦手でした。
そんな、自分の感情を優しく受け止めることが難しい時に、私をそっと支えてくれたのが、今日ご紹介するイランイランというアロマです。
この濃厚で甘い香りは、荒れた心を穏やかに整え、自分自身を許し、大切にするための時間を与えてくれました。
イランイランを使い始めたのは、PMS(月経前症候群)の時期に、わけもなく夫の死を激しく悔やんで、自分を責め続けてしまった時でした。
感情の波に飲まれて疲弊しきった時、このアロマは「今のあなたは不安定でいいんだよ」と語りかけてくれるように感じました。
無理に気持ちを持ち上げるのではなく、ただそこにいる自分を肯定してくれるような感覚です。
この優しい香りは、孤独感や自己否定に苛まれる時期の心の避難所になってくれました。
甘い香りが心をそっと包み込む「イランイラン」
イランイランが感情の波に悩む女性に選ばれるのは、その芳醇で甘い香りが、私たちの心と体にダイレクトに働きかけるからです。
この香りには、ホルモンバランスの乱れを整え、鎮静・抗うつ作用が期待できると言われています。PMS(月経前症候群)や更年期などで不安定になりがちな心を、無理なく安定へと導いてくれます。
気持ちが落ち込んでいる時、イランイランを嗅ぐと、まるで全身の緊張が解きほぐされていくように感じます。怒りや悲しみが込み上げてきても、その感情を否定するのではなく、「そういう時もある」と自分自身を優しく許すことができるようになる。
これこそ、不安定な時期に一番必要な心のケアだと感じています。
私の使い方許しと癒しの「アロマバス」
夜の安眠にはディフューザー、朝のリセットにはハンカチでしたが、感情が大きく揺れるこの時期には、全身を包み込む「アロマバス」をおすすめします。
【アロマバスのやり方】
浴槽に浸かる直前に、塩やキャリアオイル(ホホバオイルなど)にイランイランを数滴混ぜて湯船に入れます。甘く温かい香りが湯気と共に立ち込め、体だけでなく心も芯から温めてくれます。
この時間だけは、誰のためでもなく、疲れた自分自身を大切にする時間。
イランイランの香りに包まれ、心を緩めることで、翌日への活力が生まれます。
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自分を大切にする「儀式」を持とう
3回にわたって、私のセルフケアを支えてくれたアロマの「儀式」をご紹介しました。
朝のベルガモットで「一歩踏み出す勇気」を。
夜のフランキンセンスとラベンダーで「心の静けさ」を。
そしてイランイランで「自己肯定感」を。
大切な人を亡くした悲しみは、決して消えることはありません。
ですが、ご紹介したような小さな「自分を大切にする儀式」を持つことで、私たちは悲しみと共に、穏やかに生きていく力を少しずつ育むことができます。
もし、アロマ以外にも「こんなセルフケアをしているよ!」というアイテムがあれば、ぜひコメントで教えてくださいね。
今後もこのブログでは、遺族としての私の気持ちの置き場としてはもちろん、私が実際に使って心の支えになったリラックスグッズや書籍など、Ameba Pickでご紹介できるアイテムを随時発信していく予定です。
どうぞ、ご自身を責めずに、様々な気持ちを行ったり来たりしながら、できることから一緒に一歩ずつ進んでいきませんか?
自分へのご褒美、クリスマスプレゼントにもオススメです。

