日曜日の午前中、放送大学の学生コーラス「清流ハーモニー」の活動を終えると、その足で滋賀県五箇荘にある近江商人屋敷に向かいました。


昨年の7月には、近江路を歩き、五箇荘にも寄ったのですが、時間が遅くて、2ヶ所しか回れず心残りでした。

そこで、再訪することにしました。

多賀スマートインターで下りまして五箇荘に向かいました。


五箇荘金堂の街並みの案内板


五箇荘金堂の街並みは、日本遺産に指定されています。 

外村繁邸は、前回訪れました。

近江商人を題材とした小説を書いた外村繁の生家です。


外村繁邸の庭先に据えられてあるこの狸の焼物は、家を守るための守護狸とされていました。

大きくくり抜かれた2つの目には、社会情勢を見通し、他ぬき(たぬき)のごとく秀でた人になるようにとの教えが込められているそうです。

こちらは、中江準五郎邸です。戦前、朝鮮や中国で三中井(みなかい)百貨店を経営した中江四兄弟の末弟の本宅です。

立派なお庭があり、大陸から持って来たという灯籠がありました。池は、琵琶湖に形を似せて作っているそうです。

こちらは、藤井彦四郎邸にあった天秤の教訓

「三方よし」の精神。

「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」

…商いというものは、売り手も買い手も満足する取引でなければならない。そして、その取引で得た利益は世間のために活用されなければならない、という教えです。 


昨年訪れました、豊郷小学校旧校舎群の記事をリブログします。

近江商人、商社「丸紅」の専務だった古川鉄治郎氏が、地域に寄贈された小学校です。

三方よしの教えを実践された方で…素晴らしいと感激しました。


今は、一方よしの考えの人が多いように感じますね。

こちらは、藤井彦四郎邸の玄関前です。


ここから、標高433mの繖(きぬがさ)山、山頂南側標高370m付近にある観音正寺に向かいました。五箇荘方面からは、かなり上まで車で行くことが出来ます。

さあ、レッツゴー〜❗️