ホテルのラウンジで、飲み屋で、はたまた旅行中の乗り物などで、どうみても親子ほどの年の差があるけど明らかに親子ではない感じの、カップル? どーゆー関係? みたいな二人を見かけることがあります。そんな時、映画好きなら妄想炸裂でしょう。もちろん私も。この映画は、そんな妄想炸裂の映画。「それはありえないでしょう!」という展開は全て作家(西島秀俊)の妄想だと思えば話の筋も分かるって感じかな~。いや、そもそも話の筋なんて分からなくてもいい映画なのかも。スランプの作家が妄想をかきたてられる二人(北野武と忽那汐里)を見て妄想炸裂して小説が書けました、って話なのか。それにしても、若い女=無垢で純粋で純白、っていう思い込みに笑ってしまうな~。案外もっとしたたかなんじゃないの? でもまぁ、そう思っておきたいのなら止めないけど~。あ、出番少ないけどリリー・フランキーの胡散臭さが最高でした。