著者: 吉本 ばなな
タイトル: 体は全部知っている

 短編集。音や感触、風景などで、いきなり蘇る記憶。あるある、こういうこと。すっかり忘れていたことは、実は思い出したくないことで、敢えて「忘れていたこと」だったりするんだけどね。ふいに蘇ると、辛かったり、もう風化して昇華されていたりと、それは人それぞれなのかも.....。切ない短編集です。