『少林サッカー』公開時には、もうハマりまくって、周囲の人に勧めまくった私。日頃はアジア映画なんか観ないもんという知人にも「まぁ騙されたと思ってコレは観てみてん! 絶対に面白い! 私が保証する!」とまで言い切って勧めました。まぁ、知人のどれだけが観てくれたかは追跡調査していないので知るよしもありませんが、世間的にはドカンとヒットしてくれたので「良かった~!」と思ったほどです。なんたって私わざわざ日本語吹き替え版も後から見に行きましたからねぇ。
で、待ちに待ったチャウ・シンチーの最新作が元旦に封切り。これは見に行くしかないっしょ!という感じで見に行きました。夜7時半頃からの上映を見に行きましたが劇場はイイ感じの混み具合。(って私は配給会社の関係者か?)で映画は、んもー全編、まさに、宣伝文句通りに「ありえねー!」展開なんですが、面白かったのでOKなのだ! 今回、チャウ・シンチーは小悪党というか、ケチなチンピラ。『少林サッカー』に出ていた俳優さんもチラホラ出ています。(でも、あのブルース・リー似のゴールキーパーの彼には、パンフ見てから気づいた私! だめだめじゃん....ちなみに斧頭団のボスが彼です。)チャウ・シンチーを取り巻く面々も相変わらず濃いい! 特に大家のおかみさんがパワフルなこと! そして期待にたがわず「この人は実は!」という展開で、中盤は「え? チャウ・シンチーって今回は主役じゃなかったの?」というくらい彼抜きで話が展開していくんだけど、ご心配なく。ちゃーんと最後に大活躍するのだ。そしてまさに胸がすくようなラスト! ま、「ありえねー!」ことだらけなんですけどね。でも、これだけ楽しませてくれるなら、それでイイじゃないの。ね。カンフー・マニアには「おおお!」という顔ぶれが出ているのだけど、別にそんなこと知らなくても充分楽しめるコメディ映画です。(当然、私もあとからパンフ読んで知って「ほぉ~!」と思ったクチです。)
そうそう、前作『少林サッカー』のとき、貧相な体がアメリカでは不評だったそうで、チャウ・シンチーは体鍛えて今回かなりマッチョな上半身になってます。それもちゃんと終盤で披露してますが、別にマッチョ好きではない私としては「そんな。貧相な体でも素晴らしく強いところがイイんじゃん!」と思うけど、まーアメリカ人にそんなこたぁ通用しないのだろうな。チャウ・シンチー40代でもう人気者だし大御所の部類だろうに、あれだけ体張って主役はるってスゴイなぁ~と心底思います。ますますファンになりました。今回も私は吹き替え版も見に行くんだろうなぁ~。ともかく新春早々、楽しい映画で気分晴れやか~になりましたぜ!公式HPはこちら。

<追記>パンフレットについている双六が最高です! ネタバレがあるので、映画を見終わった後に見ましょう。