うーん、これ別にSF映画じゃないですよね。ウォン・カーウァイ独特の世界なので、キムタク目当てで行って初めてウォン・カーウァイ映画を観た人は、たくさんの「?」が頭の中に充満したのでは。私は音楽も映像も好きでした~。相変わらず音楽と映像に酔いしれる世界って感じ。トニー・レオンは口ヒゲはやしただけで、めっちゃドンファンな感じになっていた。すごい。やっぱすごい俳優さんだ。「ああ、こんな男にだけは絶対に惚れまい!」と思うような男を演じてました。でも私の心の中では、この映画の主演はフェイ・ウォン(なんかちょっとデビューしたばかりの頃の松本伊代っぽいと思ったのは私だけ? 髪型のせいですかね?)です。カタコトの日本語も可愛い、切ない恋をしている大家の娘&トニー・レオンの書く小説の中ではアンドロイドの娘。未来世界の描写も「60年代の頃の人達が思い描いていたような未来世界」って感じで、ちょっとレトロな感じ。そこも可愛かった。
賛否両論のようですが、私は好きな映画でした。サントラ盤も買っちゃったよ。退廃的ムードが漂っていて、夜、寝る前のBGMにはピッタリ。
全般的に、ウォン・カーウァイ色がてんこ盛りの映画でした。なので、多分ウォン・カーウァイ好きの人は何回も見たくなる映画。そうでない人は「はぁ?」って感じで拒絶反応起こす映画かもね。(キムタク目当てで行った客の大半はコレでしょうね。ご愁傷様です....。)『欲望の翼』『花様年華』とコレで”60年代3部作”ってことらしいけど、この3作品の中では私は『花様年華』が一番好きかな。