バレンタインは、
ボクたちの結婚記念日です。
慌ただしい毎日の中で、毎年、
彼女に、大切な想いを伝えたくて、
この日を選んだ。
妻は出逢った頃から、凛とした人だ。
子供が二人生まれ、環境も、
人間関係も、仕事も様々に変化したけれど、
彼女は、何も変わらない。
互いに、仕事に、家庭に、人間関係に、
辛いことや苦しいことが山の様。
ただただ必死の毎日で、
節目なんて、感じる暇もない。
どんなに懸命に生きていても、
色褪せていくもの。変わっていくもの。
失われてしまうものがある。
でも、今日はやっぱり、
ふたりの間にあった、
様々な出来事を思い出すと、
感謝の想いが、
ドクドクとあふれてくる。
きっと、この日は、
彼女とでしか
迎えることができなったし、
ふたりだから、
漕ぎ着けた。
悲しみも喜びも全部、
この人と分ちあい、
また、この日を、
今年も迎えることができたことが、
本当に嬉しい。
想えば、
僕は、このティアラの
仕事をはじめるキッカケも、
彼女のためのティアラが
はじめてカタチになった時の
感動からだった。
今も、一つの作品を
苦しんで苦しんで作り上げる度、
お客さんの笑顔を見るたび、
世界一幸せな仕事だと思う。
そう考えると、
彼女との出逢いが、
ぼくの一番の幸運なのだ。
Mizukiさん、13年間、
どうも、ありがとう。
いつも尊敬しています。
今年も、共に、
成長していきたいです。