夏目漱石、旧千円札を飾った言わずと知れた文豪ですね。100年以上も前に書かれた作品なのに全く古臭くはありません。むしろ新鮮です。デビュー作は「吾輩は猫である」です。
彼の作品はさわりの1文、1ページが素晴らしいのなんの。物語に自然と引き込まれます。
「吾輩は猫である」
ー吾輩は猫である。名前はまだない。
「三四郎」
ーうとうととして目が覚めると女はいつのまにか、隣のじいさんと話を始めている。
「こころ」
ー私はその人を常に先生と呼んでいた。
「坊ちゃん」
ー親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。
「それから」では、
ー誰か慌 ただしく門前を馳 けて行く足音がした時、代助 の頭の中には、大きな俎下駄 が空 から、ぶら下っていた。
漱石と自分の文を比較してみました。彼の作品からは活字に息吹を感じます。卓越した漢字、かな、カタカナを紡いだ、動き出すかのような滑らかな文章。
情景や登場人物の心情をあたかも目前にしたかのような錯覚に陥る、如実で繊細な描写。
比べた自身を恥ずかしく思いました。
またある日、漱石の代表作である「こころ」を読んでいたところ、ある文章に強く引かれました。
「最も幸福に生れた人間の一対であるべき はずです」
先生が私に言ったフレーズですが、甚だ音が美しくて痺れました。
こんなに卓越された文を書く人はどんな人だろう。彼の頭の中を覗いてみたいと思いました。漱石と同じ時代を生きられたなら、迷わず彼に会いに行っていた事でしょう。
話は少し変わります。SMAPで世間が騒いでいた時の事ですが、私の自転車の前籠に読み終えた新聞紙と空き缶が捨てられていました。
「あってはならぬ」
そんな言葉が聞こえて来ました。渋々とお家まで持ち帰って自宅のゴミ箱へ捨てたMisssimでした。本当に、
「あってはならぬ」
です!!
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