おはようございます。初めての方もお馴染みの方もブログにいらして下さってありがとうございます。このブログはペンネームMisssimこと大野みさきの何気ない日常を書き綴ったものです。
ワイン輸入業を経営しているのでビジネスの事だったり、ワインのウンチクだったり、お勧めレストランやバーの情報だったり、お料理やお菓子だったり、旅行の事だったり、感動した事だったりと・・・・さしずめ33歳独女の写真日記です。
只今、全24話のインド旅行記をアップしています。是非、1話から続けてご覧下さい。
【第9話】インド人のパンツを干す
「困ってる人の力になりたいです!」
突発的な懇願を経てマザーハウスで働く事となった。同じような志願者が他にもいる。日によりドイツ、イギリス、スイス、日本などの世界中からボランティアが集う。
初日はホウキの様なもので掃き掃除をした。各部屋と屋根のない吹き抜けの中庭までを寡黙に行う。
その後キッチンで雑談をしながらチャパティ(インドのパン)を作った。団子になった生地を専用の丸台と綿棒を使用し丸く伸ばした。チャパティ奉行の様なこだわりの強いローカルおばちゃんがいて、上手くできないと「ちょっと貸しなさい」と言って直される。
その後、伸ばした生地をひたすら焼く。11時過ぎまでこんな感じで働いた。
ある日、早めに仕事が終わったので、
「もっと仕事は無いの?」
要求をするとシスターはお風呂の浴槽一杯分の緑の葉っぱを中庭の床にぶちまけた。よく見ると10㎝程のほうれん草が雑草と混ざっている。どうやらほうれん草のカレーを作るらしい。
時計の長針が1周半する間、ひたすらイギリスの女子大生と恋愛トークをしながらほうれん草と雑草を分別するのに勤しんだ。
またある日、おばあちゃん達の乾燥してひび割れた手足にオイルを塗るように頼まれた。何度か揚げ物をしたであろう茶色いサラダ油。酸化臭も鼻につく。
最初はおばあちゃん達も黙って手足を出してくれたが、その内嫌がって逃げるようになった。何故か。真冬のインドは日本の冬より寒い。私の手が氷の様に冷たかったからだ。嫌がるのは無理もない。
またまたある日、遊べと言われた。ドイツ人と顔を見合わせた。子供たちとならわかるが大人と遊ぶ?ヒンズー語を解さないのでコミュニケーションすら難しい。遊び道具もない。仕方なしにみんなで屋上から木に引っかかった凧揚げを棒で落として修理し空に泳がせた。
またまたまたある日、女性の担当であるキッチンやお掃除などの仕事が早く済んだので男性陣を手伝う事となった。男性の仕事は屋上での洗濯だ。シーツや衣類を洗って干し、乾けば畳んで取り込む。私達の日常でもやっている洗濯と言う行為。
しかし、洗濯機はない。足で踏んで洗い、手で絞る。大物は2人がかりでねじって脱水をする。真冬なので手足は凍え過酷な仕事だ。カーストの下位者が従事する仕事だという事も頷ける。
丁度脱水が終了したところに出くわした。内心ラッキーと思ってしまう。乾いた洗濯物を畳んで取り込むのと干すのを手伝う。物干し竿やハンガーも無論ない。屋上の壁にかけ、残りは地面に平干した。
原始的生活の極みを体験した。シンプルな事を黙々とやり続ける週だった。私達のスイッチ1つで衣類の乾燥までやってくれる生活がいかに恵まれているかを再確認する事となった。
それと同時にボランティアは1に体力、2に体力、3、4に体力、5に損得一切ない無垢な心が必要だと悟る。そんな人間は稀で、マザーテレサぐらいなものと言えよう。彼女には尊敬の念を抱いた。
誰かの為に何かしたい、人の役に立ちたい、困った人を助けたい。実に素晴らしい心の持ちようだ。だが、その為に身体を壊したり、精神を病んだりと自分や家族を犠牲にすることはない。身の丈でできることを楽しんで行えばいいと思う。
世界平和の為に私達はどんなことをしたらよいかという質問にマザーテレサはこう答えたそうだ。
「家に帰って家族を愛してあげて下さい」
なーんだ、灯台下暗し。身近にできることがあるじゃないか。
【次回の予告】ガンジスへの挑戦
ここまで読んでくれてありがとう。
続く。
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