(こちらからのつづきです。)
ファスティング中に起きた好転反応による身体の調子低下につき、
珍しくお休みを取った私。
最初は疲れているから、だと思っていた。
というのも、本当に私は最近お疲れモードだった。
小学校の仕事は楽しいのだけれど、
一日中ほとんど立ちっぱなしか動いている、
それに子どもたちのすさまじいエネルギーに圧倒されそうになるのです。
ランチ時に全学年を監督する役割もあり、
放課後は娘二人のバレーボールの遠征試合が週に4日、、、、
という日々でもあった。
学校の仕事での頭痛の種といえば、
1年生のある男児のX君。
彼は特別支援児、いわゆるスペシャルキッド。
私によくなついてくれているのだけど、
気に入らないことがあると教室を抜け出す。
それが日常茶飯事になっていて、
私が追いかける、というパターンになっていた。
私はそもそも1年生の教室に入って、
学習におけるヘルプが必要な児童をサポートするはずなのに、
E君の追いかけ役になってしまっていた。
これは私の仕事ではないし、
E君は彼のニーズに相応しいヘルプが必要だ。
それなのに、、、なぜかこんなことになっている。
そう、新学期が始まった8月の終わりから。
この状況は学校の人も、X君の担任の先生も知っているし、
担任の先生もヘルプを出していた。
なぜなら、彼の行動で授業を中断することはしばしば、
他の児童にも影響があり、授業にならないから。
抜け出すだけではなく、X君は他の問題行動も起こすことがあった。
私としては、X君は必要なサポートを受けるべきだと思うし、
その方が彼のためにもなる。
それが今の環境では不可能に思えた。
私は学校関係者だけど、母でもあるので、彼のことを見放すことができない。
それに彼はとても私になついてくれていて、かわいいのだ。
と、まあこういう状況もあって、
私は疲れがピークに上り詰めたのでした。
今朝起きて調子が悪く、私にしては珍しくあっけなく病欠することに決めたのは、
虫の知らせがあったのかもしれない。
夕方になり、もうすぐ子どもたちを学校に迎えに行こうと思ったときだった。
同僚から連絡があり、
「あなたにとっていいかもしれないことが起きたわよ!」
と。
「だれが退学したと思う?」
X君!!!
とっさに彼の顔が浮かんだ。
彼は何しろ、今日も教室を抜け出し、
なんと今日は学校の外に逃げ出したというのだ。
逃げ出して事故にでもあったら大変だ。
そして今までは彼が逃げても追いかけて学校のビル内にとどめていたのは、
私だった。
校長が両親に連絡をし、両親は退学届けを出したらしい。
問題行動は今回初めてではないし、
どういういきさつがあったのかはわからないけど、
両親も潮時だと判断したのだろう。
もし私がお休みしていなければ、起きなかった出来事だったかもしれない。
でも、この出来事は彼にとって悪いことではない気がする。
私はいつも思っていた。
X君のためになっていない、今のこの学校での環境。
そして私の責任ではないことをしている。
それを学校側は見て見ぬふり。
そんな状況に嫌気がさしていたのです。
そして何かが起きた!
それも私がお休みをした日に。
ファスティングによるデトックスは、
私の身体以上に影響があった、と思える出来事でした。
ちょっと複雑ですが、意味のある出来事だと思います。
私はX君のことを忘れないし、
彼が健やかに、必要としているサービスを受けられる環境で教育を受けられることを
心から祈っています。
ちょっと寂しいな。
私の悩みの一つが排毒されたとはいえ。。。。