去年の今日の日記より。
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お友達のおうちに帽子を忘れてきてしまった息子。
昨日も帰りがけに忘れものをして、
取りに戻ったけど、まだ忘れ物があったのです。
息子をたしなめる私に、
”だって楽しすぎて忘れちゃったんだよね~?”
と、次女。
優しいなあ、、、、
と、同時にはっとさせられた。
忘れてきてしまったものは仕方ない。
息子はましてまだ6歳。
そういうこともある。
でも、私の中には
「忘れものをすることはだめなこと」
というものがあるらしく、
また、母が口やかましいタイプで、
私もそういう風に言われるのが常の状態で育って、
無意識にそう言ってしまったことに気づいた。
このような不注意は仕方ない。
別に大したことじゃない。
大きく見たら本当にそう。
小言を言うに値しない。
小言というものがすでに違う。
ただの不満をぶつけているに過ぎない。
小言を言うよりも、諭せばいいのだ。
”まったく、もう。。。。”
というのは、相手に不満をぶつけているだけ。
そのメッセージには愛がない。
”忘れ物をしないように気をつけようね”
と言われたほうが、
どんなに相手が素直に聞けるだろうか。
育児というものは正解がないもので、
いつどんな形でチャレンジを迫られるかもわからない。
はっきり言って思考錯誤の連続だし、
自分が良かれと思ったものが正しいとも限らない。
でも、私は穏やかな人やその感じにものすごく憧れるし、
(自分が熱い家庭出身だからか)
余計な感情のエネルギーを出すこともなければ、
そこにありがちな負のエネルギーも相手にぶつけることもない。
そういうポリシーでいるはずだけど、
それはあくまでも理想であり目標なのであって、
たまにこうやってお小言めいたものが出てしまう自分。
そしてそういう自分に気づいた。
11歳の平和主義のマイペースな宇宙人の娘のおかげで。