君はきらきら星変奏曲の難しさを知っているか?(前編) | frenchdollのブログ

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日々のいろいろ。ちいさな出来事を書いてます。
あ、frenchdollは、ブログ始めた頃に、ピアノのレッスンで習ってた曲の名前です。
けして自分がフランス人形のようだからとか思ってませんよ??

frenchdollは長いので、どうぞフレンチとお呼び下さい♡


このあいだ、ワルツエチュードがほぼ強制終了になった
お話を書きましたが、その後のお話です。


ワルツエチュードが終わるときに、先生から

「次は、どんな曲がやりたいですか?」

って聞かれたので、

「きらきら星変奏曲がやりたいです」

って言ったら、あっさり却下されました・・・。( ̄Д ̄;;

「あの曲は上級者向けだからねー」

という理由で。。

はあ。。
まあ言われるとおり、私のピアノのレベルは決して上級クラスではないのですが。
ただ、きらきら星が、終わりのほうはともかく
始めのほうが上級とも思えないのですが・・。( ̄ー ̄;


終わりのほうも、たとえばショパンなどに比べて和音がオクターブで飛ぶわけでもなく、
休符もほとんど入らないので、リズムが特殊?とも思わないのですが。。
(だから弾かせろ!って言う勇気はありません・・・)


でも、確かに私のまわりの、ピアノ上級者のお方たちが、
ショパンのスケルツォとかレッスンで弾いてるような達者な方たちが、
同時にきらきら星も練習してたりするので、(のだめも弾いてたしね・・・。)
難しい曲なんだろうな・・・
と思ったりもするのですが。。。


なにせ素人の私には、どこが、どのように難しいのかワカラナイヽ(;´Д`)ノのです。

だからこそ、独学ではなくレッスンできちんと
教えて欲しかったのですが、あえなく却下されました。。。゚(T^T)゚。



きらきら星変奏曲の難しさって、どういう所なんだろう??



音楽でわからないことがあると、ひっしー(うちのバンドのドラムさん)に
聞いてみるのがいつものことなので。今回も聞いてみました。

私の質問→きらきら星変奏曲の難しさってどこにあると思いますか?



それに対するひっしーの答え。。。めっちゃ長文でした。
おそれいります。読むの大変です。。
クラシックに興味のない方は、読み飛ばしてください。(笑)


ひっしーの回答。。
 ↓

なかなかいい質問です。
音楽的に難しいことはもちろん。技術的(メカニカル的)にも難しいのだと思います。

 この曲は変奏曲(variation)というカテゴリーです。簡単にいうと一つのテーマを
色々と変奏,つまり様々な変化を加えて展開していくことで,音楽を作ってゆく形式です。
変奏が上手かどうかは作曲する上でソナタ形式なんかでも展開部をどう作ってゆくかという
曲の聴かせどころに直結することなので,そこへ作曲者はあらん限りの技法が詰め込みます。
 
 つまり絵画に例えると,主題が絵の具の色なら,変奏とはどこにどの色を配置して
どのように混ぜて使うかとかの技そのものともいえます(リズムを変えたり,
旋律を反対にしたり関係調で再構成したり・・・大作曲家の人々・・・モーツァルトをはじめ
ベートーヴェン,ブラームスなどみんな変奏曲が得意でした。)。
 特に変奏曲は,主題(一つとは限らない場合もあります)と変奏のみで曲を作るのですから
そこに注がれるアイデアや技法は多彩で,ときに複雑なものさえあります。
 また,素材となる主題からは想像も出来ないような素晴らしい旋律が新たに生まれることも
あります(ラフマニノフのパガニーニの主題による変奏曲の後半の旋律はその一つです。)。



はあ。。そうなんすか。。簡単にいうと・・って書いてあるけど。簡単ですか??
ぱがにーに??
トマトとかはさんであるやつじゃないですよね。。(←それパニーニ)
説明は、さらに続くよ・・・どこまでも。。



 しかし,変奏曲の難しさは,なんといってもテーマの展開をどのように聴かせるかでしょう。
そのためには曲の構造や意味を十分に理解しておく必要があります
(どの音をどういう風に弾くのか)。
 この「きらきら星~」は短いですが,18世紀当時の変奏テクニックがほとんど全て
使用されてるのではないでしょうか。つまりそれぞれの変奏部分に内容があるのだと思います
(技術的にも音楽的にも)。 

 以上の点から先生は,冒頭のテーマくらいは理解できて弾けたとしても全部の変奏全てを
こなすのは時期尚早と考えられたのではないでしょうか。
 つまり,この曲を弾くということは,曲としては短く,メカニカルは一見単純に感じる
かもしれませんが(でもメカニカルも難しいです),濃縮された12曲の練習曲集を
弾くのと本質的に変わらないことなのです。
(耳に心地よい=易しいではないのです。むしろ逆です。)



はああ。なんだか大変なことになっていますね・・・きらきら星。。
もうそろそろ、私の頭の許容範囲超えそうなんですけど。。

だけど、

(耳に心地よい=易しいではないのです。むしろ逆です。)
 ↑
この一文は、4年前にバンド始めた頃より、今のほうが
すごく納得できる一文です。。



そして・・・おおう!∑(゚Д゚) まだまだまだまだ続いてる、解説が。。。
長くなるので、今日のところはここまで。
続きは後日~!

それにしても・・この詳しすぎる解説・・・
咀嚼できなひ・・・かも・・・(´Д`;)




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きらきら星変奏曲・・・前半部分デス。。。