母親の「どうだった?」の問いに、「ダメだった・・・ごく初期の癌が見つかったって。」と答えた私。




本当は、何ともなかったよ~やっぱりこの前の検査は間違いだったみたい!って報告したかった。




「そう・・・」と一言気を落とす母親。こんなはずじゃなかったのにな・・・。






その後、母親が「Y子さんに相談してみようか?」と一言。




Y子さんというのは私の父親の兄の奥さん。Y子さんのお姉さんの息子(つまり甥)が婦人科のお医者さんらしく、詳しいはずなので聞いてみようという話になりました。




母親がY子さんに相談すると、とても心配してくれたようですぐに連絡を取ってくれました。しかも偶然その甥子さんも仕事が休みだったそうで、その日のうちに聞いてくれることに。


そして、母親が買い物中にY子さんからの電話を私が直接取りました。




その甥っ子がいたK大学病院のA先生か、M病院のF先生なら紹介できます、と言ってくれたそうです。




「甥っ子が言うには、その手術は簡単なものだからどこの病院でもできるし変わらないんだって。ただね、脅かすわけじゃないんだけど、もしその手術で切ってみたら浸潤してたってことになってしまうと、やっぱりいい先生のがいいと思うのね。赤ちゃんも産みたいじゃない?子宮の温存って話になると、そういう先生のがいいからって。」




最後にY子さんが「そんなに心配しなくて大丈夫よ?」と言ってくれた一言で、我慢していた気持ちが一気に溢れて来て、親の前では見せなかった涙が出てきました。


Y子さんは数年前に乳がんを患ったことがあり、私もそのことを知っていたので、自分の不安な気持ちを一番わかってくれると思ったのです。






K病院のA先生はその分野では大変有名な方のようですし、教授だし、もっと大変な患者さんが遠いところからもたくさんいらっしゃる中で私が行ったら大袈裟かと思われちゃうかもね・・・という理由から、家族で考えた結果、M病院のF先生に診てもらうことにしました。




Y子さんに生年月日を教えて、甥子さんに伝えてもらい、F先生に連絡していただくことに。


「できれば代わってあげたい・・・」と涙声でY子さんに言っていた母親に、本当に申し訳なく思ってしまいました。。。




9月28日(土)、近所の産婦人科へ行きM病院のF先生宛ての紹介状を書いてもらいました。


M病院の予約は30日(月)に会社の書庫からこっそり電話してその週の木曜日に取りました。




色々考えても、なってしまったものは仕方がない。前向きに行こうと、新たなスタートの気持ちでした。