ピアノも英会話も
本人のやる気が一番大事です!
大人の方は、わざわざ来るくらいなので、やる気のある方は多いですよね。
なかなかお子様は、親が先行しがち。
友達がやってるからやりたい!
みんな習い事してるからやりたい!
子供からはこんな意見も多い。
きっかけはなんでもいいと思います。
でも、何かを継続して、努力してまでやる気持ちを継続できるかは、
やはり本人の意思に左右されます。
なかなかそういう入り込めるモノに出会うことは容易ではありませんが、
それを持てると他のことにも派生していく。
偶然に持てた私にとっての音楽も、
人生の土台や糧を備えてくれました。
親が
"厳しくしてください"
"優しくしてください"と
おっしゃる方がいます。
もちろん、それに沿うこともできますが、
生徒にあう方法を選んでやっていきたいと思っています。
結構どんな世界もそうですが、
最初は、優しい先生がいいと
そのうちやる気のある人は
それでも自分のために辛口なことを言ってくれる指導者に信頼をおき、
時には、自分から
厳しさを求めていく時期もあります。
私も現役時代には、レッスン前にどうして欲しいのか聞かれることもありました。(自分のために必要なものを、自ら求める客観性を育てる)
コンクール前は特に。
" しごいてください"
と、怒られるのは嫌だけど、限界までやる時期は、そうお願いすることもあります。
(言わなくても、どうせしごかれるのだけど、自分から言わせることで、甘えや逃げ場をなくすって意図もあるのだと思います)
その昔は
心がざわついたり、集中できない音を出した時には、ピアノに触らせてもらえなかったことも。
本当に弾けると思えるまで、弾くな!とピアノの前に座らせられて考えさせられたり、
途中で止められて
"もう弾かなくていい!" と怒られて、そこから自分の心と向き合う作業をひたすらやらされたり...
でも、レッスンや練習が厳しいことは悪いことばかりでもない。
私の場合、誰よりも緊張するのが先生のレッスンだったから、
ステージにあがると伸び伸び演奏できましたし、試験もさほど緊張しなかったですね。
もう1人、今もついている音大の先生は、殆ど怒らない。
でも、それは自分の娘に相当スパルタで、それに反省したから生徒には怒らないようにしてるって。
彼女のご主人(亡くなられていますが)は、日本のピアニストを指導された有名な方で、レッスンもとても厳しく、門下生は、レッスン室に入るととても緊張して厳しいレッスンに耐えていたそうです。
その奥様先生が教えている音大受験生。
演奏力はものすごくあるのに、あがりやさんで、試験やステージで、いつもの実力の半分も出せないそう。
こういうの、どうしたらいいのかしらね?って相談されました。
ご主人先生もおっしゃっていましたが、
"本場に強いかどうかも実力のうち"
なのです。
" 私がレッスンで甘やかし過ぎたのかもしれないわ"と、
私の(上記)話をきいて、ぼそっと言っていましたね。
緊張やプレッシャーは、与えられて、慣れて、体得していく要素も多い。
なので、
優しいだけのレッスンが
必ずしも良いのではないのでしょうかね。