営利活動における「有志」と非営利活動における「有志」、同じ「有志」ということばで失敗をしてしまうことがあります。
本来、同じベクトルに向かう「有志」という言葉には、2+3=7にも8にも10にもなるということが含まれるのですが、意識(価値観)の乖離があると2+3=3???、場合によってはマイナス???ということが起こり得ます。
目的と手段が戦略と戦術に落とし込まれているビジネスの世界では比較的少ないのですが、目的はあるが、もしくは手段の話に興じてしまう地域活動で意外に多いのがこの意識(価値観)の乖離です。
この溝を埋めようと思っても簡単に埋まるものではありません。
どこまで目的に向かってお互いが歩み寄って軌道修正ができるかということが重要になります。
少なくとも2+3=6以上にならなけれは「有志」が集まるベネフィットはありません。
組織運営において陥りがちな意識(価値観)共有、これを頭の片隅に置いておくと、「こんなはずではなかったのに・・・」ということになる確率を下げることができます。