相手を尊重せずに信頼関係は成立しない。
自分のことしか考えていない人が増えているが、世の中が何となくうまく回っていない要因の一つがそこにあると感じている。
十人十色、様々な価値観の違いや特徴を認め、それをいかに生かすか?
変化の激しい社会で一人でできることなど限られるのだから、自分色に染めることばかり考えるのではなく、自分がどう動けばいかに相手が引き立つかを考え、実行していくべきだと思う。
一見、不要に見えるものにも、必ず意味がある。
戦国時代の大名で(名前は失念したが)、泣き顔で評判の良くない家臣がいて、そんな家臣は暇をという進言に対し、「様々な人を抱えておくことが良い。何故ならば、葬式にこれほど適任なものはいないではないか」というやり取りがあったとされている。
人の一面しか見ずにその人を判断するものではないということなのだろう。
現在の社会において、一面かつ短期的にしか物事をとらえずに判断を下している人があまりにも多い。
もう少し大局で物事をとらえていかないと足元をすくわれてしまう。
特に物事がうまく回り始めた時が要注意だ。
様々な人、モノ、性格や価値観、特徴をいかに認め合い、尊重しあえるかが、人としての信頼関係を築く上で重要だ。
排除からは何も生まれない。