コーディネーターの重要性 | missingmass

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昨日、とある活動の一環で福島に支援物資輸送のドライバーをやらせていただいた。

細かなレポートは省略するが、避難所ごとに異なるニーズに
国や行政は対応しきれていない。

今回は広域であることと地方行政組織自体が被災していて
人的なリソースも不足していることはあるだろう。

支援物資の集積所には山積みにされた物資が搬出されるのを
ゆっくりと待っている状態にある。
避難所側は一日でも早い物資の到着をまっているのにだ。

災害時の避難所には中間で関係各所と調整支援する
専門のコーディネーターが必要だと感じた。

国や行政(他にもやることがある)、実働部隊(自分達中心で考えてしまう)
ではないコーディネート専門職。

必要だが適した人が少ない。
前に出過ぎず下がり過ぎないバランス感覚と冷静かつ迅速に判断を下す力が
重要なので、そう簡単には全てを満たす人は見つからないが、
少し慣らし運転をすればできる人は必ずいるものだ。

ただ残念なことにそういう方々はボランティア活動などに
興味を持てない、否、興味があっても参加できない
多忙な環境にいる場合が多いようだ。

確かに組織としては重宝したい人材だろう。

人材のミスマッチは会社組織に限らず起こっている。

真面目にコーディネーター育成を進めるると同時に、
既に能力のある人達には何かしらの手立てを昂じて
興味のある人が活動に参加しやすい環境整備を進めてはどうだろうか。

今は国家的な緊急事態でもあり、日本の未来も懸かっている。
今からでも遅くはない。