声を聞いて気づいたの
あなたが疲れていることを
いつものようにたわいのない会話
いつものように相槌をうったり
いつものように笑ってくれて
でも、声の奥底になにか抱え込んでいるあなた
何も話してくれない
本当は、電話なんて嫌いなの
あなたの顔が見えない
何をしているのかわからない
デジタル化した声なんて本当は聞きたくない
ただ、一言。
いつものように
「話せてよかった」
と。
終わりなの?満足なの?
あなたの力になりたいの
目と目を合わせてしっかり話したいの
「また電話するね」
顔を見たい
どんな表情をしているのか
電話を切った後のあなたが知りたい
もし、空を飛べるなら
今すぐにあなたのもとへ飛んでいきたい
涙を流しているのなら
その痛みを共有したい
手を差し伸べたい
目を見て微笑んであげたい