大きな夜空のキャンバスに
見事に煌めく火の花
手を伸ばせば掴めるかのように降ってくる
ひらひらと
はらはらと
大きな花や小さな花が咲き乱れる
光りに照らされたみんなの顔はみんな笑顔で
その目に光を輝かせ上を見上げている
すぅっと引いた光りの後の
ひとときの闇
ひとときの静けさ
黒いキャンバス
次は何が描かれるのかと
わくわくする瞬間
誰かのメッセージが込められた花火が空を舞う
「天国のあなたへ」
一番多かったメッセージ
何処までも高く
想い人のいる場所へ
もっと近く
想いをのせて
咲き乱れろ
「ドン」という音がいっそう胸に響く
天上から地平線まで
溢れんばかりの花が咲く
空から舞い降りる金の光が柳の木のようだった
吸い込まれそうだと思った
ひとときの夢
ひらひらと
はらはらと