囁くもの「遠くて近くにいるよ」と誰かが言ったひとり閑散とした部屋にいた私にひっそりと語りかけるもの「………」空気がひんやり、でもあたたかく感じたあたたかいものが私の中を通りすぎ懐かしさを漂わせる「……」魂を呼ぶような囁きに手を伸ばした声のする方へでもそれはただ、空気をあおぐだけで「側にいるよ」時計の音が再び鳴り始める外を走る車の音が静寂を破った周りを見渡して同じ風景の中でもさっきと違った空気に私は独りじゃないと感じたあなたが側にいてくれる