詩「夢のままでいさせて」 | 詩と食とその他を書く

詩「夢のままでいさせて」

帰りに泣いたよ
泣きたくなんてなかったのに
何も聞きたくない
何も見たくないから
音楽を大きく流したけど
悲しくて哀しくて結局泣いてしまった

何も考えたくないから
意味も分からないような歌を選んだのに
結局私は泣いてしまったんだ

泣きたくないのは泣き顔を見られることじゃなくてそのことを認めてしまうこと

私は今夢を見ているんだ
だから明日は大丈夫だから
もうすぐ醒めるけどせめて
もう少しだけこの優しく残酷な夢に浸からせて


夢は醒めてないよ
だってまだ私は泣いてる
いつまででもここで
夢だからこそずっと
ぬるま湯に浮かびたかったけれど
そろそろ夢は終わりに到着する

もう何も残っていないから
これ以上一歩だって歩けやしないのに
夢もない私はどうすればいいの

いつ醒めるのかとビクビクしている私はどこまで臆病なんでしょう

私は今夢を見ているから
どうかまだ起こさないで欲しい
もうすぐ醒めるけどせめて
もう少しだけこの優しく残酷な夢に浸からせて


願うのはたった一つで充分だからこそ
私は期待をし続けてしまうよ

私はまだ夢の途中だから
まだ夢のままでいたいんだ
もうすぐ醒めるけどせめて
もう少しだけこの優しく残酷な夢に浸からせて