エンタメ小説に、こんなにハマるなんて。
吉田修一の『国宝』
市立図書館から3回目の借り出し。
最初から面白く読めたけれど、繰り返し読むと、気付かなかった事多し。
来春の金曜ロードショーに登場と、賑々しくアナウンスされた。
去年映画を観た時は、女優さんの顔が識別できず、ストーリー転換を見落としてしまったけれど、今度は、家のテレビで楽しめるかな。
この小説には、恩を売るとか、世話をするといったことに心惹かれる。
歌舞伎の世界観だろうね。
だから、親を殺されていても、歌舞伎役者になれたと納得した喜久男が映えるのかな。
私が小説中で気に入ったのは、春江の義父の野田。
息子一豊のひき逃げ事故の身代わりになろうとするのよね。
それまで「なんか用ないですか?」と長崎を離れて、すがって生きる孤独老人の人生が、身に沁みた。




