「僕は何処までも付いていきます!」

あれは平和なお昼時
突如舞い込む招待状
『世界の悪役集まって
世界を掌握しませんか?』

暇持て余した我が上司
「面白そうだ」と呟くと
自慢のハンマー引っさげて
僕らと城を飛び出した

「亜空で世界を切り取って
繋ぎ合わせて新世界
我らに逆らう者たちは
フィギュアにしてしまえ」

「我らの名は…亜空軍だ」

亜空軍
繋がる世界
大きな大きな爆弾
緑のローブを着た人が
悲しそうにそれを見ている



上司と共に此処に来て
幾数日が過ぎ去って
準備が着々進む中
彼らは『足』を欲しがった

狙われたのはハルバード
僕の友達住むお船
それでも彼はためらわず
奴らとそこに向かってく

ホントはこんなガラじゃない
僕にはよく分かってる
どこかで何かがおかしいよ
この集まりは

「…そんなの、分かってる」

悪の王
僕の上司
意地っ張りな自称大王
いたずらばっかりするけれど
ホントは優しい王様で




仮面の騎士と鉢合わせ
思いがけない再会劇
騎士に問い詰められたって
彼は何も答えない

突如光が弾け飛び
騎士のフィギュアが転がって
彼が目をやる亜空間
広がってたのは蝶の翅

全てのパーツが繋がった
違和感が消えたその瞬間
敵の大きさに気付いて
僕は怖かった

「…大丈夫、まだ間に合う」

悪の王
自称大王
怖がる僕を抱き上げて
裏切る覚悟を決めた目で
彼は戦艦から飛び降りる



大きなお山のてっぺんに
城を構えた自称王
『迷惑大王』言われても
ホントは結構国思い

「正義の味方のガラじゃない
だから勝手にやってやる」
一言それだけ呟いて
彼は対策練りだした

ついにその時はやってきた
ファイターたちが大敗し
創造主さえも敗れ去り
世界は切り取られ…

「…まだ、終わりじゃない」

悪の王
そんなの嘘
輝いた3つの光
4つ目の光となって
世界救うため立ち上がる











結構前にニコ動に投下した『悪ノ王』の歌詞です。
言うまでもなく、元ネタはかの有名な『悪ノ娘』
『亜空の使者』をワドルディ視点で自己解釈した内容になってます。
ついでに言うと、大王に何処までもついていくワドルディには、親近感を覚えます。
亜空の主役はデデの旦那だと思ったんだ。

※割とどうでもいい解説※
亜空軍から各世界の『悪役』に召集がかかったんじゃなかろうかと思ったのですが、ガノンとかと比べるとどうにも悪役としての器がちっちゃい旦那は、ピカチュウから電気を搾り取ってるのを見たり、亜空間爆弾の起動方法を知ったり、影虫量産現場を見たりするうちに、どうにも違和感を覚え始めたんじゃなかろうかと。
で、迎えた『ハルバード強奪事件』で、メタナイトと対峙したものの、結局行くことも引くことも出来ずに手をこまねいていたら、亜空間からメタナイト目掛けて照射されたOFF波動を目撃しちゃったんじゃなかろうかと。
そこで黒幕(=タブー)の存在に気付いたので、メタナイトのフィギュアと共にハルバードから飛び降りた。…と。
ちなみにメタのフィギュアは空中で実体化させて放り投げたりとかしたんじゃなかろうか。

とかいろいろ妄想した結果がこれだよ!

ちなみにノベライズ版『悪ノ王』はpixivの方で連載中です。完結予定は未定ですが。