ツイッターで見かけたハッシュタグ「#書店員死亡かるた」(http://togetter.com/li/395509)が面白かったので、自分でもちょっと考えてみた。
結果、死亡ネタばっかりじゃないけど、『あ』から『わ』まで出来たので、書いてみる。
ネタがかぶっている気しかしないけど。


あ:「あの本よ!」 そう言われても 分かりません(むしろ、どう分かれと)
い:岩波の 客注入るが 取りに来ず(買い切りの客注はどきどきもの)
う:売り上げは 上がってないけど 棚が空(レジへダッシュだ!)
え:営業さん 品出ししてるの 気付いてる?(午前中はマジ勘弁)
お:落ちていた 多量のスリップ 発見し(万引き、ドン引き)
か:「刀とか いろいろ出てくる 話なの」(分かるか!)
き:「今日発売」 言われた本は 去年の本(新聞広告に載ってると勘違いされがち)
く:ぐるぐると 巡り巡るよ 買い切り本(大抵、新店舗に『お祝い』と称して伝票付きで送られる)
け:ケータイの シャッター音に 超敏感(それも立派な万引きです……)
こ:五十冊 頼んだはずが 入庫は五(調整入りまーす)
さ:在庫数 何回見ても 数合わず(とりあえず店長に報告)
し:週刊誌 どうして無いのと キレられて(話題になっても配本数は変わらないんだよ!)
す:ストッカー 裏に落ちてた 失くした本(先輩、整頓してから辞めて下さい)
せ:整頓を してるはずだが 片付かない(ストッカーの中は魔窟)
そ:掃除本 片付け本が 散乱し(こんなんだから、片付けられないんだと思う)
た:タイトルを 口に出すのが 恥ずかしい(官能小説はもとより、昨今のラノベも……)
ち:調整を 見越して頼むが 減らされず(どうしよう)
つ:「ついさっき テレビでやってた。見てないの?」(仕事してました)
て:丁寧に 書いたPOPが 没食らい(しばらく書きたくなくなる)
と:問い合わせ 検索かけるが 見つからず(正確なタイトルを言われる方が稀だったり)
な:「何故無いの?」 十年前の 本だしなあ(本は意外にもナマモノなのです)
に:人気作 重版かかるの 翌月か(旬は過ぎるな……)
ぬ:「ぬら孫」に「わたモテ」「カノ嘘」 略すなよ(分かるけどできれば略さずに言って下さい)
ね:「ねぇ、この本 汚れてますよ。 カバー下」(美品コレクターの指摘はミクロレベルになることも)
の:乗り換えの 案内ならば 駅で聞け(駅前の店舗なのでよく聞かれる)
は:ハヤカワの 文庫はなんで 大きいの(カバーのサイズが微妙に合わないんよね)
ひ:「暇そうね」 そんな仕事が あるもんか(なんで書店って「暇そう」なの?)
ふ:付録のね ブランド名を 言われても(雑誌名言って下さい)
へ:返本に 出した翌日 話題作(『映画化決定!』とか言われると泣きたくなる)
ほ:「本屋でしょ!」 そうだよだから 菓子は無い(週に一回くらい来る不思議な問い合わせ)
ま:まとめ買い 全部カバーで レジが混み(自己記録:六十冊)
み:店の隅 ぶちまけられた 缶コーヒー(実話)
む:無になって ひたすらかける シュリンクを(そのうち悟りの境地に達するんじゃないかと思う)
め:面陳は たまに見ないと すぐ乱れ(読んだ本を元の場所に戻してくれればいいだけなのに)
も:もういっぱい 分冊百科で 棚埋まり(ディアゴスティーニとかアシェットとか)
や:やっと来た 注文品だが 売り逃し(次回の配本から目が離せないぜ)
ゆ:有名な ブログの書籍が だだ余り(動向がまったく読めないから困る)
よ:腰痛が もはや持病と 化している(お大事に)
ら:ライバル店 偵察ついでに お片づけ(平台がぐしゃってなってるとむずむずする)
り:理由無く 返品するのは やめてくれ(レシートもお忘れなく)
る:留守電は 不可とあるのに 電話出ず(電話番号が書き損じられていたりすることも)
れ:レジ内で 接客しつつ 付録つけ(雑誌の付録って本屋でつけるんだぜ)
ろ:論争は どこだかよそで やってくれ(棚の前で喧嘩とかされるともうどうしようもない)
わ:ONEPIECE NARUTO BLEACH 発売日(集英社が書店を殺しにかかっているとしか思えない)