その次の次の週には、著者の方と発注者とあたしとで

zoom会議をした。

 

そうです、

本を書くって言っても、あたしはいわゆるゴーストライター。

 

若いころだったらきっと絶対に引き受けなかったと思う。

それどころか、その話を持ってきた人を

「何よバカにして!」

と恨み続けたと思う。

 

あたしがゴーストライターになるなんて

何を書いても何の意味もないじゃない、

惨めになるだけじゃない、と悔しい思いでいっぱいになったと思う。

 

・・・・まあ、できれば今回だって、本の隅っこに「編集協力」程度でも

名前が載ればありがたいんだけど・・・いやいや!

いやもう、あたしなんかが文章を書くことでお金がもらえるなんて

もう光栄ですよ、光栄の至り。

今それ以上望んだらバチが当るって。

 

それにね、そのzoomで、発注者はわたしのことを、

ライターとしてベテランであり社労士としても活躍されているので

今回のプロジェクトにかかわっていただくのに適任と思い・・・

みたいに言ってくれたの!

 

このときほど、社労士になってよかったなあ、って思ったことはなかった。