昨日、「んー、色々、感想はありますが、ネタバレになるので書きません」とブログに書きましたが、よくよく考えてみたら、口コミ命の映画だし、やっぱり感想を書こうかなぁと

カレンダーの時も、いい子にしていたら、結果、よろしくなかったし、、、

こう、なんていうのかな、これまで守ってきたマナーの良い応援の仕方って、『新しい地図』に関しては、上手く当てはまらないのかなぁと思って

私の感想を読んで、『クソ野郎と美しき世界』観に行こうビックリマークと思う人が一人でも増える事を祈ってお願い

ネタバレしまくっちゃいますので、嫌な方は読まないでくださいねニコニコ

長いですあせるあせるあせる

 

--EPISODE.01 ピアニストを撃つな!--

誰かに恋をして「愛してる」と思った感情だけ擬人化して映像にした作品だと思いました

ゴローは、愛される人(フジコに恋もしますが)

フジコは、愛したり、愛されたりする人

大門は、愛する人(ジョーにとっても慕われていますが)

結局、恋とか愛とかって、この3種類の登場人物に集約されるのではないでしょうかはてなマーク

それは、男女の愛はもちろん、アイドルとファンの関係にも、ペットと飼い主の関係にも、親と子の関係にも当てはめる事ができます

そして、ここからはファンの感想です
ゴローがSMAP星または新しい地図、フジコがファン、大門がJ事務所、ジョーが芸能マスコミ、そう思って作品を観てみると秀逸ですニコニコ
ゴローにフジコが恋をしたように、ファンはSMAP星に恋をして、
ゴローにフジコが花火を渡したように、ファンはSMAP星に愛を伝えて、
ゴローがフジコを思って花火をあげたように、新しい地図サイトがファンの思いに答え立ち上がり、フジコが「愛してるドキドキ」と走り出したように、ファンは新しい地図サイトに集まりました
走り出したフジコをジョー他手下を使って大門が追いかけるように、J事務所は芸能マスコミを駆使してファンが新しい地図に賛同しないように画策し(大門が寝ている間に手下がフジコを追いかけるあたりも、芸能マスコミがJ事務所に忖度して動いている感じがして笑えます)、
ゴローとフジコはあっさりつかまったように、新しい地図とファンはJ事務所と芸能マスコミに包囲され、
それでもゴローとフジコは求め合ったように、それでも新しい地図とファンは離れようとはせず、
最後、ゴローの5本の指が1本ずつ、大門の命令でジョーによって打ち砕かれたように、SMAP星5人はJ事務所の意向で芸能マスコミに1人ずつ下げ記事攻撃を受けます
本当に、こんなメタファーだったら、ちょっと凄いキョロキョロ
でもね、こんな風にみえちゃったんです口笛

 

--EPISODE.02 慎吾ちゃんと歌喰いの巻--

この作品は、香取さん自身が、「僕の思いがそのまま映像化されるみたいな」と言うような事を、様々な媒体で発信してらっしゃるので、そんな風に受け止めてよい作品だと思います
でも、だとしたら、ファンにはちょっと辛い、物語ですね
この作品では、慎吾ちゃんが香取さん、歌食いがJ事務所のメタファーですね
作中で、歌喰いに歌を喰われた人たちが、歌を忘れたではなく、歌がなくなったと表現しているところが切ないです
慎吾ちゃんが歌喰いに歌を喰われたシーンで慎吾ちゃんが歌い始める歌が「あ」「き」「せ」で始まる歌だというところで、ファンとしては胸がつまります(皆さんは、何を想像しましたかはてなマーク私は「あの頃僕たちは音譜」「君を守るため音譜」「世界に一つだけの花音譜」が脳裏をよぎりました シングル売上げ上位3曲のサビですねニコニコ
個人的に、もっと切なかったのが、歌喰いに子守歌をせがまれ慎吾ちゃんが歌うと、その子守歌すら歌喰いに喰われてしまうシーンです
慎吾ちゃんが歌喰いを見て「そりゃ喰うよね」(左矢印セリフは正確ではありません)と言うシーンが、目覚めると絵まで喰われているシーンが、今まで持っていたものを全て取り上げていくJ事務所に香取さんが諦念した表情で「そりゃ取り上げるよね」と言っているようで、本当に何もかも取り上げられていったようで、言葉を失います、、
でも、その先、慎吾ちゃんは、歌を絵を取り戻す方法を見つけ、動き出しますニコニコそれは、今の香取さんの姿なのかなぁ

 

--EPISODE.03 光へ、航る--

太田さんが「シュールなものはあまり作れないたちなので」と、シノプシスをリアルな話に書き直したとのこと
その言葉通り、EPISODE01や02と比べると、物語がずっと現実的で、純粋に短編映画として楽しめます
発表当初から、尾野さん、草彅さんの出演だから、きっと面白いに違いないビックリマークと期待MAXで、すごく、ハードルが上がっていたのにもかかわらず、更にその上をいく、素敵な作品でした
短編らしく、あちこちに無茶なところは見受けられますが、このまま、2時間の作品に話を膨らませれば、無茶なところもなくなり本当に良い映画になりそうです
太田さんが凄いのか、尾野さん、草彅さんが凄いのかよくわかりませんが、子供を思う母、妻を思う夫、なんだかんだ夫に頼る妻、子供を思う父、そんなこんながとても心に残りました
クランクイン時のインタビューで太田さんが「これから撮るシーンもあそこに向かうのだったら撮れるという手ごたえがあります」と話していらしたラストシーンは、本当にきれいなシーンで、太田さんにまんまとやられた感じです

そして、ここからはファンの感想です

亡くなった息子、航はSMAP星、右手は2とっぷ、裕子はファン、そして、オサムは草彅さん(と稲垣さんと香取さん)のように感じました

裕子はずっと航を忘れられなくて、航の右手に会いたくて、SMAP星が忘れられない2トップを探し続けているファンそのものだと思いました

そんな裕子に不器用に寄り添うオサムは、今も心に整理がつけられずにいる私達ファンに寄り添ってくれる草彅さん(と稲垣さんと香取さん)のようです

そう思ってみると、ラストに近い沖縄の海のシーンは、ちょっとやるせない気持ちです

光の体についた航の右手を愛おしく触り光を抱きしめる裕子を優しく引き離すオサムは、2トップを恋しく思うファンを優しく2人から引き離して2人にはもう違う生き方があるとファンに言っているようでした

そして、光にボールをぶつけられ砂浜に倒れこむオサムは、お兄さんな2トップに愛情深くやり込められる生意気な下3人草彅さん(と稲垣さんと香取さん)のように見えました

いずれにしても、ラストシーンでそこに航はいないけど裕子とオサムがキャッチボールする姿が、そこにもうSMAP星はいないけど2トップは他の場所で活躍していて、草彅さん(と稲垣さんと香取さん)がファンと優しい時を過ごしているそんな風に見えて、、、

 

--EPISODE.04 新しい詩--

CLUB KUSO UNIVERSEは、夢の美しい世界ですね
ゴローの指は実は打ち砕かれていなくて、フジコとラブラブドキドキしています
そこには、カッコイイことを言ってくれちゃう、大門もいます
J事務所が大門のようなカッコイイことを言ってくれちゃうと最高なんだけどなぁニコニコ
そして、大門に絶対服従のようでとぼけているジョー、J事務所に絶対服従のようでとぼけている芸能マスコミがいてくれるといいのになぁニコニコ

慎吾ちゃんは、歌喰いにキャンディーを舐めさせ、歌って踊ります
慎吾ちゃんが歌う歌は「あ」「き」「せ」で始まる歌じゃないけど、慎吾ちゃんが楽し気に歌い踊る姿は、寂しいけど嬉しいです

オサムの小指、、、会社(はてなマーク)を辞めるため詰めた小指に、EPISODE.03で光に一目ぼれして誘拐していた健太郎から分捕った小指をつけてるよね
しかも、その小指を、そろそろ健太郎に返そうかなぁって、、、わかりませーんキョロキョロ

でもまぁ、結局、いろんな人がいて、色々あって、みんなクソ野郎だけど、楽しく愉快にやって行こうぜクラッカーって事なのかなぁ

明日、旦那と一緒に2回目観に行くので、じっくりと鑑賞して、考えてみます