シングルモルトを約40種類ブレンドしているといいます。
実際に40種類ものウイスキーをブレンドするなんて私だったら気が遠くなり、ついさっき確かめた匂いも途端に消え失せそうですが、やぱりブレンダーというプロの方々はすごいです。

つい先日バーで、ウイスキーの熟成年数×2が人間の歳と同じなんだって、と近くにいた人が言っていて、傍らにはバランタイン17年がありました。

なぬ?×2?
じゃあのバランタイン17年は、人間でいう34歳と同じってこと?

私はそれを小耳にはさむと、もはや人ごとではありませんでした。
なぜって、以前バランタイン17年をいただいた時、それはそれは芳香で奥深い味わいが口の中に優しく広がり、上質で品があってなんて魅力的な液体なんだろう…と感無量だったことを思い出したのです。

もしこのバランタイン17年がちょうど自らとダブルというならば、あの恨めしいくらい醸し出される芳醇さはいったい何?!
そりゃ世間的にはもう充分大人な歳ですよ。
だけど未だに幼い精神年齢と少ないながらの経験さえいかしきれてないような我が身。
浅はかな言動に常に心配と後悔の日々の人間・私。
この差のありすぎる憎い現実って、いったい何?!

ねえどうしたらそんなに自信のある魅力的な女になれたっていうの?
ねえ教えてくれてもいいでしょ?
ねえってば・・・

嫉妬心から、ウイスキー相手に咎めてみたりします。
妄想です。一人遊びです。

だって知ってるんです。
私の家の台所には、常備ウイスキーのバランタインファイネスト。
バランタインの中でもスタンダード品。
自分で買ったんですから、知らない訳ありません。
これはこれで決して悪くない、安くて、普通に美味しい。
そしてバランタインファイネストはいとも簡単に飲み干され、やすやすと私に征服されるのです。

そしてわかってるんです。
バランタインにも12年、17年、21年、30年というラインナップがあるように、私にも年相応の挑戦と感動の場があるということを。

このまま甘んじてられない。負けらんない。
常にいい酒と対等でいられる女でいたいと、つくづく思わされたのです。