友人が出張でスロヴァキアに立ち寄ったとのこと。
お土産に、ベヘロフカ(Becherovka)というチェコの薬草酒をいただきました。
ウォッカをベースとし、20種類の薬草、香辛料、天然水を原料とした地酒です。




始めの一口は、衝撃でした。

水飴のような瑞々しい甘さを感じた後、すぐに強烈に、龍角散か葛根湯かのような激しい苦みがやってきたのです。
あまりにも飴とムチの度合いが激しく、一瞬ひるみます。


『なんて強烈な個性、、、どう接していいのか、、、』

その後、東京で唯一というチェコ料理店に偵察に行ったのですが、本場の飲み方も、甘みのあるトニックウォーターで割って、あえてベヘロフカの本来の苦みを引き立たせるというのです。(あんこを甘くするのに一つまみの塩を入れる原理)


こんなに強烈な苦みなのに、みんな平気なの?!
こんなにニガいのに、、、
それにしてもなんだってこんなにニガいのか。
ううん、やっぱりニガい、ニガすぎるって。

一口、また一口と味を確かめては苦みを再確認していくうちに。
恐ろしいことに、一口、もう一口とその苦み成分を自分の体内に取り込みたくなっていることに気づいたのです。

...... ヤダッ。 私、もしかして 、ハマってる?!


そのチェコ料理店にて、急にこわばります。

はたまた、突然目の前に現れた素性の知れない危険な男を、恐れながらももっと知りたくなってしまうように。
そして、知れば知るほどそのワイルドな魅力に惹かれていってしまうように。

こうやって皆、個性的なベヘロフカの虜(とりこ)になっていくという図式。


秋の夜長、この際忙しくなる前に、こういうタイプに思う存分ハマってしまうのも悪くないかも...... 

抜け出せなかったらごめんなさい。
ほくそ笑みながら、もう一口。

ベヘロフカと共に、暫くチェコを散策してこようかと思います。