友人と、barにキープしているボトルがあります。

ストラスアイラ(STRATHISLA)12年。
スコットランドのスペイサイド地区のシングルモルトウイスキー。



シロップのようなリッチでなめらかな舌触りと、ベリーのような華やかな香り、そしてリンゴのような甘酸っぱさがパッと広がる、なんとも贅沢な味わいで、女子にもオススメの一品です。


これをいつも、私と彼女はまずはストレートでちびりちびりとやり、途中ロックやソーダ割りにしてみたり、またストレートに戻ってみたりなどなど、長いことカウンターに居座り、楽しみます。

その時の話題はもっぱら、“今後の人生、考えちゃう”的なこと。


「やりたいこと、やっていきたいよね」
「それが出来たらホントいいよね」
「でも、自分のホントにやりたいことって一体何なんだろうね」
「それ謎だよ」
「ほんと謎だよ」
「やりたいことやるのがいいのか、出来ることをやるのがいいのかどっちかね」
「やりたいことやる方がよくね?」
「てか考えてばっかで行動できてなくね?」
「だよね。どうすればいいかちょっと真剣に考えなきゃ。。。」
「うん、ほんと考えなきゃ。。。。」


書いてみると如実にわかる、くだらなさ。
でも本人たちはいつもかなり真剣です。
こんな会話が毎回繰り広げられる時間。
もはや、堂々巡り目眩まし。危うくドグラマグラの世界です。

結局答えの出ぬまま店を出てお互い帰路に向かい、そしてまた確実にあのbarで、ストラスアイラを片手に同じ討論を繰り返すであろう、三十路超えの女2人、、、


彼女とストラスアイラと私。
もはやオリジナルで一曲作ったろうかと思わされます。

なんだかんだ、彼女とストラスアイラとそのbarに、癒されている私がいるのです。