バーでは、旬なものを旬な時に味わうことに当たり前にこだわっています。
先日から夏の定番カクテル「モヒート」を始めました。
といっても人気のカクテルゆえ、これまでの寒い季節でも注文するお客サマも多々いたわけで、そういう方には
「すみませんー、今はミントが時期じゃないのでやってないんですよ~」
と、その都度説明しておりました。
言ってしまえば季節に関係なくどんなものも大概お金を出せば手に入るこのご時世、中には
「え~?!こないだ行った有名な○○のバーはモヒートやってたけど!」とつっかかってくる方も。
すると間髪入れずうちのマスター、
「季節感ないんじゃないですか?そこのバー」
と、笑いながらスパッと切っていたりしたものです。
モヒート。
グラスにライムと砂糖を入れ、ミントの葉を入れる。
ミントをスプーンや小さなすりこぎなどで潰し、ラム、氷、ソーダを入れて混ぜる。
フレッシュミントのさわやかな香りが清々しい、暑い季節の有名なカクテル。
私は以前、そのカクテルの発祥地、キューバに仕事で滞在したことがありました。
観光客向けの豪華ホテルから数分歩くとそこには、だだっ広いだけで商品のほとんど陳列してない寂しいスーパー、裏に入るとよもやヤバい廃墟の数々、その隣のあわやくずれんばかりの石造りの家には黒人の人々が暮らしていて、、、
でも、全然そこには陰な空気はなかったのです。
間違いなく、街も人も、ヌケていた!明るかったのです。
お子たちは廃墟でキャッキャと跳ね回って遊び、土埃の中たくさんの洗濯物が堂々と干され、開けっ放しの窓からはカラっとした陽気なラテンミュージックが軽快に流れる。夜はパブに現地のオヤジたちが集い、歌ってみたり、肩を組んで踊ってみたり、勝手気ままな大盛り上がり。
あの日まざまざと見せつけられたのです。
これが噂のラテン気質!
これはもう、この刺すような太陽の光と一点の濁りのない青くて広~い空、この素晴らしい気候の賜物なんだと。
だから、こういう国で生まれたカクテルである以上、その‘陽’の要素は、暑い夏に発揮するんです。
「モヒートください!」と誰かが言うと
「私もモヒート!」「私も!」とつられ、グラスにワッサと入れられたミントの葉をストローなどで豪快に潰しながらみんなでクイクイいただく。そのワイルド且つさわやかなモヒートのおかげでまるで自分がラテンな人ではないかという軽い錯覚を起こすのもアリなんです。そうやってどんどん楽しみが連鎖していける、モヒートとこれからの季節。
結局私は、キューバで文豪ヘミングウェイも足しげく通ったというレストランバーに行ったにも関わらず、そこの看板メニューであった本場のモヒートをまんまと飲み損ね、帰国。
その時よりも、色んな意味で旬をつかみとれる勘が磨かれていることを信じつつ、、、
夏が、はじまります。
先日から夏の定番カクテル「モヒート」を始めました。
といっても人気のカクテルゆえ、これまでの寒い季節でも注文するお客サマも多々いたわけで、そういう方には
「すみませんー、今はミントが時期じゃないのでやってないんですよ~」
と、その都度説明しておりました。
言ってしまえば季節に関係なくどんなものも大概お金を出せば手に入るこのご時世、中には
「え~?!こないだ行った有名な○○のバーはモヒートやってたけど!」とつっかかってくる方も。
すると間髪入れずうちのマスター、
「季節感ないんじゃないですか?そこのバー」
と、笑いながらスパッと切っていたりしたものです。
モヒート。
グラスにライムと砂糖を入れ、ミントの葉を入れる。
ミントをスプーンや小さなすりこぎなどで潰し、ラム、氷、ソーダを入れて混ぜる。
フレッシュミントのさわやかな香りが清々しい、暑い季節の有名なカクテル。
私は以前、そのカクテルの発祥地、キューバに仕事で滞在したことがありました。
観光客向けの豪華ホテルから数分歩くとそこには、だだっ広いだけで商品のほとんど陳列してない寂しいスーパー、裏に入るとよもやヤバい廃墟の数々、その隣のあわやくずれんばかりの石造りの家には黒人の人々が暮らしていて、、、
でも、全然そこには陰な空気はなかったのです。
間違いなく、街も人も、ヌケていた!明るかったのです。
お子たちは廃墟でキャッキャと跳ね回って遊び、土埃の中たくさんの洗濯物が堂々と干され、開けっ放しの窓からはカラっとした陽気なラテンミュージックが軽快に流れる。夜はパブに現地のオヤジたちが集い、歌ってみたり、肩を組んで踊ってみたり、勝手気ままな大盛り上がり。
あの日まざまざと見せつけられたのです。
これが噂のラテン気質!
これはもう、この刺すような太陽の光と一点の濁りのない青くて広~い空、この素晴らしい気候の賜物なんだと。
だから、こういう国で生まれたカクテルである以上、その‘陽’の要素は、暑い夏に発揮するんです。
「モヒートください!」と誰かが言うと
「私もモヒート!」「私も!」とつられ、グラスにワッサと入れられたミントの葉をストローなどで豪快に潰しながらみんなでクイクイいただく。そのワイルド且つさわやかなモヒートのおかげでまるで自分がラテンな人ではないかという軽い錯覚を起こすのもアリなんです。そうやってどんどん楽しみが連鎖していける、モヒートとこれからの季節。
結局私は、キューバで文豪ヘミングウェイも足しげく通ったというレストランバーに行ったにも関わらず、そこの看板メニューであった本場のモヒートをまんまと飲み損ね、帰国。
その時よりも、色んな意味で旬をつかみとれる勘が磨かれていることを信じつつ、、、
夏が、はじまります。