この時期に海に行くと


そのままさらってくれと思う自分がいる


自分の中のそんな衝動的な気持ちに


いつも小さな蓋をする


波際には朽ち果てた流木と


コカコーラの空き缶


貝殻


ここまで歩いた足跡は


波がいとも簡単に消してしまう


それで良いのだと思った


時間と愛は


永遠ではないよね?



少なくとも僕の中の


時間と愛は


永遠ではない


いつかは消えてしまうもの


消耗品


心も体も


消耗していくもの


だから


消耗しきる前に


全てをさらってくれと思うんだ


でも


また小さな蓋をする



この季節に海なんかに来るもんじゃないね


良い事なんか浮かびやしないから