彼女の頬を伝う涙が一粒ニ粒床に落ちた

結露したガラスの水滴が伝い落ちるその音すらも聞こえてしまいそうな静寂がそこにはあった

彼女の唇は何かを押し殺す様に閉じたまま

夜と言う闇に掴まれてしまった時に全ては意味を見失ってしまう

彼女の事を抱きしめてしまえばきっと何かが弾けてしまう

答えを出さないままだときっと壊れてしまう

どちらも終わりを目指して歩く一本道だろう

湿った空気と渇いた心がひとつの部屋の中にいる

夜は人を癒してはくれない

寂しさを煽るだけ