笑いは言葉

の壁も越える


亡くなった志村けんさんの偉大さを感じることがあったので、ここに記すことにする。


拙は実のところまったくの志村シンパでない。むしろ、アンチな捉え方をしている。


巷の志村ロスにはまったく同調せず、ただ暇つぶしに流がしておく、適当なテレビ番組が減ってしまうか、程度の喪失感しかない、というのが正直なところだ。


だが、38日にテレ朝で放映された"天空のヒマラヤ部族~"のある短いシーンが、ふと思い出された。


恐らくネパールの子どもだろうか?仲の良い姉(67歳?)妹(5歳?)が、志村けんの「アイーン」を真似して、楽しんでいる様子が流れていた。その相手をしているのが、ナスDと呼ばれる番組ディレクターで、過酷なヒマラヤの秘境の村への行程に同行している。



ほとんど言葉が伝わらない、その姉妹と単に仲良くなりたくて、彼は咄嗟にアイーンを思い出しただけのことかもしれない。

日本の同じ年頃の子供なら誰でも知っているギャグだが、この子たちは無論、志村けんもアイーンも知らないだろう。しかし、まるで最新のゲーム機でも与えられたかのように、この面白げなポーズとアイーンの不思議な発音を、すぐ遊びに取り入れて夢中になっていた。まるで魔法のアイテムだ。


当の志村けんも、事前に緻密な計算をして「アイーン」を生み出したわけではないだろう。むしろ、何かの時、思わず飛び出したというような代物なのかもしれない。


でも笑いは、こんなにもアッサリと言葉の壁を越えてしまうものなのかと、「アイーン」の偉大さを感じさせる瞬間だった。


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