家族やパートナー、知人友人との関係性を、
良くすための必要な要素があります。
それは....
相手を『受容』してあげることです。
受容とは、相手の考え方、価値観、思考、感情、行動、過ち(罪)、失敗、人格、存在を受け容れることです。
その受容する力というのは、
いつか飛んできて、急にできるようなものではなく、
日々意識して鍛錬する必要があります。
努力もせずに、
何でも分かり合える素敵な仲間やパートナーが、
いつか現れると思っている人達がいます。
それは学校や職場など、時間を共に共有する環境があり、かつ価値観や考え方が合う人がたまたまいたという、偶然生の条件化のもとで起こることはあります。
しかし、日本は村八分の同調圧力で空気を読まないといけない環境下にあり、人と違うことをしたら批判されたりします。
周りがしていないような、自分が一番やりたいことは否定されやすく、みんながやっていて認知があるこをしていたら、許可される傾向にあります。
そんな自分の表現をさらけ出せない中で、
なおさら深い関係の友達をつくるのは、
困難にあたります。
それなのに大抵の社会状況では、
営業成績や、訳の分からない基準で、
評価されます。
もちろん社会で生きのびていくためには、
条件付きの中で成果を出していく、
競争力を身につけるのは、
大切なことの一つです。
ただそればかりだと、
人との関係性や場がギスギスしてしまい、
心も体も疲労してしまいます。
それではいつまでたっても、
心の通じ合う友達や仲間などできません。
ですので競争力を身につけると同時に、
自分を癒すことも必要です。
そのためにもまず、
誰よりも最初に自分を受容してあげることです。
次に相手を受容してあげることが、
人と人との関係性を良くする、
スムーズな流れだと私は考えています。
そして自分も周りも受容することができたら、
次にすることがあります。
それは...
『傾聴』することです。
「聴」の「十四」という字は、
簡略してあり、
元々は「直」という字だそうです。
ですので傾聴とは、
『素直な心で、心の声に耳を傾ける』
ということになります。
ここでいう心の声というのは、表面的な声ではなく、深い心の声です。
例えば、
表面的なことから、
深い心理にたどっていくと、
『周りと仲良くしなければ』
↓
『でも本当はあの人は苦手だ』
↓
『だけど合わせなければ浮いてしまうかもしれない』
↓
『嫌われたらどうしよう』
↓
『孤独は怖い』
↓
『自然の自分らしくいれる本当の繋がりが欲しい』
↓
『自分のことをわかって欲しい、認めてほしい』
↓
『そういえば自分で自分をわかってあげてない、認めていない』
ということに気づいたら、
自分で自分をわかってあげて、
認めてあげる努力をすることです。
そしてそれを日々習慣にしていると、
周りの評価や目が気にならなくなったり、
明るくなったねと周りに言われたり、
心に余裕ができてくるようになったりしてきます。
そうなると、自分も楽になったので、今度は相手のことも、受容し傾聴してあげたくなります。
それを続けて相手の考えや心を受容し、
観察していると、
人は皆違うんだなということに気づきます。
『周りと一緒でなければいけない』
『合わせなければ』
『違ってはいけない』
というのはただの幻想であり、
同じような思考や考え方や価値観の人はいなく、
違って当たり前なのだということもわかってきます。
これが俗にいう多様性を認めるということにも、
繋がってきます。
そうなると、
相手のことを受容し、傾聴し、違いを認めてくれるあなたは、
あなたの周りの人にとって、
とても癒しを与えてくれ、安心感を与えてくれる大切な存在になります。
ただ何度も言いますが、
①自分を受け容れる努力
↓
②自分を傾聴する努力
↓
③相手を受け容れる努力
↓
④相手を傾聴する努力
↓
⑤相手の違いを認める努力
が必要です。
良い習慣は中々習慣化するのには、
時間と努力がかかりますが、
身に付いたら人格を形成するものになります。
急にできるものではなく、
一つ一つの積み重ねの結晶です。
確実に心が鍛えられ、
心が豊かになるものでもあります。
そうなると世界の見え方が変わります
ぜひ身につけてみてください。
自分はできると必ず信じて。